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メイドと執事の話その5

 ここから視点が二つになります。

メイドの話その5


 温室って初めて入りましたけど室内なのに日差しが入って不思議ですね。朝の日差しがとっても爽やかで素敵!

 お花に囲まれながらのお食事はよいですね。


 奥様は「私なんかがいいのかしらいいのかしら」といつもの様に怯えて居る様です堂々としていれば良いと思います。


 旦那様と執事さんが温室の真ん中で待っていました。


 朝日の中だとの旦那様の漢ぶりが分かりますね黒々とした髪に青い瞳に日焼けした顔、元騎士だったそうで筋肉隆々だそうです。コートが決まっておりますが奥様への態度はどうかと思います。


 今日も眉の間に皺を寄せています。奥様をどう思っているんでしょうか?




執事の話その5


 奥様を一目見た時女神が降りて来たのかと思いました。角度のよって金色に光る亜麻色の髪に雪の様な白い肌を彩る紫水晶の瞳。白いドレープのドレスが神話の様でした。旦那様もうっとりと見惚れて真っ赤になっております。眉間に皺がよっていますよ。


 椅子を引いてエスコート致します旦那様の真正面で奥様は少し震えて居る様です。


 早速朝食になりました。朝食のメニューは、ニンジン、カブ、などの根野菜のグリルにレタスとタマネギソースのサラダ、豆のスープに果物とヨーグルトと健啖家の旦那様には物足りないメニューですが、旦那様は奥様と同じものを食べて居るだけで緊張して居る様です。


 まず旦那様は奥様にジュースや果物をお取りになり奥様はひたすら恐縮しておりましたが旦那様は奥様の一挙一動に見惚れて居る様でした。


 奥様のグラスに真っ赤な顔で奥様のグラスにミルクを注いでおりました。メイドが笑って居ました・・・失礼な私も笑いたいのに


 奥様の口を抑える仕草が美しかったです。


 でもこれで奥様の食の好みが分かりました。酸味の強い果物とサラダに蜂蜜をかけたヨーグルトに紅茶に固めパンなどがお好みの様で甘いものはそんなにお好きでは無いそうです。


料理長に命じておきましょう。




メイドの話その6


 朝食が始まりましたが、奥様が予想していた奥様のこれからの話では無く普通に朝ごはんを一緒にと言うことの様ですね。心配して損した


 旦那様が奥様に何かをとろうとする度に「申し訳ございません」「そこまでして頂かなくても」と相変わらずです。


 旦那様が奥様のグラスにミルクを注ぐ時なんか手がちょっと震えていてちょっとふいちゃいました。(執事さんに睨まれたけど)緊張して居るのかな?


 特製の朝食みたいで野菜スープに焼き野菜などのお野菜たっぷりメニューで旦那様は物足りなさそうですが、奥様はいつもより食が進んでいる様です。


 良かった。


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