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洞窟の奥には
出てきた怪物を解体して価値の高いものや需要の高いものだけ回収した。
これだけでもそこそこ時間がかかったが、周りからは怪物の襲撃はなかった。
不自然なほどに。
通常これだけの怪物が血を流したのだから漁夫の利を得ようと周りから臭いに釣られた別の怪物がきてもおかしくない。
それすらない。
異常。
洞窟の奥にまだナニかがいるのは分かっている。
それのせいで周りから怪物が来ないのか?
その場合、完全にこの場所が洞窟に潜む怪物の縄張りということになる。
「いけそうですか?」
「少し待って」
風の流れに集中する。
風の流れを阻害する体毛が生えた巨大な体躯。共鳴する音がしているのは角があるからか。ジャリジャリと土砂を掻き分ける音・・・・・!やばい!!
「突進がくる!退避!」
直後巨大な角を生やした牛らしき怪物が洞窟から現れた。
角には石英などが結晶化したのだろう。まるで宝石のように輝いていた。
巨大な体躯に二本角、身体強化を使っているとされる怪物。知性を感じさせない眼。空気を震わせ肌にまで響かせる咆哮。
その名はベヒモス。




