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day7 いくらかけすぎ注意報

その日は猛暑日だった


女は面接の予定で先方の建物を目指すが

実際、駅からの距離的に通うのは難しく思え

たどり着く前に電話で辞退の連絡を入れる。


「かなり面白そうではあるんだけどなー」


女にとってはかなり興味深い分野ではあったが

遠すぎて毎日辛いのであればかなわない。


通えるかどうかはかなり大事で

行ってみなければ判断が難しい部分である。


それから。

暑さの中、吸い寄せられる様に駅に帰って

家路を辿る。


ふと欲しかったリップクリームを思い出して

最寄りの1つ前の駅で降りた。


ドラックストアがあるフロアに降りて

目当ての品を手に取ってレジへ。

買い物を済ませて、ドラックストアを出たその入口に

推しのクリアファイルが貰える情報が

貼りだされている


「えー、かっこいいー、どうしよ。」

こんな一瞬でテンションが上がる自分のオタク魂を

感じつつ出口のフロアに向かう。


女はそのまま帰ると思っていた。

が、そうは行かなかった。


出口方向は食品売り場になっていて

そこに出会いはあったのだ。


北海道産いくら。

お値段はご想像にお任せしよう


女は1度通り過ぎたのだが。

『いくら! いくら! い・く・ら!』

という内なる叫びに逆らえなかった。


(そうなんだよね。大好物だもんね)

大好物を購入して、意気揚々と家路に着く。


そして。

「あ」

女は気が付いた。

炊いたお米がもう残り少ない事実に


追加で炊くか、これだけにするか考えて

「これでいいな」

結論。


「さて。」

よそったご飯にいくらをかける。

小さめのパックだがご飯も少ない為に

半分で良さそうだった......の、だが......


『全部ーーーーーーーーーーーー!!!!!!』

という声がして固まる。


「え?ほんとに?」

『ほんとに』

「味濃かったらどうするんだろう」

『大丈夫!!!!』


との事で。

全がけしたのであった。



お味は。

「めっちゃ美味し」

最高の塩加減によって、最高の食事になった一コマ。

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