学校
土日に書いてるので、平日はスロー更新になります。
あと設定とか結構考えてるんですが、出さないように行きたいです。
今日は学校に行く。
正直昨日領都に着いたとこだし、ダラダラしてたいんだが……。
まぁ母さまがそんなこと許すはずもなく。
ちなみに学校は5〜10歳が通う幼年学校だ。
その後成績優秀で金のあるやつは、王都にある高等学校に通うらしい。
しかし、学校かぁ……。
学校ねぇ……。
前世ではあまりいい思い出はない。
正直アホのオタクであった俺は友達は多かったものの、学校は嫌いだった。
友達自体は幅広く、同類からヤンキー、スポーツマンまで仲良しだったのだが、それは周りがいい奴らばっかりだったからだろう。
イジメも見たことないし。
ではなぜ学校が嫌いだったかというと、それは……。
めんどくさいからだ!
毎朝起きて、同じところに行き、同じような事をする。
頭おかしいんか!
ちなみに社会に出てからも我慢してなんとか働いていた。
しかしここは異世界。
ダラダラできると思ってたのに……。
とか考えている間に教室に着いた。
あれ?先生の名前なんだっけ?
「どうも、キンタです。よろしくお願いします。」
7人しかいねぇ…。
辺境とはいえ、領都なのに。
まぁ農家の子は学校行かない子も多いらしいし、こんなもんなのかな?
さて一通り学友の歓迎に会い、授業に入る。
日本とさほどかわらんな。
ということは当分俺つえーだわ。
5歳児相手に俺つえーしても虚しいだけだけど。
午前中で授業は終わり。
午後は実技だ。
体力系では俺つえー!
魔法はポンコツだった。
てか魔法すげー!
かっこいいー!
俺はできないんだよなぁ。
つまんね……。
まぁいっか。
放課後はマイケル、ポールの2人と遊ぶ約束をした。
マイケルは男前になるだろうなぁって顔立ちのアクティブタイプ。
父は騎士で、将来は自分も騎士になりたいらしい。
ポールはデブの優男系。
商人の息子で、父を継ぎたいと言っていた。
放課後はいつも2人でトレーニングしたり、魔法の練習したり、売れそうな物を考えているらしい。
もちろん話を聞く限り子供レベルだが。
可愛い。
「で、今日は何するー?」
マイケルの家の庭に集まって、開口一番マイケルが聞く。
「俺は領都に来たところだから、色々みて回りたい!」
「そうだよねー。キンタくん昨日ここに着いたところなんでしょ?記憶もないみたいだし、大変だねー。」
「そうそう!だから常識が知りたいんだよ!」
「常識っていわれてもな。」
「あー、みんなが普段どんな事をして生活してるかが知りたい!」
「じゃあ今日はみんなで領都探検しよっかー。」
「おう!」
こうして、領都内をみてまわる。
レンガ造りの家が多く、街の防壁もしっかりしてるみたいだ。
商店なんかも集まってて、見たことないものが所狭しと並んでいる。
食べ物は結構見たことあるのが多いなぁ。
じゃがいも、とまと、大根、人参。
味はわからないから、一回食べてみたいな。
その時、城壁の方で爆音が響いた。
「魔獣がでたぞー!!みんな避難しろー!!」
兵士の人が駆け回り避難を促す。
魔獣……?
なにそれ、そんなんくんの?