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青嵐―誠の未来へ―  作者: 初音
第3章
101/101

あとがき



 完!結!しました!


 最終話の完結ボタンを押すのは、さすがにちょっと「ふおおお」となりました(何)

 結構寂しいものです。ついに、琉菜の冒険もおしまいです。


 ここまで読んでくださって本当に本当にありがとうございます。第1章から全部で40万文字ですって!こんなに長い小説を最後まで読んだアナタはすごい!ありがたい!神!


 しかも、章ごとに第何話って数字をリセットしてるからわかりづらいですが、3章でぴったり100話ですよ!(偶然)すごくないですか!?



 初回投稿が2012年。現在2020年。足かけ9年?まじで…まじか!


 大人になると1週間1ヶ月1年があっという間に過ぎていくものですが、まさかの9年…!まあキリよく構想含め10年ものの作品としましょう。


 ……10年て!かかりすぎだから!生まれた子供が小学生だよ!


 もし2012年もしくはそれから間もない時期から読んでたよ、という人がいたら挙手してください。特に贈呈できるものはありませんが、終身名誉VIP読者に認定させていただきます。




 さてさて、お話の方ですが、私の書きたかったことは全部詰め込めました。以前お話しした「叩き台になった小説」では、


 1章→中富新次郎登場せず。琉菜が露骨にモテる。

 2章→中富新次郎初登場。1章の琉菜の生活をかき乱す。 

 3章→おおむね「青嵐」と一緒。写真を撮ったりするエピソードがなかった。


 という感じでした。(知らんがなって感じですよね…)



 特に今回重視したかったというか、テーマにしたかったのが(伝わったかどうかは別として)こんなところです。


・沖田さんとの恋愛はメインだけど、新選組主要メンバーともしっかり絡みたい

・歴史は変わらない、というのを一本軸にして話を展開していきたい



 あとは未来の便利グッズを幕末で使ってみたいとか、現代人が幕末で生きていくことになったらこうなんじゃないか?っていうリアリティはなるべく出したいとか、テーマというほどではないけど書きたかったこと、もふんだんに盛り込みました。


 最後の沖田さんの寿命が数日だけ伸びる、というくだりですが、ここまで一貫して「歴史は変わらない」をやってきたので、「最後に1回くらい奇跡があってもいいんじゃないか?ここでやれば奇跡感も際立つし。うん、そうしよう」って感じで割と中盤から後を書いている時に思いつきました。当初は普通に命日を迎える予定でした。


 あと、最後で琉菜がガイドさんになっているというのは、私の個人的願望も入ってます。わかる人はわかると思いますが、八木邸に行くと芹沢暗殺までの顛末を話してくれるガイドさんいるじゃないですか。あれやりたいんですよね。老後の夢なんです(笑)


 そして、タイトルの由来についてお話しましょうかね。

 まず「青嵐」は、私の大好きな新選組漫画「風光る」が季語からタイトルを取ったという話だったので、「私も季語から取りたい!」と思って何か新選組を表すのにぴったりな季語はないかと探した末見つけたのが「青嵐」です。夏の、葉が青々した時期に吹く強い風のことだそうです。

 新選組のイメージは、まさに風のように吹き抜けた集団、そして有名のあの羽織の青っぽい感じ!(本当はうっすいブルーグリーンといったところですが)ぴったりじゃん!ということで決定。


 で、「誠の未来へ」はちょっとクサいかなあと思いつつも追加でつけました。1章~3章を通して描きたかったのが、新選組や他の幕末志士たち(いうても坂本龍馬くらいしかちゃんと出せませんでしたが)が、みんな未来の日本のために戦ってたんだよ、っていうところ。後半は登場人物の退場が連続してそのたびに皆が同じ質問をしていくというシナリオだったので若干しつこい感は否めなかったかな……とも思いましたが、カットしたくもなかったのでそのまま進めていきました。


 最初の方は小説の書き方ってものに全然沿ってなかったので、算用数字と漢数字がバラバラだったり、・と…の使い方もぐちゃぐちゃだったり、何よりかなり後になって「こんな書き出しはNG」っていうのに「いきなり年月日から始める」っていう記載を見て、「やっちまった!」ってなったりしたので、特に1章なんかは修正したいなーという気持ちもありますが、たぶんやりません……余力がないので……これはこれで自分の成長がわかっていいかな、みたいな笑


 そんなこんなで。あとがきは以上になります。

 ここまで読んでくださった皆様、本当にありがとうございました。

 読み終わった感想などをぜひいただけると飛び上がって喜びます。よろしくお願いいたします!


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― 新着の感想 ―
[一言] 完結、お疲れさまでした! 青嵐~誠の未来へ~、とても面白かったです! また第一部から読み直したい(笑) 本当にお疲れさまでしたm(_ _)m
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