↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
越後の忠臣  作者: のらねこ
第三章
PR
37/45

越中

春日山城 1529年9月 柿崎景家

長尾為景「皆の者意見を出せ」


場の空気が変わった。

なんでこんなことになったんだろう

佐渡の計画をはじめてから、2か月がたった。

今のところはうまっくいっている。

でも状況が少しずつ変わってきた。


1番の問題は9月になって新保が動き出した。

目標は椎名だろう。

椎名は、為景様の若いころに負けたが領土の保持を認められ長尾に従属した形で残っている。

多分椎名を残した理由は、上杉攻めの時に本拠をつかれないように、椎名を残したと思う。まあ肉壁かな。


9月になって新保勢寺島職定率いる4000が動き出した。

今は、滑川の周辺まで軍を進めている

逆に椎名はわずか2000。


椎名はその結果すぐに長尾に援軍を求めた


色部勝長「殿。私は援軍に向かうべきかと思います。我々が拡大していくには、信濃に伸びるか越中に伸びるかの2択です。信濃は取る意実がございません。信濃は米がとりにくく、今年も不作といわれています。逆に越中は、信濃に比べて問題が少ないです。それにここで椎名を捨てるとなると、長尾の名が汚れるかと思います」


長尾晴景「私は色部殿の意見に反対です。今、越後は先の戦いで国がつかれております。ここで動くことはできません」


為景「定信、いくら兵を出せる」


斎藤定信「およそ4000が限界かと。集めようと思えばもう少し集めることができます」

全員がしゃべらなくなった

今回は出兵かな


為景「景家おぬしは意見はないのか」

列の一番後ろにいたのに意見を求められた

ふざけんな。なんでこんなところで意見しなきゃいけないんだ

はぁぁ。


景家「私のような小物が発言するような場ではないと思いますが」


為景「許すといってるだろう」


景家「わかりました。では意見させていただきます。私も今回の出兵には賛成です。ですが、皆さまとは1つ違うことがあります。それは今回の出兵に合わせて越中、加賀までの統一をするべきだと思いませ。越中をとるまではそこまで難しくはないでしょう」


色部「おぬしの意見はわかる。だが何故加賀まで兵を進める。越中を治めるのにどれだけの時間がかかるか分かったものではないぞ」


景家「はい。色部殿のおっしゃるとおり、越中を治めるのには時間がかかりましょう。しかし、隣が一向一揆というのはどうかと思います。例えば我々が、越中に向かったとしましょう。新保が援軍を求めるとしたらどこでしょうか。


定信「加賀の一向一揆か、飛騨に三木のどちらかだろう」


景家「しかし三木は動けないでしょう。同盟国の土岐家が家督争いでボロボロです


定信「なら、一向一揆か」


景家「新保は危なくなれば、加賀に援軍を求めるでしょう。条件としては、土地をいくらか渡すなどでしょう。それに一向宗は、為景様がお嫌いなことでしょう。為景様が出している無碍光衆禁止令が邪魔で仕方がないでしょう」


為景「一向一揆が動いたとしたら、越中攻めは止めざるしかないぞ」


景家「逆に考えてください。一向一揆が動くということは、加賀を出なければいけません。加賀の主要な城の尾山御坊も大聖寺城も堅牢です。そこから引っ張り出せると考えればいいということです」


為景「こ奴を言い負かせるものはいるか」

全員が黙った。晴景に限っては俺をにらみ殺そうとしている。怖い怖いw


為景「全軍出撃だ。色部を先鋒に。晴景と定信は留守を頼んだ」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。