赤いリボンが揺れた
はい、お久しぶりです。・・・のわりに、短いです!
「うーん。ドコだろう」
九炎は地上をキッと睨み付けながら探す。が、探せど探せど闇は見つからない。
(・・・?)
一瞬見逃してしまったが、よくよく見ると2人組みが、歩いている。どちらも雪に溶け込むような色を基調としていて、片方は全体的に水色。もう片方は全体的に白色だった。
(・・・・紛らわしい)
そのうち、水色のほうに目が留まった。髪の毛の先が白色になっていて、赤いリボンで一つに束ねてポニーテールにしていた。
――――赤いリボンが揺れた
「吹雪・・・」
九炎はポツリと呟いた。ひどく懐かしい名だ。つい最近会ったというのに。まるで、昔から見知っていたかのような、懐かしさ・・・。九炎は、目を細めた。
「だけど」
氷妖山にいるということは、これから闇を片付ける九炎にとっては、邪魔な障害になる。まあ、誰しもがそうだろうが、障害物競走では最初から障害を無くしてしまった方が、断然楽だ。飛び立ったばかりだか、二人のもとへすぐさま向かう。近づくにつれハッキリと顔が分かるようになった。九炎は何となく白いほうを見やった。
「・・・・・?」
(どこかで・・・・・・・・・・・・あ)
彼女は確か・・・雪子とかいう名前だったはずだ。以前二回ほど顔を合わせている。
(一回目は確か・・・情けない声で・・・・・あれ、なんだったかな。・・・二回目は、・・・・・氷牙とタチの悪い妖怪から、助けて、やったね)
すとっ。軽やかに着地した。そして、2人を上から静かに睨み付け、きつく言い放った。
「すぐに帰れ」
いかがでしたか?短かったので、藤の近状報告!?
藤のことだから、一の丸へのアタックはすごいんでしょうねー。
岩大の屋敷の玄関、一の丸は伝達を届けに行こうとしていた。
藤「いくんですか?一の丸さん」
敬語???
一「はい。それより、さん付けだと長いでしょう。同じく岩大様に仕える身ですし、適当に呼んでください」
藤「そ、そうですかー」
ポッと顔を赤らめ、両手で頬をおさえる藤。
藤「じゃあ・・・一さんなんて・・・」
一「いいですね。では此方も藤さんでは、富士山のようですし藤で如何でしょう」
藤「もちろん・・・・です」
一「じゃあ」
一の丸が出て行った後・・・
藤はキャーーーーーとさけびながら床の上でごろごろ回転し、皆に医者に連れて行かれそうになりましたとさ。




