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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。
この連載作品は未完結のまま約半年以上の間、更新されていません。
今後、次話投稿されない可能性もあります。予めご了承下さい。

脳ある俺は爪を研ぐ

作者:蒼獅
「それ、だせえよな。」

そう言い放ったその一言が、見て見ぬふりをしていた教室の空気を変えた。

高校1年生の凌央(りお)は、185cmの長身に明るい笑顔――
誰からも好かれる"完璧な人気者"。
だがその裏には、幼少期に背負った深い傷があった。

「理不尽なやつは、絶対に許さない」
その信念だけを、彼はずっと握りしめて生きてきた。

ある日、教室で"静かに進行していたいじめ"を見つけたとき――
彼は再び、あの頃の自分と向き合うことになる。

隣にいるのは、冷静すぎるほど冷静な紗菜(さな)。
他人には興味がないように見えて、実は誰よりも人の痛みに敏感な女の子。
彼女の知性と辛辣な言葉が、凌央の無鉄砲にブレーキをかける。
――でも、心は少しずつ、彼に傾いていた。

笑いながら怒れる強さと、黙って見抜く優しさ。
正反対のふたりが挑むのは、見えない暴力と、歪んだ空気に支配された“学校”という社会。

「命を、大切にするってどういうこと?」
「信じるって、誰のためにあるんだろう?」

正しさを貫くには、覚悟がいる。
そして、戦うには、傷つく勇気がいる。

これは、“爪を隠していた”高校生たちが、
――本気で誰かを守るために、爪を研ぎはじめる物語。
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