#40 本当の姿
シカと咲夜が初めて出逢った日の事
シカ「これ美味しかったです。」
咲夜「でしょ?美味しいよね、それ。」
シカ「は、はい。」
咲夜「あんた、スープも全部飲んだの!?」
シカ「残すのもったいないので。」
咲夜「塩分過多で病気になるよ?」
シカ「ならないと思います。」
咲夜「その自身なら、もっと元気に言いなよ。」
シカ「あ、すみません。」
咲夜「お腹減ってたから元気ないわけじゃないだね。」
シカ「暗くてすみません。」
咲夜「あぁ、ごめんね?そういうつもりで言ったわけじゃ。」
シカ「は、はい。」
咲夜「あんたこれからどうするの?」
シカ「ど、どうすると言われても。帰る所無いので。」
咲夜「家出かぁ、あんた名前は?」
シカ「え、シカです。」
咲夜「シカね、なんであんたが家出してるか知らないけど。気分が落ち込んでるなら!気分転換しに行こう!」
シカ「へ?」
シカと咲夜は遊園地に来ていた
シカ「なんでぇーーーーーー!」
咲夜「どうだった?ジェットコースター楽しくない?」
シカ「吐きそうです。」
咲夜「あぁ、ごめん。なら次は!」
咲夜「ショッピング!」
シカ「なんですか?この服。」
咲夜「あんたの服、ちょっとボロかったから。」
シカ「あ、そうですか。」
咲夜「これでもダメかぁ。なら!」
そこから咲夜とシカは
映画館、図書館など気分転換出来そうな
場所をまわった
シカ「…」
咲夜「まだ浮かない顔だなぁ。」
ぐぅー
シカの腹がなる
咲夜「うん?なるほどぉお腹減ってたんだなぁ。こいつめ!」
シカ「…」
咲夜「うーん、あっ!あそこにファミレスあるあそこ行こ!」
咲夜はシカの手を引っ張る
カランカラン!
咲夜は席に座りメニューを見る
咲夜「何がいい?」
シカ「だ、大丈夫です。」
咲夜「遠慮しないの!ったく。じゃあ、オムライスで。」
店員「はい、オムライスですね。少々お待ちください。」
オムライスが到着する
シカ「…」
咲夜「食べなよ。」
シカ「…」
シカがオムライスを見つめる
咲夜「ほら、食べろ!」
咲夜がオムライスをスプーンですくい
シカの口に突っ込む
シカ「あぐ!」
咲夜「どう?」
シカが無言でオムライスにがっつく
咲夜「美味しかぁ。」
シカ「はい!」
咲夜「お!元気になった!食べ物だったかぁ。ん?どうした?」
シカが咲夜を見つめていた
シカ「不思議だなと思って。」
咲夜「不思議?なんで?」
シカ「今日会ったばっかりなのにこんなに色々してくれることがです。」
咲夜「なんでって、言われると難しいけど。私、お兄ちゃんがいるんだけど、下が欲しかっなぁって思ってた時期があったからかなぁ。」
シカ「下ですか?」
咲夜「なんか弟ができた感じがしてさ。」
シカ「ありがとうございます。」
咲夜「どうしたの?急に。」
シカ「こんなに人に優しくされた事なくて。」
咲夜「そっか。そういえばあんたっていくつ?」
シカ「覚えてないですけど、多分13とかだったかと。」
咲夜「え、13!?うわぁマジかぁ、私犯罪犯してない?大丈夫かなぁ。」
シカ「?」
咲夜「シカくん!」
シカ「は、はい!」
咲夜「私らは今日から友達ね。」
シカ「いきなりですね。」
咲夜「いいから!友達。わかった?」
シカ「はい、友達です。」
咲夜「友達なら犯罪臭少しは無くなる、よね?」
それから2人は”友達”としてよく遊ぶようになり
帰る場所のないシカを一時的に保護したのであった
そして、現在に至る
咲夜「シカくんどこ行ってたの?心配したよ。」
シカ「すみません、急にいなくなって。」
獅子神「咲夜!居たか?」
咲夜「うん?あ!お兄ちゃん!うん!見つかったよ!」
獅子神「そうかそれはよかっt」
シンク「獅子神さんどうしたの?」
獅子神「こいつは。」
シカ「?」
獅子神「シンクちょっと来い。」
シンク「り、どうしたの?」
獅子神「あいつ覚えてるか?」
シンク「あの子?分からない。」
獅子神「あの宗教じみた場所で会った屍人集団の中に居た奴だよ。」
シンク「あぁ!あんなやつ居た!」
獅子神「やる事は分かるな。咲夜の友達って言われると心が痛てぇが頼むぞ。」
シンク「り!」
獅子神「わりぃ、待たせたな。」
咲夜「あ、帰ってきた。」
獅子神「シンク頼む!」
シンク「り!」
シンクは咲夜の背後に周り
咲夜「え?なに?」
シンク「ごめんなさい!」
シンクが咲夜を気絶させる
シカ「え?何してるんですか!」
獅子神「お前こそ、正体を現せ!」
シカ「一体なんですか。あなた方は。」
ぐぅー
シカの腹の音が鳴る
シンク「緊張感のないやつだな。」
シカ「このタイミングでお腹が、まずい。」
獅子神「なんだ?」
シカ「ダメ、出てこないで。ヤダ!」
獅子神「なんか、轢死や緑の焼死とは雰囲気が違うな。」
シカ「僕にストレスをかけないで!」
シンク「獅子神さん、なんか。」
獅子神「あぁ、危険な感じがする。」
シカ?「ふ、ふははははは!やっと娑婆に出れたぜ。」
獅子神「なんだ?こいつ。おい!」
シカ?「あぁ?なんだよ。」
獅子神「おまえ、シカなのか?」
シカ?「シカ?あの弱虫と一緒にすんなよ。俺はウマ!」
獅子神「ウマ?」
ぐぅー
再びシカ、いやウマの腹が鳴る
ウマ「腹減ったなぁ、ちょうどいい。見せてやるよ!俺の力を!」
そう言うとウマは自身の腕を食らった
獅子神「お、お前!何してんだ!」
ウマ「くちゃくちゃ。」
ウマの腕から血が溢れ地面に溜まっていく
そしてその血溜まりはまるで生きてるように動きウマの体を包みその姿を変えていく
獅子神「これがこいつの正体。」
ウマ「餓死の屍人!それじゃあ!いただきまーす!」
読んでいただきありがとうございます
誤字等がございましたらよろしくお願いします
シカのもうひとつの人格ウマとは一体何なのか




