岩竜と水竜
お久しぶりです。今回、前回よりちょこっと長くしました。そろそろ終わるんでしょうか?
「ここはドコオ?俺あー誰ぇぇー・・・」
チーン
風神はバタリと倒れた。のだが・・・何せ此所は人間の世界と妖の世界を繋ぐ不思議な道。
地面が無い。
「くそ、しまったっ」
「次元の歪みにおっこっちまうぜ」
二人は焦った。次元の歪みに落ちてしまえば、戻ってくるのが極めて難しい。戻ってこられないと思った方が良い。
「出でよ『岩竜』!!」
岩大は咄嗟に両手打ち合わせ、叫んだ。すると、岩で出来た体長10メートルはありそうな竜が現れ、風神をすくい上げた。
「ふう・・・何とか・・・・」
二人は安堵のため息をついた。
「しっかしよー。アレ・・・あの火狐、まだあん中にいそうな気がするんだけどよー。さっきからあちーし」
「では、吾輩が火狐を閉じ込めている術を解くから・・・」
「ハァ・・・?また俺!?」
如水は自分を指差した。それに答え、岩大は強く頷いた。如水はあからさまに『いやそーな顔』をした。
「いくぞっ。はっ」
岩大は両手を前につきだし、段々と左右に離していった。すると岩もそれにならい、ゴゴゴと音を立てながら二つに割れ、最後にはとても元気な巨大火狐が残った。
「へっ・・・良いゼ。やってやるよ。俺のありったけの妖力を使ってな!!
『水竜の舞』!!」
如水が叫ぶと、先程の岩竜と似た見た目の水竜が現れた。水竜は一なきすると、優雅に体をくねらせ、巨大火狐に突進した。如水が干からびてしまいそうな程、妖力をつぎ込んだのが、功を奏し、巨大火狐はすっと跡形もなく消え去った。
「ふう、やっと・・・しかし九炎の奴、誠に厄介な術を使ってくるな。其ほどまでに・・・・・一体何を・・・・・」
(九炎が昔、闇によって弟を奪われた事は耳にしているが・・・・
まさか、吾輩達をかばおうと?
だが風神殿も入れてこの人数。自分でいうのもなんだが、かなり手練れも揃っている。一人で戦うよりもぐんと勝率は上がるぞ?
闇に呑まれる者など・・・・・
まさかっ・・・・!)
「此れは不味いことになったかもしれん。急ぐぞ‼」
風神はまだ気絶しているので、岩竜にのせ、ついでに如水ものせると岩大はスピードをぐんと上げ、岩竜と共に妖口鳥居の出口を目指した。
どうでしたか?次回は九炎視点。新キャラ登場!!!!の予定です。ではまた~
(* ̄∇ ̄)ノ




