マイスター60
そして、月日は流れて新たな旅立ちの日。
辰巳志の新たな門出。
辰巳志。鉄と愛のひとり娘。
志が「お父ちゃん。お母ちゃん。今日は娘の晴れ舞台だよ。みんなと新しい世界に行くんだ」
鉄が「おう。気が早いな。旅立ちは派手にせないかんわな」
愛が「志ちゃん。気が早いよ。まだみんな集まってないでしょ」
志が「うん。でも胸の高まりが抑えられないんだよ」
愛が「それは、分かるわよ。私とてっちゃんの娘だもの」
白井美音、白井美静の新たな出発。
白井美音。学と純の長女。白井美静。学と純の次女。
美音が「それではお父様。お母様。ご心配なさらずに行ってまいります」
美静が「お父様。お母様。お姉様とご一緒にやり遂げられるように頑張ります」
学が「はい。二人ともしっかりやるべき事、考えて実行して下さい。そうしたら必ず光は見えます。みなさんの助けにもなりますから、決して諦めないで頑張って下さい」
純が「美音も美静もしっかりね。体には気をつけるんだよ」
天野歩む、天野守るの新たな巣立ち。
天野歩む(あまのあゆむ)。道と優子の双子の兄。天野守る(あまのまもる)。道と優子の双子の弟。
歩むが「父さん。母さん。じゃあ。行ってくるよ」
守るが「父さん。母さん。俺たちも夢を果たすよ」
道が「ああ。行ってこい」
優子が「二人とも忘れ物はない。準備はちゃんとしないと」
歩むが「母さん。ばっちりさ」
守るが「抜かりはないよ」
優子が「そう。歩むが守るを引っ張って、守るが歩むを支えるのよ。私達はあなた達を信
じていますからね」
道たちの子供たちの新たなる旅立ちの日。
息子、娘の門出を祝う大切な日。出発を前にそれぞれの家族が挨拶を交わし合い。そして、ひな鳥たちが高く飛び立つその日がやってきました。
一同が宇宙船が飛び立てる場所に集まりました。
学が「しかし、僕たちの時代とは異なりみなさんが宇宙船のパイロットの免許を取得したことには驚きました」
道が「ああ。技術も進歩している。今じゃ。宇宙は身近になりつつある」
鉄が「ひよっこたちの門出だ。派手に行こうや」
純が「そうね。私たちも宇宙へ行くときはこんな感じだった。昔の私たちがよみがえってくるわね」
優子が「そうね。とても懐かしい。初々しさも胸のときめきもこの瞬間にあった」
道が「俺たちの子供だ。大丈夫だよ。最後までやり遂げる」
子供たちが宇宙船に乗り込む。
志が「それじゃ。みんな行くよ」
鉄が「道中、達者でな」
愛が「大丈夫よ。てっちゃんの娘だもの」
歩むが「守る。遅れをとるなよ」
守るが「歩むこそ、突っ走ってへばるなよ」
優子が「二人ともケンカしないの。仲良くね」
道が「二人とも楽しんでこい」
美音が「それでは皆様。頑張りましょう」
美静が「そうですね。これからよろしくお願い致します」
学が「前進あるのみ。自分の信じた道を進み続けて下さい」
純が「美音。美静。身体には気をつけてね」
こうして宇宙船は地球を離れまだ見ぬ未知の世界へと旅立った。
これからは彼ら彼女のたちの時代。時は流れていく。願いはいつの時代もみんなの中にあるものだから。




