学園1
ついに私たちは学院に入学した。
自立性を養うためにこの学院は全寮制になっている。
すべては自分のことは自分でするという方針をとっているが身分が高い人は家から専属の侍従も一緒に入学させてるみたいだ。
そして、入学式も無事に終わってクラス分けの発表があった。
「やったね、みんなクラス一緒だね♪良かったよ」
キルニアが言うとみんな嬉しそうに頷いた。
「あとは寮の部屋割りだよね。どうなってるかまだわかんないよね」
ケイトが不安そうにいった。ケイトは少し人見知りするからできればキルニアかマリーかのどちらかになって欲しいんだけど。
その願いが叶えられたのか見事にケイトはマリーと同じ部屋になった。
ちょっとキルニアが寂しそうだけど基本キルニアは誰とでも仲良くやっていけるからそこまで心配していない。
そのキルニアの同室者はサベル伯爵家のキッカがなった。
男子はというとクルーナはコンラットとなって私は、爵位なしの平民のエクトル・ヤンと同室になった。自分で言うのもなんだけど貴族と同室になって平民からしたら嫌だろうね。
でも、せっかくの縁だから仲良く友達になれたらいいかな。




