あっさりと
略奪者。探求者や探索者、狩人などが遺跡から持ち帰ったモノを奪うものの総称。
その大半はそれぞれの組織で爪弾きにあったり堕落し楽に金銭を稼ごうとする者などだ。
実力は伴わないことが多いが、遺跡から抜け出し疲弊している者には要注意とされる。
「女と持ち物、置いてくなら男の方は逃してやってもいいぞ?無駄な争いは互いに止めとこうぜ」
男たちの内真ん中にいる男がニヤニヤとしながら話す。
「生憎と持ち帰るまでが採取者の仕事でね。徹底的に抗わせてもらうよ」
数の上では2対3。相手の武器は剣に槍、杖。
だがこちらは既に戦闘準備が終えているのだ。
「漂う、紅き水よ、穿ち抜け、水珠」
「修羅烈風刃」
手数の多い魔法で牽制する。牽制とはいえ当たればタダでは済まない威力ではあるが。
「クソが!」
剣持ちの男が走ってくる。5発の風の刃を操作し、片脚を切断する。
「があぁぁいぁあ!」
杖持ちは槍持ちと一緒に対魔法障壁に籠もっている。
弾幕が切れれば槍使いが距離を詰めてくるだろう。
杖持ちはその援護か、こちらに牽制をするか。
のたうち回る剣もちの男は無視して戦術を組み立てる。
キーとなるのは未知数な杖持ちだ。
「杖のやつは任せてください」
「ん、頼んだ」
弾幕が切れ、槍使いが突っ込んでくる。
「朱き水の、絵画、陣を描きだせ、水流操作・陣。穿水陣」
水の弾丸は杖持ちの男の周りに水を撒くことを優先していたらしい。濡れた地面に残る水は魔法陣を描き出し、杖持ちの男の全身を斬り裂いた。
「『発破』ァ!」
「風槌・突風撃」
爆発を起こす念を使った槍の男もさっさと倒れた。
ちなみに使ったのは手に風を溜めて中距離で放つ衝撃波。
それぞれの武器は奪い、その場を後にした。




