番外編 九尾と禰宜と巫女による蛇のグリル
長くなりました!!前の約2倍です。サブタイトルにあるように、ちょっと今回雷をフルかどうかは分からないけどボッコボコにいたしました。嫌な方は読まなくて結構です・・・・。
これは、九炎が吹雪と出会う少し前のお話・・・
九炎は木に腰掛けていた。
「あーあ。つまらないね」
「相変わらず暇人だな。九炎」
腕を組みながら、木にもたれ掛け話しかけてきたのは、雷だった。格好良く登場したは良いが、その直後無様に足を滑らせ落下した。
「そう言うキミは、相変わらずバカで間抜けだね」
九炎は下に落ちた雷を見下ろしながら言った。
「そんな事は無い・・・」
雷とそのマフラーが九炎を威嚇した。だが九炎は、ちっとも動じずに余裕の表情だった。
「じゃあ雷、キミはあの妖口鳥居の本数を数えられるかい?」
「何を言っている。あの鳥居の本数は未だかつて誰も、確実に数えられていないのだぞ」
「?ボクがバカで間抜けだねって言ったら、そんな事は無いって言ったからできると思ったんだけどねぇ~やっぱ無理かぁ~」
九炎は雷をからかった。だが雷も雷。九炎のこのお遊びとしか言えないような話に、乗ってしまった。
「言ったな・・・。では私が数えられたら、九炎。お前は頭を地面にこすり付けてでも敬語で誤れ」
(つまりは土下座だね・・・・。フフフ・・・面白い)
「うん。いいよ。けどいくらキミが数えたって、正確に数えた証拠が無いよ。それはどうするのかな?」
「そうだな・・・・」
雷は考えた。九炎も考えてみたが、良い考えがちっとも考え付かない。
「う~ん。これじゃフェアじゃないから、この話は無しにしよう」
「そうだな」
そう言うと、雷は去った。九炎は腕を頭の後ろで組みながらあくびをした。そして
「どうせアイツも暇だから、鳥居を数えに行ったんだろう」
と呟いた。
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その頃雷は・・・・・
「へっくしゅん!」
九炎の予想通り、妖口鳥居の本数を数えようとしていた。
鳥居を踏みながら数えていく。まるで階段でも、登っているようだった。
「1本、2本、3本、4本、5本、6本、7本、8本、9本・・・・・・・・・」
さすが噂通り、とても長い。
「50本、52本、53本、54本・・・・・・」
雷はゲッソリしながら、ついに
「う1000本・・・・・・」
1000本まで数えた、だが先はまだまだ長い。大体雷が数えたのは、20分の1といった所だろう。1000×20をしても10000本にならないじゃないか!!と思うだろうが、所々そんなにミッチリ並んでないところもあるので
大丈夫!問題ない!
「1221・・・本」
と雷が数えたとき!!雷は・・・・・
滑って転んで鳥居に激突した。そして雷を放ちおまけに、マフラーがパニくり鳥居に噛み付いた。当然傷が付いた。そのことに近くを通りかかったこの神社の禰宜と巫女が気づいた。
「兄様!!」
「あぁ!!」
この禰宜と巫女は兄弟である。
サア・・・・・---
バカ雷は、血の気が引いた。
「そこのお前!!よくも大切な鳥居を傷つけたな・・・・!!」
「兄様!!悪い事をしたからには、お仕置きあるのみよ!!」
「いや、こいつを祓ったほうがいい」
「いっいや・・・・その、すまなかった」
「「すまなかったで済むと思ってるのか!!!!!!!」」
とりあえず2人は御幣を手に取り、兄のほうは鳥居を。妹のほうは雷を祓った。禰宜が鳥居を祓うと、なんと・・・!傷が消えた。巫女が雷を祓う(はたく)と・・・!特に変化は無かった。
「とりあえず御払いはできたな」
「つぎはお仕置きよ」
「風神様に頼んでコイツを吹っ飛ばしてもらうか?」
「いや、水神様に頼んで、水死してもらいましょう」
「でも、神様をわざわざ呼ぶのも迷惑だろう」
「じゃあ岩大様に頼んで、ぐるぐる巻きにして吊るして反省させましょう」
「いやいや、九炎さんに頼んでまる焦げのグリルにしてもらおう」
淡々と怖いことを兄弟は言ってのける。雷は腰が抜けているのか、逃げない。いや、逃げれない。
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「ハア。雷またバカな事してるのかな?・・・・最近、本気でバトルしてないなぁ。誰か戦う気のあるやつ、いないかなぁ?・・・・・ちょっと様子を見に行ってやろう」
そういうと九炎は妖口鳥居へ向かった。
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「さあさあ、どうするの?」
「そうだな・・・・」
「あっそうだ!!!!!」
「なんだ?もしかして俺らでお仕置きをするっていうのか?」
「ええ♪」
「そうか・・・・それも良いな・・・」
「「血が騒ぐ(わ)(な)」」
「んな・・・・・・」
2人の決意は固かった。九炎!!急ぐんだ!!
作者「まあ、別に急がなくても全然良いんだけど・・・・」
「死なせるのは、さすがに可哀想だから打撃系の技だけだぞ」
「分かったわ」
『ねえキミ達!何をしてるんだい?』
「く・・・」
「「九炎さん!!」」
「ヤレヤレ。雷、何をしてるのかと思えば・・・神野兄弟に捕まったなんで・・・
やっぱりキミは * バカ * だね」
「九炎さん丁度良い所に、来てくれました!!」
「お願いがあるんですけど・・・アイツを」
「「グリルにしてくれませんか?」」
「グリル?・・・・・・・・・・・・・・・・・・・面白いねぇ!」
九炎は、雷を助ける気はさらさら無いようだった。
「九炎お前・・・・・」
「雷キミは、バカなことも無いんだろう?・・・・・・・・・まあ仕方ない。キミの評判はがた落ちになるけど、助けてあげよう」
「九炎さん・・・。まだコイツは罰を受けてません」
「鳥居に傷をつけたのによ!」
「へぇ~」
それからがとても、とても、悲惨だった。
一分後
チーン
この効果音は、レンジの音のようでもあったし雷のフルボッコ終了の音のようでもあった。どのような戦況になったのかは、触れないでおく。神野兄弟はまだ物足りないようだったが、このままでは雷も消滅してしまうので九炎は、仕方なく雷を回収した。九炎は雷の首根っこを摘みながら話しかけた。
「どうだい?雷。これだからキミはバカって言われるんだよ。これから変な気は起こさないことだね」
「ク・・・・・」
「あ~でも久しぶりにスッキリしたねぇ!!」
どうでしたか?神野兄弟、主人公の九炎よりキャラが濃い気がします。




