城の受け取り
旗飯田近く 上杉兵
このあたりにこればもう攻撃を受けないだろう
最初は勝っていたのにいつの間にか負けていた
兵A「なんでも、上条様打ち取られたみたいだぞ」
兵B「マジでかよ。なんで俺ら負け戦に付き合わなきゃいけねんだよ」
兵A「ほんとだよな」
この時代、常に飢えと隣り合わせだ。
けど、戦によって、生きてられるのも本当だ。
城を落とした後の町の荒らしは、生きるために必要だ
城を落とした後、町にある、有り金をとれる。
それにだ、妻がいないものとしては、女を連れて帰ることや
子供を売れる。だが俺らは負けた
兵A「おい、あれなんだと」
兵B「おい。」
飯田城 祐助
兵「祐助様、敵兵位置に着きました」
祐助「木を切り、旗を掲げよ」
この木を切れば、いきなり城が現れる。敵にはいきなり城が現れて見えるんだ。心理的に恐怖で逃げ出すだろう。
祐助「声を上げよ」
城兵『えいえい、おー。えいえい、お』
すぐに上杉兵は逃げだした。
頭が事前に、長尾の旗を借りてきてた。それに
???「祐助様こんな感じでよろしいのですか」
祐助「これで構いません」
もしこの城を攻めだしたら、この城には50名しか正規兵がいない。
そんな城簡単に落ちるだろう。だから
数を多く見せるために、周辺の町人に声を上げるようにとお願いしてた
町人A「それにしても、こんなことで構わないのですか。我々は定家様に、返しきれないほどの恩があります。それこそ兵として使ってもらってもかまわないと思っています」
祐助「いいえ。頭からはもし攻めてくるなら、すぐに逃げてもらえが来てます故」
頭が常に巡回しているおかげでこのあたりの治安が上がり、町人たちは喜んでいる
保倉川を越えた少し先 柿崎景家
伝令「さきほど、宇佐美定満殿が参られました」
笑いが止まらない。さっき祐助から使者が来て無事作戦が成功したときた。そしてこのタイミングでの宇佐美だ。完璧
長尾為景「とおせ」
宇佐美定満が、1人で入ってきた
宇佐美「宇佐美定満です。今回の勝利おめでとうございます。我々は長尾に下ります」
為景「おぬしほどの名将が来てくれたことうれしく思う」
宇佐美「栃尾城、北条城を献上いたします」
為景「確か、おぬしは栃尾城の城主だったな。なぜ北条城までもだ」
宇佐美「は。北条城には一切の守備兵がいなかったためとっても参りました」
為景「そうか。なら今後とも、栃尾城を頼む」
宇佐美「は。ありがたき幸せです」
そういって宇佐美は去っていった
為景「皆の者今回の戦はこれまでよ。後程城に帰って褒美を使わす」
その言葉と同時に、全軍が城に退却を始めた