進化を終えて
エジスが起きた後、自分の進化した後の姿を見た。
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フェンリル(幼体) A級
人を滅ぼす為に生まれた神獣。
だが、まだ小さい為、人間でも討伐は可能
しかし、A級ではキズを負わせる事すら叶わないだろう。
冒険者の間では、あったらすぐに逃げろと言われているぐらい人間に対しての殺意は高い。
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エジスは自分の見た目を見る為に、川まで歩き、自分の身体を見た。その姿は5メートルは越しているだろう見た目で、爪がとても鋭く、真っ白な体は見る者に神聖さを感じさせるぐらいの美しさを誇っていた。
エジスは試しに魔術を使ってみることにした。エジスは狩りをしている最中に魔術とはどういうものか、魔素とは何だろうかを考え、この世界には、魔素を作った者がいるのではないだろうかと考えるほどにこの魔素は便利ですごいものである事が分かった。
そして、フェンリルになって魔素が前の時よりも10倍以上は増えていると感じ、特大の魔術を放つのであった。
「第七階位 大隕石」
魔術を放った瞬間、空から5m以上はあるであろう、隕石が落ちてきた。
隕石が落ちてきたであろうところには、50メートルぐらいのクレーターができていた。
落ちてきた時の衝撃はすごく、南のエリアにいる、オークエンペラーは自分以外の強者がいる事を確信し、警戒を強めた。
ゴロッソル戦士国では大森林近くにある村々が地面が揺れているのを感じ、それが王の耳まで届き、大森林へのS級の派遣を早めようとした。
この出来事が後に、影響する事は間違いないだろう。
エジスはこの魔術に満足し、また狩りへといくのであった。全ては人間どもに復讐する為に。
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今回はここまでです。次回はまた三人称視点です。
大規模魔術でもこれだけの威力が出ますので、戦術魔術と呼ばれている、第八階位からの威力も楽しみですね。