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越後の忠臣  作者: のらねこ
第三章
38/45

盗賊の城

柿崎邸 柿崎景家

景家「ただいま」


綾・小雪「おかえりなさいませ」

最近は綾が通い妻になってる。

朝早い時間にうちに来て、夕方ごろに帰る。自分の主君のむすめがこんなのでいいのか


小雪「どっかにいかれるんですか」


景家「ああ。越中攻めだとよ。出陣は今月の終わり」


綾「どのくらい帰ってこれないですか」


景家「流石に雪が積もる前には帰れると思ってるけど、当分はこの戦が続くだろう」


小雪「めんどくさそうな顔をしてますね。つい昨日までは戦に行きたいといってたのに」


景家「仕方ないだろう。めんどくさいに決まってるだろう」


綾「ねえ、雪姉春日山城に来ない?」


小雪「でも、この家が空くことになりますし」


景家「あー確かに。どうせうちにいても寂しいだけだろう。綾も小雪といたいみたいだし、春日山城にいればいいじゃん。それに仕事がなくなるだけだぞ」

うちの館は、そこそこ広いのに住人が俺と小雪あと綾まあ、全然いない。侍女を雇うほど困ってるわけじゃないし

小雪「なら、綾様のご懇意に甘えさせていただきます」


~~~

飯田城

久しぶりに俺の城に来た。全然この城に来てないから、正直長重が城主みたいなものだ

最初の頃は、ただの山城だったのが、今では城下町を持ち、堀をめぐらして本当に立派な城になったものだ


城の近くに行くと


守兵A「おお、頭だ。みんな頭が帰ってきたぞ」


守兵B「ほんとだ、おかえりなさいませ。頭」


守兵C「すぐに幹部様たちに報告していこい」

一気にあわただしくなった


そして

長重「頭。お久しぶりです。ご健勝で何よりです」


景家「おぬしらも、変わりなさそうだな」


長重「すぐに本題に入りますか?」


景家「そうだな。時間もあまりない」


長重「わかりました。」「1人は頭を城の奥に案内しろ。もう1人はすぐにほかの幹部たちを呼んで来い」


長重も立派になったものだ。

まだ13歳だというのにこんなごろつきどもをしっかりとまとめてる。

そう思いながら進んでいると城の評定の間に通された。

そのまま上座に座らされた。落ち着かない。今はずっと下座より。それも一番後ろといっても過言ではない

5分くらいして、幹部が全員をそろった


長重「今回の出陣の件ですか」


景家「そうだ。越中攻めに俺も軍を率いて出ろだとよ」


幸助「久しぶりの出陣ですね。2年ぶりくらいですか」


景家「そうだな」


政助「我々は先鋒ですか」


景家「そんなわけあるまい。どうせ形だけの出陣だ。それよりもだ。今この城で動かせるのはいくらくらい動かせる?」


長重「今、800騎は動かせます。残り200ほどでこの城の守備をさせます」


景家「え。そんなにいるの」


祐助「最近は、信濃や甲斐にもいってます」


景家「なら、800の兵を率いて、春日山城に行くか。出陣は明後日」

4人とも『は』

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