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番外5、灰神楽夢幻の灯火
多分(もう自分で書いているのに時系列とかはっきりしてない。)番外3の続きです。
毎朝四時に起床して三時間素振りをする。
私の日課だった。
最近は凜が料理をしてくれているおかげで早起きする理由もなくなり、不定期で昼にやるようになってはいるがな。
何年も、十何年も続けてきた。
それでも木刀を握るとき、戦場で真剣を握るとき、誰かの手を握るとき、私はいつも五歳の頃を思い出す。
違うな、思い出させられる。
嫌でもだ。
無能だ、忌み子だ、神の敵だ、と。
私の親戚は国一番の嫌われ者らしいが、あのときはその親戚ともいい勝負だったのではないだろうか。
弟にも、妹にも、兄にも、父にも
誰も私を愛してはくれなかった。
あの国も最近は実力主義の傾向が強くなってきている。
立憲君主制を謳ってはいるが、実際はただ春間以外の上名の家が強くなっただけだ。
もし、今の春の国に生まれたら
私はどんな人生を歩んだのだろうか。
五騎が嫌いだった訳じゃない。
凛は、私の生きる希望だった。
凜は、私が守らなければ、導かなくてはいけない。
鈴音に、これ以上背負わせてはいけない。
出来の悪い弟子達に、これ以上は…駄目だ。
だから、
だからどうか
私のこの決断を、
この過ちを、
許してくれ。
「いいさ、好きにしろ。私はそれでもお前らが愛おしい。」
え?手抜きした?
いいえ、勉強の息抜きです。




