表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
非リアの俺が学年一の美少女と付き合っちゃった話  作者: プリンアラモード
2章 恋人との日々
25/140

24話 ご褒美タイム

 「で、何をすればいいの?」

鈴本さんが少し引きながら、聞いてくる。俺は、

「鈴本さんっていつも、ブレザーだよねー。」

と言う。すると、

「そうだけど?」

と彼女は首をかしげる。

「ということで、セーラー服を着てもらおうか!」

俺は彼女を指差しながら言った。

 「セーラー服を着ろって、そんなの持ってないし。察しなさいよ!バカなの?」

その指令を聞いて、鈴本さんがけなしてくる。

(こ...こいつっ!恋人だからって調子にのるなよ!)

そう思った俺は、下心丸出しの笑みで

「そうなんだったら、みんなの前で腹躍りって指令にしてもいいんだぞ?」

と言った。すると、

「な...何という羞恥プレイ...!Sよ、この人!特殊性癖の持ち主だよ!」

と、また、けなされた。

(こいつっ...!本当に腹躍りにしようか?)

そう思って、ガチで言ってみると、

「セーラー服の方で良いです。」

と泣きついてきた。

(よしゃ!)

俺は、小さくガッツポーズをした。

 「なお、セーラー服のレンタル代を半分払ってもらいます。」

俺はおでこに手を当て、低めの声で言う。すると、鈴本さんに

「ちょっと待って?半分ってどれだけすると思ってるの?安くても、2000円ぐらいはするわよね?私に1000円を払えと?なかなか、言ってくれるわね。!てか、無駄にイケボー...。」

とまたけなされた。

「それが嫌なら、さっきの羞恥プレイにします。」

俺はまた、さっきと同じ仕草でそう言った。すると、彼女は

「わかったよ。払えばいいんでしょ、払えば!」

と言って、承諾してくれた。

 それから、僕たちは服飾店に行き、半々でレンタル代を払い、早速、着させてみた。

 その姿を見た瞬間、俺はつい興奮してしまった。

(うほっー!マジ可愛ええ!萌え展開来たよ、これ!)

「ねぇ、変じゃないかしら?」

(変じゃない、変じゃない。こんなの見たら、ブレザーの方が変に見えてくるわ!)

「やっぱ、変じゃない?」

(変じゃない!めっちゃ可愛い!めっちゃ似合ってる!神回来たっー!)

「可愛い。」

気づけばそんな声が漏れていた。その言葉を聞いて、鈴本さんは、

「な...何言ってるの?井上くん!」

と完璧に動揺したようすだ。

(鈴本さんってツンデレ属性?さらなる、至福だぜ!よしゃ!)

俺はまた、小さなガッツポーズをした。

 そして、そのまま、俺は彼女と帰った。ついでに言っておくと今夜は両親がいない。つまり、俺はいつまでもそのセーラー姿を見れるのだ。

(来た、これ!)

俺は、三度、小さなガッツポーズをした。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ