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プロローグ
私の人生が狂い始めたのはいつからだろうか
こんな事を考えたって、もう仕方のない事かもしれない。
だけど、ずっと見方をしてくれなかった神様だって今だけは見方をしてくれているはずだ。
そう思うと少しだけ安心することができた。
そうしてまた一歩ずつ暗闇の方へと足を踏み出して行く。
―――子供の頃、この明るい未来が決して壊されるはずなどないと何故確信を持って思えたのだろう。
本当は―――分かっている。
その頃は危険なんてなくて、悪魔は尻尾を出していなかったから気づかなかっただけ。
私が生まれるずっと前から悪魔は計画を練っていた。
だから気づけば、いつの間にか周りには敵しか居なかった。
今だってそう。
周りから聞こえてくる嘲笑は、これからの事を知っていたかのよう。
私に蔑む視線をむけているのは、騙された人達。
そして、
目の前で私に冷めた目を向けているのは――――
「アイリス・リシア・ヴォルテール。お前との婚約を破棄する」
――――操り人形。
この国の第一王子。
ルクス・フォン・アルベルト・ガルシア―――私の元婚約者だ。




