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6話②
「本当に、貴方って人は…天野先生の事が心配なのは、わかりますが、どんな格好をしていても、貴方だって、即、分かるのですから…変装などしないで、堂々と来れば良いではないですか。貴方が、うちの学校の文化祭を見に来ても、不自然なのではないのですから…このスーツに着替えてください。視察に行きますよ」
全く、この人は、天野先生の事となると、どうして、こんなに阿呆なのだろうと、思ってしまう
確かに、天野先生は、もうすぐ四十になろうというのに、未だに可愛いらしく、生徒にも、人気だ。特に、文化祭などは、天野先生の、メイド姿は、今や、恒例となっている