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非リアの俺が学年一の美少女と付き合っちゃった話  作者: プリンアラモード
2章 恋人との日々
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25話 セーラーでメリークリスマス

 今日はついにクリスマスです。と、いうわけで昨日の活動報告でもお話しした通り、クリスマス特別ストーリーを執筆いたしました。

 普段より、良いものが出来た気はしますが、期待はしないでください。

 「井上くん、このままなの?」

鈴本さんに聞かれたので、俺は

「当たり前。」

と即答する。

 「そう言えば、今日って、クリスマスだよね?」

鈴本さんにその言葉で俺は思い出した。

(今年はクリぼっちじゃないぜ!ひゃっふー!)

俺は心の中で喜びながら、

「駅前のイルミネーションを見に行こう。」

と彼女を誘うと

「うん。」

と言ってくれた。

(よっしゃ!来たこれ!)

俺は小さなガッツポーズをした。


そして、駅前に着いた。俺と、俺の命でセーラー服を着たままの鈴本さんはそのイルミネーションの綺麗さに思わず見いってしまう。俺たちは並木が織り成す、青色LEDのトンネルを抜けて、中央にあるクリスマスツリーを目指す。目指しながら、俺は

(なんて綺麗なんだ!赤崎勇さん、天野浩さん、それと、中村修二さん!あざーす!)

2014年にノーベル賞を取った、3名様の方々に感謝した。

 しばらく、その青いトンネルを歩くと、お目当てのクリスマスツリーが見えてきた。

「わぁぁぁ!」

鈴本さんが目を輝かせている。俺も無理に目を輝かせる。いわゆる、ミラー効果というヤツだ。相手と同じことをすることで親密度が上がりやすくなるというあれだ。俺たちもそうなると思ったのだが、

「何で無理にときめいてるの?バカなの?ミラー効果なんか期待しちゃったの?」

と彼女に貶されてしまう。

(どうしよう、大切な彼女なのにグーで殴りたくなってきた。)

俺は怒りたかったが、何とか心の中に留めた。

 それから、俺たちは2人で近くのベンチに座り、色々な話をした。好きな曲だとか、好きな歌手だとか、お互いの趣味の話をした。すると、なんとほとんどが一致したのだ。

「私たちって趣味、同じなんだね!」

鈴本さんが言ったので、

「うん。」

と言う。このとき、心の中では

(これも、親密度UPだぜ!)

と喜んでいた。これは、また貶されるかも知れないからである。が、今度は、

「何で『うん』しか言わないの?童貞なの?」

と貶されてしまう。

(どうしよう、またグーで殴りたくなってきた。)

俺はまた、そんな怒りを覚えた。

 「本当に綺麗だね。」

鈴本さんがクリスマスツリーを見ながら言った。俺は

「イルミネーションも綺麗だけど、鈴本さんはもっと綺麗だよ。」

と、出来るだけさりげなく言った。そして、同時に

(決まった~!これ、行ってみたかったんだよなぁ。)

と喜んでいた。のもつかの間、彼女には

「きもっ!」

と即答されてしまう。俺は

「ねぇ、鈴本さん、今日、いじり過ぎじゃない?」

と思ったことを言ってみる。すると、彼女は

「フフフ...ごめんね。今日のは全部、嘘だから。だから...嫌いにならないで、ね?」

と上目遣いで返してきた。俺はその可愛さに照れながら、

「き...嫌いになるわけないよ。」

と言う。すると、また

「何照れてるの?童貞なの?」

と貶されてしまった。同時に、

(こいつ、本当に「大嫌い」とか言ってやろうか...!)

と、俺また、怒りを覚えた。

 「てか、さっきから周りの人の視線がすごいのですが。」

俺はそのことがとても気になったので、鈴本さんに向けてそう言う。すると、

「非リアども、ね。私たちが羨ましいからでしょ?」

と不謙虚な答えが返ってきた。俺は心の中で

(謙虚じゃない女は好ましくないよ。)

と嘆きながら、今の今まで、あんな目を向けてきたリア充たちに心か謝った。

 「井上くん、好きだよ。」

鈴本さんが唐突に言ってきた。俺も照れで少し遅れたが、

「俺も鈴本さんのことが好きです。」

と言った。そして、俺たちは向かい合い、キスの体制に入った。こういときって、童貞なら不意討ちになるのだろうが、俺は違うかった。緊張し過ぎて、少しずつしか前に行けないのだ。

(落ち着け、井上くん。落ち着けよ。)

と心の中では、自分をリラックスさせようとするが、出来るはずがない。そんな時間がしばらく過ぎ、お互いの唇があと5cmほどでつくところまで来た。と、その瞬間だった。

 「よぉ。」

後ろから、誰かの声がして、俺たちは両サイドに退いた。声の方を見ると、そこには浩平、圭吾、学の3人。俺は怒りを心の中に押さえようとするが、出来ずに

「お前ら...。空気読めっー!」

と、言いながら彼らを追いかけ始めた。その様子を見て彼女は笑っていた。その可愛さにニヤけながら俺は彼らを追っていた。

 黒い夜空には、海のように青いブルームーン、そして、宵の明星。グレーの大地には星のように輝くLED、そして、わずかな雪。俺たちはそんな中、今年のクリスマスを迎えた。

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