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#32 力の真髄

東限のバイクに乗りサツキを追いかけようとしたシンクだったが建物に突っ込みバイクは大破したと思われた

だが、バイクはまるで焼死の屍人のように

炎で身を包んだ


獅子神「バイクが焼死の屍人にでもなったてのか!」

東限「いや、違う。見ろ!獅子神。あの炎はバイクから出てるんじゃない。あいつの炎が燃え移ってる様に見える。」

獅子神「まさか、シンクの炎が引火した。」

シンク「なんか、かっけぇ!それじゃあ改めて、あいつぶっ潰してくる!」

ブーン!

獅子神「なんて速さだ。」

東限「きっとあのバイクは全身がブースターのように作用してんだろ。獅子神、あそこで伸びてるやつはいいのか?」

獅子神「そうだった!涼太!大丈夫か!」


ビルの上でシンクの様子を見ている者がいた

ホウカイ「ついに、焼死も発端(オリジン)だけが目覚める形態に進化したのか。自身の能力が周囲の物にまで影響する継(ディア)に!」


サツキは全力疾走で逃げる

サツキ「まじで、分が悪いって!」

サツキの耳にとある音が響く

ブーン!

サツキ「なんの音だ?」

サツキと併走するシンクが現れる

シンク「追いついたぞ!」

サツキ「は!?マジでなんなんだよ!お前!」

シンクとサツキは目には止められないスピードで街中を疾走する

サツキ「まじで、撒けねぇ。しつこけぇんだよ!」

シンク「お前のせいで人が死ぬ!だったらお前はここで倒す!」

サツキ「もうわかった。逃げるのはやめだ。お前は、俺が潰す!」

サツキはシンクに突っ込む

シンクのバイクが木っ端微塵になる

シンク「マジかよ。バイクを壊すほどの威力。うん?お前そんな色だったか?」

サツキの体は何故か銀色に包まれていた

サツキ「はぁはぁはぁ、奥の手だよ。」

シンク「奥の手だと。」

サツキ「いいこと教えといてやるよ。屍人(おれら)が使える能力の真髄。」

シンク「なんだよそれ。」

サツキ「屍人(おれたち)はそれぞれの死に関係するものが能力になる。焼死は火で燃えて死ぬから火を操り、溺死は水で溺れるから水を操る。じゃあ、轢死(おれ)はどうか?」

シンク「何が言いたいんだよ。」

サツキ「轢死は早く動く物体に轢かれることで死ぬ。だから俺の能力は高速移動だった。だがそこから考えたんだ。轢死を引き起こす車も電車も何でできてるか。鉄で出来てるなってよ。あいつら鉄の塊なんだよ。」

シンク「つまりお前は。」

サツキ「あぁ、死の概念が屍人(おれら)の能力の真髄。轢死は高速移動と鋼鉄化の能力を有していた!今までスピードだけで勝負してたが今からは飛んでくんのは鉄の塊だ。轢死の真髄を喰らいやがれ!」

シンク「そんなの関係ない!俺はお前を倒す!」

サツキ「やってみろよ、チーター!」

シンク「チーターはお前だろ!足速人間!」

サツキは身体を鉄にし自身が出せる最大出力のスピードでシンクに突っ込んだ

シンクは目をつぶりタイミングを合わせるように拳を構える

サツキ「ぶっ飛ばす!」

シンク「爆撃の弾丸(グレネードバーン)!」

二人の脚(ちから)と拳(ちから)がぶつかる

そして目の前が真っ白になったのであった

読んでいただきありがとうございました

今回は少し短めです

誤字等がございましたらよろしくお願いします

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