俺は知らなかった・・・本当に異世界なんかがあるなんて
今回初投稿のRAINです。
投稿は不定期で失踪するかもしれませんが何卒よろしくお願いしますm(__)m
またご意見、ご感想をもらえるとうれしいです。
夏の日差しがコンクリートに照り付け、蝉の甲高い鳴き声が耳に響く。
「何でこんな日に」
汗を拭い制服の腰ポケットから携帯電話を取り出し時間を確認する。
8月3日 土曜日 AM8:50 ☀
今頃だったら俺も友人と海に行ったり、街に行ったり、家でゴロゴロして高校生の夏を満喫していたはずだった。が、休みと一緒に俺には夏の補習授業もついてきた。
そのために学校に行かなければならないのだが自分で言うのもなんだがそこまで成績は悪い方ではないと思う。テストでは中の上ぐらいは取れるが唯一、英語だけができず毎回赤点ギリギリで踏ん張っている。
「はぁ・・・。英語なんてなくても生きていけるんだけど」
一度、英語の教師に向かって言ったことがあるがそのあと説教を30分ぐらいされ、宿題を唖然とするほど出された。あの時は泣きたかった。
ため息が漏れる。
「そんなため息ばかりついてはいいことありませんよ。朝霧先輩」
聞き覚えのある声がして振り返るとショートカットの黒髪少女が立っていた。彼女は俺の一つ下の後輩、雨宮葵。俺と違って勉強はある程度はでき、運動神経もいい方だがポーカーフェイスで口数が少なく親同士の仲がいいこともあってか俺たちもよく話す。
「葵も今から学校に行くのか?」
葵は首を縦に振る。
まさかとは思うが葵も補sy
「補習ではありませんよ」
考えを読まれ口ごもる俺を見て葵は微笑を浮かべた。
「私もよく分からないんですけど担任に呼ばれて」
「とうとう来たか」
「朝霧先輩それはど・う・い・う・こ・と・で・す・か?」
葵に人を殺せそうなジロ目で睨まれ首を竦める。
「まぁいいですけど、先輩はまた補習ですか?」
「まぁな。もう英語は諦めた」
「諦めないで下さい。一年の内容なら明日にでも教えてあげますけど?」
「マジ!?」
さっき諦めてるとは言ったけどまだ諦めたくないとは少し頭の片隅では思っていた。こんなことで冬も来年も潰されるのは真っ平御免だ。たぶん俺が悪いとは思うが教師は教えるのが下手糞で言っている意味が全く分からないけど、葵なら俺の性格を理解しているぶん分かりやすいと思うし向こうから誘ってきてくれてるなら教えてもらうに越したことはない。
「どこでやります?図書館でも私の家でもいいですよ」
「俺が駄目だ。図書館行ったら本読みたくなるし葵の家には迷惑掛かるかも知れないから」
俺の趣味は色々とあるが一番は読書だ。本を読むことが大好きで休みや暇なときはいつも読んでいる。基本的に読むのがソードアート○ンラインや問題児たちが異世界から○るそうですよ?などのライトノベルやこの頃はギリシャやクトゥルフ神話にハマっている。そんな俺が図書館なんかに行ったら勉強なんて手に着くわけがない。
「じゃあ俺の家はどうだ?」
「朝霧先輩の家ですか!?」
「え、ダメか?」
すると葵は慌てて手を振り顔を仄かに赤くさせ顔を竦める。
多少の誘惑はあるが妥当な案だと思ったんだがな。
「ダメではないですけど今度は先輩の家に迷惑が」
「明日は親はいないし大丈夫だ」
「そ、そうですか。じゃあ明日は先輩の家で」
「あぁ、よろしく」
「はい、お願いします。・・・それはそうとして先輩、補習って9時からですよね?」
「それがどうかしたか?」
葵は肩に掛けたスクールバックからΑαとデザインされた銀製のロケットを取り出し俺に見せる。さっき見たときは50分だったからそこまで時間は経っていないと思うけど。時計の長針が8を指し、短針が11と12の間にあり12寄りに指してだいたい8時57分ぐらい。
「57分!?」
目を疑ったが時計に狂いはなく知らぬ間にあれから7分も経っていた。補習に遅れると1分だろうと終わった後に30分延長してやらされる。
「葵、ゴメン。俺、先に行くから」
「はい」
スクールバックを肩に担ぎ地面を蹴り住宅街を走り学校に急いだ。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
それだけで僕的には十分です。
また次もよろしくお願いします。




