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転生したら明治時代だった  作者: マヨネーズ
4/12

~大丈夫~


 砂利道の中静かに歩き、芹沢のいる部屋まで来た。

 部屋の中は暗く静かだ。

 沖田は唾をごくりと飲み、左之助が戸を開けた。


 「思ったより遅かったな」


 「!?」


 「どうした、そんなに驚いて。あん? この俺を殺すのにお前ら二人か?」


 芹沢は壁に背中を付け、左之助、沖田を威圧する。

 そのそばに、新見と平山が控えていた。


 「なんだよ、俺たちがここに来ることを知ってたのかよ」


 芹沢に槍を向けながら左之助が言う。


 「左之兄ィの声がでかかったんだよ、もー!」


 「お前らからは匂いがしたからな。殺しの匂いがきついんだよ。人、殺したこと無いのか?」


 「あるに決まってんだろ! お前も俺に殺されるんだよ!」


 そう言って左之助が芹沢に切りかかる。

 華麗にそれをかわす芹沢。


 「お前の槍じゃ俺は殺せない」


 「なら、こっちはどうですか」


 かわした芹沢の背中に切りかかる沖田。

 だが、芹沢の蹴りが沖田の腹に入り、吹っ飛ぶ。

 飛んだ先には新見がいた。


 「さあ、君の相手は私だ」


 新見は、鞘から刀を出しながら言う。


 「総司! 大丈夫か!」


 「こっちは問題ないです」


 沖田は腹を抑えながら、なんとか声を出した。


 「お前は人の心配をしている場合か?」


 右手で持った刀を、左上から右下に向けて切りかかる芹沢。

 それを何とか受け止める左之助。


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