純白のドレスと鮮血
最後残酷描写があります
「ねえ、君達って佐久間さんのクラスメート?」
突然、見知らぬ男性から声をかけられた。
「え、はい。そうですけど…。」
「佐久間さん知らない?僕、マネージャーなんだけど…。」
「…楽器室じゃないんですか?」
「うん、僕もそうだと思って一回行ってみたんだけどね、何か張り紙がしてあって。」
「張り紙?」
「そ、張り紙。マジで申し訳ないんだけど探すの手伝ってくれない?」
そういうと、その男性はどこかに去っていった。
「え。何やったんや今の。」
「任意って事なのか…ま、探してみっか。」
「あーじゃあ俺はここで待機しとくよ。まだ対戦終わってないし。」
森はそういうと、ゲームを再開した。
「じゃ、行こう。邦海。」
「おうよ。」
2人で佐久間を探すことにした。
「とりま楽器室行くか。」
「せやな。」
楽器室は、旧館2階の奥にある。第一ホールは、本館と旧館の間にある。
「そういや何で楽器室が楽屋になったんやろ。」
「んー…そこ以外空いてなかったんじゃねーの?」
「あー…てか楽屋いるん?」
「メンテナンスとか着替えとかってことじゃねーの。」
「あねー。」
「でも遠いよな。ドレスとか着るんじゃねーの。動きずらそう。」
「確かに…。」
そんな話をしている間に、楽器室に着いた。
「…『着替えているので開けないでください。』。」
「着替えてるんか。ちょっと待つ?」
「そだな…にしても着替えてるにしては物音が一切しねぇ。」
「…あ、鍵は開いてるんか。」
そういうと、邦海はドアを開けて中に入っていった。
「あ、おい。ノックぐらいしろって。」
「佐久間ー。もうすぐ演奏やけど何して…え。」
「ん?どした。」
「…。」
邦海は、その場から動かなかった。
いや、動けなかった。
「?」
不審に思った誠介は、仮楽屋に入っていった。それと同時に、ドアは閉まった。
「…え。嘘だろ。」
その光景を見た誠介は、目を見開いた。
確かに佐久間はそこにいた。
純白のドレスを自らの血で真っ赤に染め、力なく椅子からずれ落ちている状態で…。




