マイスター9
鉄たちがホームに戻ったのは辺りが薄暗く夕方だった。
鉄が「今帰ったぞ」
優子が「みんなお帰りなさい」
純が「ただいま」
学が「疲れましたね」
道が「風呂入れ。ご飯はできてるぞ。今日はカレーだ」
純が「その前にミーちゃんは」
優子が「あれ。今そこで遊んでいたのに」
道が「純。そこにいるのは」
純が「そう。ミーちゃんの家族よ。ミーちゃん。出ておいで」
純がミーちゃんと呼んだら、嬉しそうに駆け寄ってきた。
純が「ミーちゃん。お迎えが来ましたよ」
ミーは猫たちを見つけると鼻をこすり合わせている。これがミーたちの挨拶みたいだ。
ミーも家族と会えて嬉しそうだ。純たちも無事にミーが家族と会えてほっと安心した。
純が「家族と会えて良かったね」
初めての冒険も終えて沢山の収穫があった。危ない目にもあったが楽しかった。
地球では味わえないことがこの星にはある。とても意味のある一日となった。
道が「初めての探検はどうだった?」
学が「怖い思いもしましたが非常に貴重な体験をさせていただきました」
純が「全てのことが新鮮で、新しい。ここでは当たり前なことが私たちにとっては当たり前
じゃない。でも、楽しかった」
鉄が「動いたから腹減ったな」
優子が「そうね。食事をしながら話を聞かせて」
道が「ああ。沢山作ったからいっぱい食べてくれ」