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欠陥魔力騎士の無限領域(インフィニティ)  作者: inten
学年無差別トーナメント編
59/91

学年無差別トーナメント⑩| 決勝戦①大和光の戦い

なんとか予約が間に合いました。

しばらくはギリギリが続きそうです。

欠陥魔力騎士59


学年無差別トーナメント⑩| 決勝戦①大和光の戦い


「やって来ました決勝戦ッ!! この戦いで学年無差別チーム戦も最後となりますッ!!」


「振り返ると短く感じるが、ここまでの五日はすべて、見応えのある戦いだったと感じる」


「それでは早速決勝を戦うチームを紹介します」


「まずは一年生ながらも上級生を破り続け、決勝まで勝ち進んだチームグリット。リーダーの天通君の策だけでなく、個々の実力も新入生歓迎トーナメントとは別格となっている。この試合でも、王者相手にどこまで食い下がるか……あるいは食い破るのか? 実に楽しみである」


「対するは、今大会の優勝候補筆頭。チーム反転の星(リバーシステラ)。流鏑馬選手を主力とするこのチームは、チーム名がそのまま流鏑馬選手の能力名となっています。その圧倒的な力の前には対戦者はなすすべもなく、ここまでの戦いもすべて、圧倒的な力の差で勝ち進んできました。オールラウンダーでありながらも、ポジションによる攻撃判定などの関係上からバックスとなり、ここまで被弾0という驚きの強さを誇っています」


「チーム戦はポジションによって攻撃できるポジションが決まっている。流鏑馬君がバックスと言うことは、そのまますべてのポジションへと攻撃可能と言うことだ」


「流鏑馬選手の能力ならば、離れた位置からも攻撃可能。すべてのポジション相手に攻撃を仕掛けられるバックスの特性をとてもうまく利用しています」


「さてさて、会場も暖まったようだし、前置きはここまで。試合開始といこう」


「そうですね。それでは実況は私、流蓮(ながれれん)


「解説は私、学園長でお送りするぞ」


「それでは審判の九条先生、お願いしますッ!!」


────────────────────────


「両チーム、準備はいいな? それではカウントを開始する」


 5、4、3、2、1………Let's GET yourself(レッツゲット……ユアセルフ)!!


「全員、各々のやるべきことはわかってるよね?」


 事前に作戦は通達している。

 向こうのチームも初手からはずしてはこないだろうから、指示に変更は加えない。


「それじゃあ早速行動開始だ。相手の度肝を抜いてあげよう」


「おうッ!!」「えぇ」「大丈夫、です」


 初手は王道。

 流鏑馬さんの能力を警戒しつつ、各ポジション同士で戦い各個撃破。

 そう簡単にはいかないだろうが、ここで確実にレンジャーは潰しておく。


「Let's GET yourself。強者に挑み、勝ち取るんだ。自分自身の強さを」


────────────────────────


「流鏑馬の能力対策はできてるってことかしら? 私たちと戦う相手は、大抵真っ先に流鏑馬を潰そうとして負けるんだけど?」


「おあいにくさま。私たちのリーダーは、そんな有象無象ではないのよ」


 私はレンジャー。

 直接攻撃は同じレンジャーのみで、間接攻撃はすべてのポジションへと可能。

 ゆえに私の役割は、同ポジションを倒してからの各ポジションへのサポート。


「ふむふむ、なるほど。つまりあなたたちは私……金瀬光(かなせあき)になら、単騎で勝てるとふんだわけね?」


「その通り。あなたごとき、私一人で十分よッ!!」


 この決勝は、今まで隠していた力もすべて使っていいことになっている。

 限無的には、簡易術式さえも決勝まで見せるつもりはなかったらしいけど。


「それじゃあいくわよ? 願い奉る(きて)、天照ッ!!」


「なめるなぁぁぁぁッッッ!!」


「ッ!?」


 私が天照を呼んだ瞬間、彼女の叫びによって術式が霧散する。


「それが、巫裏流……?」


「知ってるなら話は早いね。私にはあんたの「魔力による術式」を、すべて無効にできる」


 限無は言っていた……Let's GET yourself。

 強者に挑み、自分自身の強さを勝ち取れと。


「上等だわ。私とあなた、どっちの速さが上か勝負よッ!!」


「くくくっ。残念だったわね? あんたは単騎だけど、私は単騎じゃないのよね? 祓えたまえ、清めたまえッ!!」


「ッ!?」


 金瀬先輩が祝詞を唱えた瞬間、私を包んでいた西城君の晶壁が消え去る。


「流鏑馬!!」


『反転の星、発動』


「ッッッ!?」


 瞬間、私の体は圧倒的な力に押し潰される。

 同時に精神も押し潰されそうになり、意識が朦朧として立っていられなくなる。


(そんな……こんな簡単に?)


 圧倒的な力量差。

 抗えない現実。


「限……無」


 反撃の意思を残したまま、私は意識を手放した。



明日書き上がったら更新します。

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