エンディング
終わりました
区間支配計画は一気に加速し、各地で健康診断と称して次代を担う日本の人工授精が極秘に行われた。
マギーは日本に残り生活することになったのである。
彼女はあっさりと
「本土では私は行方不明ね」
と笑い
「もっとも、日本を取り巻く嵐が消えるまで動けないし、ノープロブレム」
と言う事らしい。
太一はそんな彼女にどぎまぎしながら
「せやったら家探さなあかんで」
ホテル住まいはお金かかるさかい
と変な金銭根性の助言をした。
響夏はその横で
「それなら、俺が政府を代表して家を用意するわ」
監視はしとかなあかんからな
と告げた。
マギーは肩をすくめて
「Oh」
と声を零した。
その先で学校の門前で友人たちが彼らを呼んで手を振っていたのである。
■戦闘芸術女神フィナ
区間支配計画は三年後にあらゆるライフラインにメインコンピューターが指示するという形で定着し、そこに登録された血縁関係者が支配者として政を行うように回り始めた。
関東は津村。
中部は飛鳥。
関西は漣。
そして、その全てに太一の遺伝子も登録されたのである。
その完成と同時に津村家康が安心したかのようにこの世を去り、その後を彼女の夫と子供が引き継いだ。
中部は飛鳥烈と彼の側近として動いていた女性との間で子供を作り、その子供が後を引き継ぐように運用が回り始めた。
響夏もまた未来のために子供を作らなければならないのだが、彼は笑顔で
「俺が子供を作る前に死んだら」
たいっちゃんとマギーの子供を期待するしかあらへんな
と告げた。
太一はそれに顔を真っ赤にしながら
「何言うてんねん」
と言ったもののマギーが横から
「私は太一とならOKね」
と言うと益々顔を赤らめたのである。
結局、関西の区間支配計画が最後となったのだが数年後には運用が動き始め、それまでずっと夜の監視をし続け夜の日本を守り続けていた女神の姿も消え去るとあの災厄日から漸く日本は未来へと踏み出したのである。
太一は変わったような変わらないような日常の中で空を見上げると
「響夏、日本はちゃんと未来に歩んでいるで」
日本を守っていた嵐が消え去っても
「佐久良さんや武藤さんや、響夏の子供がみんな日本を未来に繋がてるわ」
と言い、後ろに立っているマギーを見て笑みを浮かべた。
彼女はそっと太一の手を握り
「私たちも…seve is japanだね」
動き始めた日本を見守っていこう
と微笑んだ。
空は何時もより青く、そして、明るく輝いていた。
END
無事に終わりました




