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#19 一瞬の幸福

シンクと獅子神は外回りをしている時のこと

獅子神「シンク、お前って給料使ってるか?」

シンク「お金?使ってるよ。マスターのとことか。」

獅子神「他は?」

シンク「なんで?」

獅子神「お前のもんなんもねぇなって。何に使ってんのかなって。」

シンク「そっかぁ。あれ?今日何日?」

獅子神「ん?今日は25だな。」

シンク「行かなきゃ。」

獅子神「どこに?」

シンク「ちょっとね。」

獅子神「ちょっと待て。」


シンクと獅子神はスーパーに来ていた

獅子神「お前、なんだそのお菓子の量は!」

シンク「ん?これぐらいないと足りないから。」

獅子神「お前、どんだけ食うんだよ。」


次に服屋に来ていた

シンク「この紙に書いてるサイズの服ください5着ずつぐらい。」

獅子神「ここ子供サイズのゾーンだぞ?」


最後にシンクが向かったのは

シンク「獅子神さん!着いたよ!」

獅子神「ん?ここって、まさか。」

シンクが中に入ると


子供A「シンクにいちゃーん!」

子供B「今日もお菓子いっぱーい!」

シンク「沢山あるから、みんなで分けろよ。」

獅子神「ここって、お前がいた孤児院か?」

シンク「そう!」

先生「シンクくん!おかえり、いつもありがとね。」

シンク「先生!いいよ!おれ、お世話になってたしね!これくらいさせて。」

先生「シンクくん、こちらの方は?」

獅子神「あっすみません。俺は獅子神って言います。」

先生「あっもしかして、警察の方?」

獅子神「あっはい。」

先生「シンクがいつもお世話になってます。私、蟻塚と言います。」

獅子神「蟻塚さんですか。立派ですね。身寄りのない子供たちを、」

蟻塚「大変ですけどね、最近はシンクくんのおかげで助かってます。」

獅子神「そうですか。そっか、シンクはこうやって金使ってたのか。なんか、タバコとかに使う俺が馬鹿らしいな。」

子供A「シンクにぃちゃん!今日泊まってくでしょ?」

シンク「え!?それはぁ。」

獅子神「いいぞ、お前はここであがれ。報告はしといてやるよ。」

シンク「獅子神さん!ありがとう。」

獅子神「じゃあ俺行くわ。」


獅子神が帰りシンクと蟻塚、子供たちは晩御飯を作っていた

蟻塚「あっ卵がない!どうしよう。」

シンク「俺、買ってくるよ。何個?」

蟻塚「いいかい?ありがとう。2パックで足りるかなぁ。」

シンク「分かった!行ってきます!」

蟻塚「まったく立派になって。ん?」


シンクが買い物を終え戻ってくる

シンク「安くなってたなぁ卵。うん?なんだろうなんか騒がしいなぁ。」

通行人「ねぇ、あれヤバくない?燃えてるよね。」

シンク「え!まさか!」

シンクは愕然とした

戻ってきた時、孤児院は燃えていたのだから

シンク「え、先生?みんな!まだ間に合う!」

シンクが建物に突っ込もうとしたが止められる

消防隊員「君!危ないから下がって!」

シンク「嫌だ!みんながきっと中に!俺なら燃えても!助けられるんだ!」

消防隊員「何を言ってるんだ!下がって!」

バーン!

建物が爆発する


しばらくして消化は完了した

もう日は昇っていた

建物の中には燃えた人間の後が沢山あった

シンク「なんで、」

中尾「おい、お前、署まで来い。」

シンク「あんたは、獅子神さんの。」

中尾「いいから来い!」


シンクは取り調べ室に座らされた

シンク「これは一体。」

中尾「とぼけるな。昨晩起きた児童養護施設の放火の犯人はお前だろ?」

シンク「え?そんなわけない!あそこには俺の大切な家族がいたんだ!」

中尾「あの火事を見てた人の証言でな。燃える人影が逃げていくのを見たって声が上がった。お前たしか焼死の屍人かなんかなんだろ?」

シンク「そんな。」

取り調べ室に獅子神が入ってくる

バン!(扉をたたく音)

獅子神「中尾!どういうつもりだ!シンクが犯人なわけねぇだろ!」

中尾「可能性を疑うのが俺らの仕事だ。獅子神は帰れ。」

獅子神「普段は骸の事を信じてねぇくせにこんな時だけ、屍人を信じるのか?虫が良すぎるよな!」

中尾「そ、それは。」

獅子神「行くぞ、シンク。こいつは話になんねぇ。」

中尾「ま、待て!」


獅子神はシンクを連れて歩いていた

獅子神「気の毒だったな。大丈夫、じゃないよな。わりぃ。」

シンク「大丈夫だよ。」

獅子神「そうか。」

シンク「なんで俺が疑われるんだろう。なんで。」

獅子神「シンク。」

緑髪の男「気の毒だよなぁ!」

獅子神「ん?」

緑髪の男「なんでお前が疑われてんだろうなぁ。」

獅子神「誰だお前。」

緑髪の男「俺が誰かって?俺は、トモル。」

獅子神「トモル?」

トモル「俺、屍人だぜ?」

獅子神「まさか、お前が今回の犯人か!」

トモル「だったらどうする?」

獅子神「シンk...」

バーーーン!

気づいた時にはシンクは変身しておりトモルと名乗る青年を殴っていた

獅子神「この火力は、澄野 香の時以上か。これなら、さすがにどんな屍人も。」

獅子神は安堵した

だが、獅子神もシンクも甘く見ていた

獅子神「まさか。」

トモル「痛ってなぁ。いきなり殴るか?普通。」

シンク「なんで。」

シンクは殴った先を見て驚愕した

獅子神「そうだよな、いてもおかしくないよな。」

獅子神は意外という感情と当然の感情でぐちゃぐちゃになる

トモルを緑の炎が包んでいた

獅子神「お前も焼死の屍人(ネクロ・パイロ)か。」

トモル「バレちまったし、火力勝負と行こうぜ!」


読んでいただきありがとうございました

誤字等がありましたらよろしくお願いします

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