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非リアの俺が学年一の美少女と付き合っちゃった話  作者: プリンアラモード
6章 大学受験
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99話 受験に向けて

 いよいよ夏休みも終わり本日は始業式。2学期の始まりである。鈴本さんと登校しようとは思ったのだが家に寄ってみると彼女のお母さんに

「沙耶香?もう行っちゃったけど~。」

と言われた。おそらく、受験に向けて早朝登校して勉強か何かを

やっているのだろう。

 「俺も見習わなくちゃな。明日は俺も早朝登校をしよう。」

俺は鈴本さんに刺激されてそんなことを呟きつつ、門に入る。そこへ、誰かに肩を掴まれ、

「よぉ、井上ぇ。今日は鈴本と一緒じゃないのかぁ?」

「おはよう、井上!」

「井上くん、おはよぉ。」

という3つの声が聞こえてくる。

「あぁ、おはよう。」

俺は声の主浩平、圭吾、学に挨拶を返す。それからしばらくすると、桔梗さんと伊納も現れて、

「おはよっ。」

「あがぁぁぁっっっ!」

まずは桔梗さんが挨拶とともに背中を思いっきりたたいて来て、結構な痛みが走る。

「何するんだ!」

俺が問うと、彼女は

「ごめん、ごめん。正一くぅん。」

と申し訳ないとは思ってなさげに言ってくる。

(クソ、腹立つ。)

と思ったが、思いに留めておいた。

 背中をおさえる俺に伊納は

「大丈夫ですか、先輩?」

と心配を投げ掛けてくれる。彼女には小悪魔的な一面があるかと思っていたが、天使的な一面もあるらしい。

「あぁ、何とか。」

と返してやると、

「それは良かったです。改めまして先輩!おはようございます。」

と体をピョンッとさせる。それだけで胸が揺れて、少し口角が弛む。おそらくわざとだろう。

「おう、おはよう。」

と適当に流しておいた。

 さて、下駄箱までくるとそこにはちょうどスリッパに履き替えている栞がいる。

「栞、おはよう。」

「おはよう、田中」

「栞ちゃん、おはよう。」

「おはよう、田中さんー。」

「おっはー、栞!」

「おはようごさいます、栞先輩。」

俺たちが口々に挨拶をすると、彼女は

「おはよう。て言うかあんたたち、朝っぱらからうるさいわねぇ。」

と若干微笑みながら言う。それは心からの笑みなのだが、何となく嫌味的なものまで感じてしまう。

 

 そして、教室に入るとやっぱり勉強中の鈴本さんがいた。朝のホームルームまでにまだ時間がある。俺は

「山本さん、席借りても良いですか?」

と彼女の横の席の彼女に断りをいれてから、そこに座る。

「良いけど、なんで敬語?」

「陰キャかよーーー!」

嗤われてしまったがまあネタだろう。

 そこで、受験勉強用に買った数Ⅲのワークを鈴本さんに見せ

「鈴本さん、ここがわからないんだけど...。」

と言う。すると彼女は一先ずその時やってた問題を終わらせて、こっちを見てくれた。彼女はしばらく考えてから、

「ここはsinXの微分公式で...」

と分かりやすい説明が始まる。そのおかげでわずか数分で問題を理解できてしまう。おまけに、

「そういう問題は分かれば簡単だけど、よく出てくるか反復するといいわ。」

とアドバイスをくれる。次の問題も聞こうとするのだが先生が来てしまった。

 「ホームルームをするぞ。席に戻れー。」

と言われたので、ワークを持ってその通りにした。この問題は休み時間に聞くことにしよう。辺りを見れば勉強をしてる人が火なり多い。1学期はちょくちょくだったのに夏休み明けからこれとは夏休みが明ければ意識が変わるとはまさにこのことなのだろう。

 一先ず俺も受験に向けて勉強熱心になっているということである。もちろん、鈴本さんと同じ大学に受かるために、そして理系の道へ進んで行くために。

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