番外編 波乱の新年会
今回超大作です~!何かもう本作でもこんな感じだといいんですけどね。なかなかそうは行きません。超長いので読み応えがあるのでは・・・?と思っております。
※これは題に有るように番外編です!ですが、氷牙は出てきません。これまで雪火桜に出てきた氷牙・清白・小雪以外の登場人物達の大・大・大新年会です!!
こんがらがるので、九炎=九、吹雪=吹、岩大=岩、藤は藤、如水=如、雷は雷、風神様=風、雪子=雪、作者!?=作、神野兄弟・兄=神・兄、妹の方を神・妹とします。ではどうぞ~。
九炎達は、妖の世界にあるごくごく普通の飲食店に来ていた。店の名前は『妖極楽』。外から見ただけでもほとんどが朱色で塗られ、看板は独特の雰囲気をかもし出していた。
とりあえず一行は店に入った。店の中は、おそらく新年会をしに来たのであろう客がわいわいがやがやしていて、賑やかだった。
「いらっしゃいませ~。何名様ですか?」
岩「十一人だ」
「こちらのお席へどうぞ」
案内されたのは、十一人すっぽり入る大きさの座敷だった。
雷「・・・忘年会をしていないのに、何故いきなり新年会なのだ?」
作「忙しかったから~(雷をキッと睨み付ける)。何か文句ある?なんなら来なくても結構ですけど」
雷「ヒッ・・・・・・」
藤「鎮圧しましょうか?」
作「どうしよっか?」
2人でニヤニヤしていると、雷はササッと身を隠した。
神・兄「あ・・・あの。なんか」
神・妹「私達まで」
神・兄「来ちゃっていいんですか?」
岩「良いだろう」
九「キミ達妖怪見えるし」
神・妹「あっあと私達。ここのお金持ってないの」
如「そこは岩大に任せとけって」
岩「な、如水。お主何をそんな勝手に」
如「だってコイツら困ってるんだぜ。ここは太っ腹なとこをアピールするべきだぜ!」
岩「誰がアピールしたいと言った!?」
それから暫く言い合いは続いた。
九「ヒュー。おあついね」
岩「ぐぐ・・・・。お主、いくら言っても聞かぬようだな」
如「オッケー出たーーーーーーーーー!」
神・兄「なんかすみません・・・」
神・妹「ごめんなさい」
2人は瞳をうるうるさせた。岩大はそれを見ると余計に仕方なくなってしまった。
岩「ハァ・・・・」
如「なあ雷。オメーまさかとは思うがそのマフラー、暴れて台無し・・・なんて事は無いだろうな?」
九「もしあったら・・・どうなるか、知らないよ」
雷「あ・・あぁ。たぶんないh・・・」
風「さ――――食べよぉぉぉ!!!」
吹「無駄にハイテンションね・・・。九炎様ー何にするの?ココ来た事あるの?」
雪「それは・・・・吹雪様も、では」
吹雪はちゃっかり九炎の横を取っていた。九炎は一番端なので九炎の横は吹雪だけ、それがとても嬉しいのか吹雪はいつもより九炎にべったりだった。
吹「九炎様は来たことあるの?」
九「うん。前に一回」
吹「どれが美味しいのかしら」
九「どれも美味しいけどね。フフフ・・・やっぱりボクのおススメは・・・・・・・・・・・・いなり寿司!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
吹「!お狐様だものね(ニコッ)」
岩「さすが、だな」
如「おいおい。毎度毎度それって、いい加減飽きないのか?」
九「何か言った?」
炎を出しそうな九炎。
如「いやあ・・・。なんも」
九「そうかい。ボクはココのいなりを食べに来るために、来たと言っても過言じゃないのさ!!」
風「いなり愛。スゲーな」
藤「そろそろ注文決まった~?呼ぶわよ」
藤は「すいませ~ん」と店員を呼んだが、店内がうるさすぎて店員は気付かない。
雪「うるさすぎですね。聞こえていません」
藤「そうね~。じゃこうよ」
藤は首をにゅう~~~~ンとのばし、店員のもとまで頭だけ行った。
「わわっ!」
藤「注文したいからー来てくれない?」
「かしこまりました」
岩「吾輩はこの・・・鳥飯」
如「んじゃ俺はこのラーメンくれ」
九「ボクはこのいなり寿司。二個セットのを五個」
風「俺は『そよ風定食』」
藤「じゃあ私は~おしるこ」
吹「私は『雪女にお勧め!氷飯』を」
九「なにそれ?」
岩「世の中不思議なものもあるのだな」
「こちらは当店オリジナルのものです」
雪「では私も吹雪様と同じものを」
神・兄「ええーっと・・・。どうする?」
神・妹「私これがいい『お肌つるつる!きなこもち』
神・兄「お・・・お前!?よし『わらびもち』下さい」
兄は比較的安そうなものにした。
神・妹「あ~でも・・・やっぱりこれでいいや。『お肌つるつる!きなこもち』下さい」
「以上で宜しいでしょうか?」
雷「あの・・・」
「あ、申し訳ございません。気付きませんでした」
雷「・・・・・。鳥の・・・串焼きを」
「以上で宜しいですね?」
「「「「「「「「「「「はい」」」」」」」」」」」
それから暫くいろんな話をしたり、食べたりした。話の中にはこんなものもあった。話が多すぎるので、特に面白かったものを紹介しよう。
岩「なあ藤。お主この中では吾輩と風神殿意外、そのう・・・おかしなあだ名で呼ぶよな?」
藤「おかしいですか?」
その場にいる全員が大きく首を振った。
藤「私は可愛いと思うんですけど」
如「けどよ。ま、それは良いとして俺のあだ名はないよな」
九「そうだねククク。藤は大体名前の頭をとってあだ名にしてるから、キミは・・・はははははははは」
吹「じょーちゃん?」
その場にいる全員が大爆笑した。
藤「だって、じょちゃんじゃおかしいでしょ」
如「じょちゃんのほうがましだ!!大体俺、岩大と同世代なんだぜ?おかしいだろ?」
風「そうだったんだな」
神・兄「初めて知った」
神・妹「私も・・」
如「嘘~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~」
岩「そろそろ酒でも」
如「いくか?」
2人は酒を注文した。そして意外にも先に酔ったのは岩大のほうだった。
岩「うまいの~ははは如水のばかやろ~」
九「わー酔ってる。岩大は酔うと思ってることを何でも言うみたいだねー。今度白状させたいときやってみよ」
九炎は頭のノートにメモした。
如「ひでーな」
岩「ははははは。石雨~~!」
藤「ご主人様!?」
風「術を・・・・・て」
神・妹「あれ?」
全員岩大が石雨という(石の雨を降らせる術)を発動させたのかと思ったが、なにもおきなかった。
神・兄「セーフ」
吹「凍らせておいたほうがいいかしら?」
九「それはちょっと不味いんじゃ」
岩「酒~おかわり~・・・・そうだ。九炎~お主ものめのめ~~~~!」
九「や、ボクはいらないよ」
岩「そー遠慮するな」
岩大は新しい杯に酒を入れ、九炎の口に無理やり押し当てた。
九「だからいいっていってるだろ!あっ!!・・・・・・・・・・・・・」
とうとう九炎は飲んでしまった。
雪「九炎様?」
神・兄「九炎さん?」
場に沈黙が流れた。そしてとうとう九炎は口を開いた。
九「岩大・・・・テメーさっきからいらねーってんだろーがよぉ」
吹「えええ。あの九炎様が・・・」
九「フフフフフ・・・ふはははは!!今は機嫌がわりーんだ。暴れさせてもらうぜ!」
雪「成る程。九炎様は酒を飲むと自分が豹変してしまうことを知って、あれ程拒んでいたわけですね。納得しました」
吹「納得している場合じゃないでしょ。小雪!あぁ・・・・風神様!何か手は・・・・」
風「俺にも分からねー。何しろ始めてみたからな」
吹「ああーっじゃそこの団子(雷)は?」
雷「私は一度見たことがあるが、ああなったら誰にも止められない。アイツは気が済むまで暴れ続ける」
「ああ!店が・・・・」
雪「まずはお店の崩壊を防ぐため、外に出すのが先決ではないでしょうか?」
風「じゃあ俺に任せな!送り風!!」
九炎は外へ押し出された。
九「あぁ?何だ?」
風「あ、そうだ九炎を祓ったりとか出来ねーのか?お前ら」
神・兄「九炎さんは取り付かれていませんから」
神・妹「無理です!」
話し合いをしている間に、九炎は暴れ始めた。
吹「やばい。もう・・・・」
吹雪は一か八か九炎を止めてみようと、九炎のもとへ急いだ。
九炎は自分を助けてくれた。
ならばこれは、その恩返しだ。
吹「九炎様!!」
九「なんだ?お前」
吹「うそ・・・・。記憶が抜けてる?」
九「じゃまだじゃまだぁ!!」
「九炎様!!」
吹雪は九炎に抱きついた。吹雪のひんやりした手が九炎の頬に触れる。すると赤かった顔が元に戻り、冷静さを取り戻したようだった。九炎はぼんやりした瞳で吹雪を見つめた。
九「吹・・・・雪」
吹「九炎様?」
九「ボク・・・やっちゃった?」
吹「えぇ。でも酷くなる前に正気に戻ってくれたわ」
九「そう・・・か。まったく・・・毎度毎度・・・まいっちゃうよ。ハァ・・・なんか・・・疲・・・れた」
吹雪はまぶたが重くなった。九炎は全身の力が抜け下へ真っ逆さまに落ちていった。
風「まったく・・・世話が焼けるぜ」
風神は風をクッションにし2人を受け止めた。
神・妹「なんかラブラブね」
藤「いいわね~」
雪「九炎様はいいですね」
風「成る程。九炎を治す方法は可愛いお姫様ってことか」
岩「ははははははは~♪」
如「岩大~。オメーは黙ってろ。オメーのせいでこんな事になったんだからな」
雷「あの少女はすごいな。私は弾き飛ばされたのに・・・」
風「は~あ。何か眠くなっちまったな」
藤「うん。寝よ!」
皆「賛成~~」
す_____________
作「皆おやすみなさい~」
「ちょっとお客さん!?お勘定は?」
作「起きるまで待ってやってください」
「え?それじゃあお店が~~~~~~~~」
作「なんとかなりますって。作者の私が言ってるんだから間違いありません!」
「えぇ~~~~~~」
どうでしたか?お正月なので頑張ってみました!本当自分褒めたいです。ではまた次回~。




