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ペルソナ  作者: ウミネコ
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第二章『皇製薬会社の闇』第十六話

 裁也が研究所に着くと、事態は混乱の極みに達していた。

 広大な土地を持つ皇の研究所は炎上し、消防車や救急車の隊員達が現場に入り乱れている。

 近隣の住民や工場の人間も野次馬となって集まり、たくさんの人達ががなり立てていた。

(これは、逆にチャンスだ)

 裁也は正門から壁に沿って裏口へと回り込んだ。

 分子刀を起動させ、コンクリートの壁をズタズタに切り裂いた。

 崩した壁から敷地内へと入ると、研究所の人間や警備員達が四方を駆けずり回っている。

 誰も、裁也を見ても咎める様子がなかった。

(こういう時、人は目の前の危険以外、注意をさけないよな)

 裁也は周囲を見回す。

 膨大な建物の数々。

 さすが日本を代表する企業なだけはある。

 時間があれば、手当たり次第片っ端から探すのだが、今回はそんな余裕はない。

 目星をつけ、数を絞って捜索するのだが…………。

(これだけ広いと、どこから手をつければいいのか……ん?)

 裁也はある一画だけ、破損が少ない建物を見つけた。

 必要最低限の損傷で、そこには大切なモノを保管する場所だと知っている人間の意志を感じた。

(爆破したヤツは、あそこが大事なのか……?)

 まあいい。

 一番最初に探索する場所はくじ引きみたいなものだ。

 どれだけ予測しても、外れる時は外れる。

 裁也は、壁に空いた大穴目掛け突き進み、薄暗い建物内へと侵入した。



 裁也は建物の中を突き進む。

 白を基調とした壁。

 蛍光灯が廊下を照らし、薬剤を扱う場所だけあって、室内は清潔に保たれている。

 ただ不穏なのは、電子ロックされてるだろうドアが意図的に開かれている事だ。

 警報が鳴っているにも関わらず、研究所内のスタッフには出くわさないし、一つのルートを辿るように扉のロックが解除されていく。

 誰かの思惑が働いているようで、裁也は外に戻れない泥沼に嵌っていく様な感じがした。

 ……嫌な予感がする。

 だが、自分は突き進むしかない。

 黒い仮面の下の顔がニヤニヤと笑っている様が、容易に想像出来た。

(お前が偽者だろうが、本物だろうが、叩き潰すッ!!)

 一から与えられた柄を握り締め、裁也は疾走した。

 走り続けた先は、やがて行き止まりになる。

 廊下の天井についている監視カメラが、裁也の動向を把握していたようで、後ろの扉がロックされ閉じ込められた。

 どうやらここが終着点のようだ。

 裁也は辿り着いた部屋の扉のネームプレートを見た。

『天才美少女月夜の実験室』と、扉の正面に掲げられている部屋。

 どうやら、誰かさんはここに裁也を招き入れたいらしい。

 それにしても…………。

「ふざけた名前だな……」

 人をおちょくる、ミカドと同類の臭いがする。それもアイツに比べて数倍タチが悪い悪臭が……。

「……入るか」

 裁也は分子刀で扉を切断し、室内へと足を踏み入れた。

マンガ家さんとアシスタントさんとのアニメが終わってしまったorz

原作みたいに、第二期やらないかなぁ……。


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