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#23 下降の奇術師

女性「私は、ヒュートリア・フリーストーンって言うんだ!以後、お見知り置きよ。」

サツキ「なんかすごい、オシャレな人だね。」

アイ「なんだか名前が長くて覚えずらいわ。」

女性「そうかい?なら、略してヒューストンと読んでくれたまえ。」

トモル「それで、ホウカイ。こいつはなんだ。」

ホウカイ「こいつはつい最近、屍人になったという。」

トモル「ほんとかよ。」

ヒューストン「これが証明になるかな?」

ヒューストンは横腹部のタトゥーを見せる

シカ「本当みたいですね。」

トモル「それで、要件はなんだ?」

ヒューストン「話によると、最近、欠員が出たとか。だから、私が補充要員として加わろうかと思い立ってね。」

サツキ「へぇ、ここに入りたいってねぇ。」

ヒューストン「どうやら、負けて帰ってきた人もいるとか。」

トモル「それ誰のこと言ってんだ!いてて。」

ホウカイ「このキズキル=リラは神聖な組織だ。この席に座りたくば力を示せ。」

ヒューストン「なるほど、面白い誘いだね。なら見せてあげよう!私のショータイムを!」


翌朝

警察署にて

獅子神「課長!ここ以外の部署にも届いてるみたいです。」

徳永課長「そうか、突如として全ての部署に送られてきたFAX。」

獅子神「夜のスポットライトが満ちる頃、交差する白き橋を、天地逆さの花火が紅に染める。か。」

徳永課長「これは、なにかの予告なんだろう。でもなんも分からない。」

獅子神「夜のスポットライトが満ちる頃は多分、満月のことです。今日は、確か満月なんで。」

徳永課長「なるほど。じゃあこの交差する白き橋ってのはなんだろうか。」

獅子神「さぁ、分かりません。」

中尾「おい!獅子神!ここにもこの紙来てるか?」

獅子神「うん?中尾刑事。あぁ来てる。」

中尾「じゃあ全部の部署なのか。」

獅子神「らしいな。」

中尾「一体なんなんだこれ!」

獅子神「最初の分は多分解読済みだ。」

中尾「なに!なんだ!」

獅子神「それは、満月だと、」

ニュースの声「本日の天気予報です。今日は、午前から午後にかけて晴れの予報です。」

獅子神「シンク、なんで急にテレビをつけるんだよ。」

シンク「なんかやってるかなって。」

獅子神「あのな、切るぞ。」

テレビを切ろうとした獅子神にあるものが目に入る

獅子神「これか!」


獅子神とシンク、ほかの警察が警戒の体制をとっていた

中尾「これぐらいしか集まらなかったな。」

獅子神「大体の部署がイタズラだって深く考えてなかったからな。」

中尾「疑うのも警察の仕事だって言うのに。」

シンク「なんかすごい賑わってるね。」

獅子神「まぁそりゃそうだろ。ここ、渋谷だしな。」

中尾「交差する白き橋ってのがスクランブル交差点だったとは思わなかっなぁ。」

獅子神「悪いが俺も自信はないからな。」

シンク「そうじゃなくて、ほらあっち。騒がしくない?」

獅子神「ん?」

女性A「写真撮ってください!」

男性A「サインください!」

女性B「アレ見せてください!」

獅子神「たしかに騒がしいな。有名人でも居んのか?」

ヒューストン「まぁまぁ。落ち着いて、レディース&ジェントルメン。私は誰のものでもないから。順番に。」

中尾「あれは、有名マジシャンの確か名前は。」

女性A「ヒュートリア様!」

ヒューストン「ありがとう、順番だよ。」

獅子神「すごい人気だな。でもなんでこんな所にそんな有名人が。」

中尾「あれ?なんか引っかかんな。なんだ?」

ヒューストン「じゃあ私はもう行くね!時間が押しててね。」

ヒューストンがどこかに消える

女性A「すごい有名人に会っちゃった!」

男性A「でもなんだろう。この違和感。」

女性B「確かに、なんだろう。この感じ。」

獅子神「なんだったんだよ。さっきの、まぁ満月の夜、スクランブル交差点が合ってたとして残った1文、天地逆さの花火が紅に染める。が全然わからねぇ。」

中尾「うーん。なんだ?」

シンク「ねぇ!2人とも。あそこみて!」

獅子神・中尾「うん?」

シンクが指した方をふたりが見るとそこには

先程までファンに囲まれていたヒューストンが建物の屋上にいた

獅子神「まさか、あいつが犯人か!」

ヒューストン「レディース&ジェントルメン!ここにいる人たちはラッキーだ!これから始まる私のスペシャルショーを見ることが出来るのだから!」

獅子神「ショー?」

中尾「あ!思い出した!」

獅子神「わぁ!びっくりしたぁ。なんだよ!」

中尾「獅子神!あのマジシャン1週間ぐらい前に生放送中に死んでんだよ!」

獅子神「なに、それまじか?」

男性A「それか、感じてた違和感。」

女性A「舞い上がってて忘れてた。じゃああそこにいるのは誰?」

女性B「たしか、その死んだ原因って。」

中尾「確か、」

ヒューストン「これから、皆様にお見せしますは!紐なしバンジーマジック!さぁ行きますよ!3!2!1!バンジー!」

中尾「あの放送と同じだ!」

女性A「きゃああああ!」

獅子神「てことは、こいつは。シンク!」

シンク「り!」

シンクは察したかのように変身(じさつ)する

ヒューストン「うん?あれがかぁ。じゃあ思ってたより良いショーができそうだ。」

読んでいたたぎありがとうございました

誤字等がありましたらよろしくお願いします

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