2階層
やっぱダンジョン編は筆が進みません。
遅れました。
扉をくぐり、また下り坂を降る。
少しすると、目の前には爽やかな草原が広がってきた。
ダンジョンまじすごい。
しっかり太陽みたいなのもあるし…、どうなってんだこれ。
グリー○アイランドみたいな仕組みだろうか?
また神のおじいちゃん出てきたら聞いてみよう。
「地図を見る限り、まっすぐ進むだけのようですね。」
ポタラさんが教えてくれた。
「確認してみる!」
俺はそう言うと、その場で高めにジャンプ。
そして先を凝視した。
……確かにまっすぐ先にボス扉っぽいのがあるな。
しかし遠い。
今回はショトカさせてくれないみたいだ。
まっすぐぶん殴りながら進むのも、前の冒険者巻き込みそうだしなぁ。
正攻法で行くしかないか……。
「ポタラさん、正攻法で行くしかなさそうです。」
「ですね。頑張って下さい。」
♢ ♦︎ ♢
「おらぁ!」
「ぐるるぅ!」
「たー!」
「きゅーん!」
予定通り俺が突っ込み、リリアが撹乱し、マリナとくぅが仕留めるスタイルでダンジョンを進む。
出てくる敵はほとんどゴブリンの集団と、たまにオークの集団。
オークを初めて見て、マリナの身に危険が!?と思ったんだが、特に大した反応はなかった。
ちょっと残念である。
そんなこんなでサクサク進み、あっと言う間にボス部屋前。
今回は結構な行列ができている。
待ちが長そうだな……。
「リリア、暇だし合体技でも考えよっか。」
「ぐるるぅ!」
とは言ったものの何も思いつかない。
俺が全力でリリアぶん投げるとか?
「うーむ……。」
俺が悩んでいるとポタラさんが声をかけてきた。
「リリアはキンタくんの契約精霊獣なんですよね?であれば精霊憑依が可能なのでは?」
精霊憑依!?
なにそれ素敵…!
「ポタラさん!それどーやるの!?」
「私は精霊と契約していないのでなんとも……。1度だけ精霊術師の方が使っているのを見たことがありますが、精霊を纏っているような感じでしたねぇ。」
ふむ。
気合いでやれってことね。
「よっしゃリリア!やってみようぜ!」
「くぅーん!!」
俺はなるべくリリアと一体になるイメージをして目を閉じる。
……お?
リリアと契約した時以上の繋がりを感じる気がする……。
「行くぞリリア!精霊憑依!」
「ガルルルッ!」
するとリリアが光の粒子となって俺を包み込む。
光が治るとそこには……!
くまさんパジャマを着た俺が!
f○ck!!
ちくしょう!
なんでそーなるかなー。
もっとさーあるじゃん?
俺としては甲縛式オー○ーソウル的なね?
そーゆーのをイメージしてたよね?
「ぐるるぅ!」
なんかリリアはご機嫌だし。
まぁ成功って事でいいのかな?
周りにいる他の冒険者の方々笑ってるけど。
なんならポタラさんも笑ってるけど。
「わー!キンタくんかわいい!いいな!いいな!」
「きゅーん!!」
マリナとくぅは羨ましがってるな……。
羨ましいか?これ。
かわいいはかわいいんだろうけど。
とりあえず精霊憑依を維持したまま順番を待つ。
疲れたり制限時間とかありそうなもんだが……、今のところなにも感じない。
問題点は絡んでくるマリナがウザいくらいだ。
そして待つこと1時間。
俺たちの順番が回ってきた。
「今回は俺たちがやるからな。」
マリナとくぅに宣言しておく。
「はーい!」
「きゅーん!」
素直でよろしい。
1階の時と同じ見た目の扉を開きボス部屋に入る。
これまた1階と同じ形で黒い靄の中から身長3mくらいのミノタウルスがこんにちはしてきた。
「おっしゃーリリア!やるぞ!」
「ぐるるぅ!」
俺もリリアも気合い充分。
とりあえず熊と言えば!
「ベアクロー!」
俺はそう叫んでミノタウルスに接近し、右腕を下から左上に振り上げた。
……?
見上げるとミノタウルスさんも?顔。
??
失敗か?
そしてミノタウルスさんが攻撃を仕掛けてきた次の瞬間。
ミノタウルスさんはズシャッと音を立てて崩れた。
視線を下げるとそこには斜めに輪切りになったミノタウルスさん。
怖っ!
「キンタくんすごーい!」
グロ耐性のあるうちの姫は大はしゃぎ。
「きゅーん……。」
「素晴らしいですね……。」
くぅとポタラさんはちょっと引いてる。
俺が呆然としていると、ミノタウルスの死体は闇に消えて、宝箱が現れた。
「ぐるるぅ!」
宝箱開けよ!とリリアが言う。
「そうだな。とりあえず精霊憑依解除っと。」
「ぐるぅ。」
くまさんパジャマが光の粒子となり、リリアの姿に戻った。
「ぐるるぅ!」
リリアさん満足気である。
よかったよかった。
「じゃあ宝箱開けまーす!」
みんなが頷き、俺は勢いよく蓋を開いた。
……そこにはナイフが一本。
「ハズレですね。」
ポタラさんの冷静な反応。
マリナリリアくぅは次の扉へさっさと向かっている。
はぁ。
f○ck!(1時間10分ぶり2回目)




