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day10 辛味とストレス

これは女の友人の話である


「この前お店で激辛唐辛子1本食べたけど全然辛くなかった」


ある時、遊びに来た友人がこんな事を言い出した


「元々辛いもの好きだけど、すごいよね、ほんと。辛いもの食べれる事そのものがすごいわ」


女の友人は元々辛いものが(女の目から見て)

すこぶる好きだが、女 本人は辛い物はほとんど食べることが出来ない。


「うーん。食べた翌日身体のダメージ物凄かったけど、辛さ自体はそんなに感じなかったなー。お店の人はまさかそのまま食べると思ってなかったらしくて飛び上がって驚いてたけど。」


「?食べる為に出てきたんじゃないの?お店で出てきたから食べたんだよね?」


食べ物として提供されていないものは

食べられないはずだ。

『そのまま食べると思ってなかった』というのが

不思議だった


「バイキング形式のところでソースの中に入ってた唐辛子を持って行って食べたんだよね。」


「添え物要員だったのかな......」


「多分。最近めっちゃ仕事忙しいんだよね。激務。ブラック過ぎて辛い。」


「睡眠時間も短いって言ってたね。お疲れ様です」


「そういえば.....最近、忙しい時ほど辛いもの食べるんだけど.....もしかしたらストレス....とか?」


「あるかもね....」


必ずしも辛いものを食べるequalストレス

な訳ではないだろう。

食の好みの範囲ではあるが、

彼女の場合はストレスが溜まると余計に辛い物を

求める性質があるのかもしれない。


「なるほどね。なんかちょっとスッキリした。」


「ねえ?」


「うん?」


「その激務とストレスから解放されたら何が食べたい?」


単なる発想の転換だった

激務のストレスの結果、辛いものを余計に食べるのなら、それらから解放された時に食べたいものを思い描いたなら、ストレスの解放に繋がるのではないだろうか。


「マロンパフェ。こないだ食べようと思ったんだけど、お腹いっぱいで入らなかった。」


「そっか。今度時間作って食べに行くといいよ」


「うん。頑張って時間作る。」


「うん。頑張れ」


彼女が無事にパフェを食べにいけますように





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