異世界の道はすぐそこにあるみたい?
今回もまだ異世界には行けません。
次回ぐらいには行けるようにしたいと思っているのでお楽しみに。
ではどうぞ(^^)/
走ると案外早く着くもので屋外時計は9時になるまであと1分弱はあった。スピードを緩め早足で校舎に入り靴箱に目をやると案の定、靴は数えるほどしかなかった。今ある靴で考えられるのは部活関係か夏休み明けにある体育祭の話し合い、または俺みたいな補習組の面々。毎度ここで夏を無駄にしてないか?と自分に問いかけているが未だ進歩はない。
「っとこうしている暇はないんだった」
上靴に履き替え正面にある階段を駆け上がり、201兼夏の補習室に入る。既に何人かの顔見知りメンバーが席について隣と話していたり宿題のプリントをやっていた。周りを見回し適当に空いている席に座り、道具を出していると眼鏡をかけた30代前半の男性教師が入ってきた。
「よーし補習始めるぞ。まずはこの前やったプr・・・朝霧、何だその嫌そうな顔は」
どうやら顔に出ていたみたいだ。俺はこの教師が嫌いでしょうがなかった。この人のおかげで勉強という地獄の恐ろしさを理解させられた。しかし、このままではまた宿題を増やされるだけだ。ここは何としても誤魔化し災厄な展開を回避したい。
「い、いやそんなこと思ってませんって。先生の英語は分かりやすくて寧ろ授業を受けられるなんて嬉しいんですよ」
おだてと作り笑顔で大抵の教師はこれでご機嫌をとればいいんだが、
「そうか。じゃあお前には俺からの愛のこもった宿題をたっぷりとやるから補習終わったら取りに来いよ」
不敵に笑みを浮かべる。
「え?あ、はい?・・・もう一度言ってもらえませんか?」
「よし、じゃあプリント分けるぞ。名前呼ぶからt―――」
そのあとの授業はというと全く頭に入らず気付いた時にはいつの間にか終わっていた。愛のこもった宿題というのはさすがに冗談だったみたいだが軽く話をされその日の補習は終わった。教室を後にして靴に履き替えていると軽く肩を叩かれ振り返ると葵が膝に手をついて立っていた。
「今帰りですか?よければ一緒に帰りません?」
少し間を開けてから答える。
「まぁいいが・・・何に企んでる?」
「むーーーなんですかそれ。何も企んでませんよ。いいです。もう一人で帰りますから」
口を尖らして先に行ってしまった葵を俺は慌てて追いかけ横に並んで歩く。
「悪い悪い。冗談だ」
「先輩なんて知りません」
そっぽを向いてしまった。
「ゴメンな葵。何でもするから許してくれ」
「じゃあ・・・今日、夏祭りについてきてください」
「あ、今日だっけ?」
今日は近くの神社で祭りがあることをすっかり忘れていた。確か豊作の神を祭っていて他県からも大勢の人が来る大規模な祭りだった。小さいときは毎年この日が待ち遠しかったけど今じゃあそれもなくなった。
「いいですよね?」
「あぁ、気晴らしにピッタリだしな」
「細かいことはメールします」
「わかった」
そのあとはたわいもない話をしているうちに家に着いた。階段を上がり右手にある自分の部屋に入りスクールバックをベットに投げその横に倒れ込むように横になる。風がカーテンを少し靡かせ日の光が部屋の中に入ってくる。
「ん~~~~~」
大きく伸びをしてあくびをする。机の上にある時計に目をやるとちょうど正午を回った。時間は行くまで結構あるし寝るか。スクールバックから携帯電話を取り出しアラームをかけて目を閉じた。
土曜更新ができるように頑張っていきたいと思います。
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