後話6 人妖寄らば
博麗神社境内
「で? どうするのそれ」
ミラージュと文が去ってからしばらく。
梅雨の曇り空の下、縁側で霊夢が話しかけてきた。
彼女が指さすのは、俺が手に持つ和紙。
賢者が託してきた『命名決闘法案』だ。
「どうって考えるしかないだろ。このままじゃ妖怪が危ないんだし」
そう返しつつ後ろを見る。
ちゃぶ台に紙を広げて何やら書いているのは魔理沙だ。
明やディエナは彼女とやいのやいの話し合っている。
命名決闘法に関する意見を纏めているようだ。
「折角人間と妖怪が一緒にいるんだ。ちゃっちゃと決めちゃおう」
「……それもそうね」
霊夢は仕方なさそうに頷く。
あまり乗り気ではないようだ。
だが、今後妖怪と張り合えなくなるのも嫌だという。
彼女は共存などという理由ではなく、戦う口実欲しさに協力している節がある。
それはそれで良いだろう。
人間と妖怪が気楽に戦えるようにするのがこの法案のメインなのだから。
「ねえまもる。その、いま思ったんだけど」
不意にディエナが話し掛けてきた。
「うん」
「あたしも志歩も、それにまもるもあかりも、幻想郷にはそこまで詳しくないじゃない? だから、幻想郷に住んでる人の意見を大事にすべきだと思うの」
「そりゃあそうだね」
「魔理沙と霊夢は幻想郷の人間だからいいわ。でも、この場に“幻想郷の妖怪”がいないのは良くないと思うの」
ディエナはそう言って霊夢と魔理沙を見る。
ふたりとも少し考え、そして頷いた。
ディエナの言うとおりだ。
一番大事な意見元である“幻想郷の妖怪”がこの場にいない。
これは問題だろう。
「?」
膝の上の金髪幼女が俺を見る。
うん、一応君は……リリーホワイトはいるが。
言っちゃ悪いけど当てにならない。
「あの鴉天狗は帰っちゃったしな。霊夢、魔理沙、なんか知り合いの妖怪とかいないのか」
「いたとして呼ぶと思う?」
「うん知ってた」
霊夢に振るが、すぐ諦めた。
巫女である彼女が妖怪を連れてくるなんてあり得ないだろう。
「いるにはいるが、素直に協力してくれそうな奴はいないぜ」
魔理沙も否定した。
結構最近までいろんな有力な人外とやり合い、和睦し、時に協力してきたらしいが、どれも一癖も二癖もある奴ばかりだったという。
明に視線を移す。
(森にいたっていう魔法使いは)
(れいむんたちと揉めそうだから嫌)
(知ってた)
こっちも無理そうだ。
明は幻想入り直後、アリス・マーガトロイドという人形使いの魔女に助けられたのだという。
結構な実力者のわりには友好的らしいが、彼女もまた幻想郷に来て日が浅い。
おまけに人目を避けて暮らしている。
巫女の関知していない実力者なんて呼んだら揉めるに決まってる。
向いていない。
「里で呑んでる妖怪……はもっと当てにならないよなぁ」
手軽な選択肢を探ってみるが、やはり不足だった。
どうしたもんかな。
「ねえ、あの銀色はどこよ」
「志歩たん? あれ、いない」
霊夢が声を上げた。
明が気づいて見回すが、志歩の姿は無かった。
おかしいな。
さっきまで近くにいた気がしたんだけど。
すると。
「アカリー、ただいまー」
気の抜けた志歩の声。
ちょっと散歩してきたよーみたいな声色だ。
ったくどこ行ってたんだよーみたいなノリで振り返る。
すると。
「これいる?」
「は……?」
コンビニでアイス買ったけどいる? みたいなノリで右手を掲げる志歩。
ただ、その手にぶら下がっていたのは。
「ひ、ひいぃ……?」
携える一対の鳥の翼。
それを掴まれ吊るされている、桃色の髪の少女。
「手頃な妖怪持ってきたんだけど、役に立つかな」
志歩はそう言って小首を傾げた。
* * *
「ごめんなさい退治しないでください食べないでくださいごめんなさい」
部屋の隅に正座したまま狂ったように謝り続ける鳥の少女。
服は茶色で意匠が禍々しく、背中と帽子にそれぞれ一対の翼が付いている。
疑う余地はない。
妖怪だ。
鳥の翼があるあたり鳥の妖怪だろう。
人型なのだから、そのへんの雑魚妖怪よりは実力があるのかもしれない。
髪はショートで桃色。
身長はディエナと良い勝負だ。
「わ私ななんで神社に拉致られたんですかなにかわるいことしまっしてしましたでしょしょうか」
顔中汗だくで目を回す鳥妖怪。
俺は怯えさせぬよう正面を避け、彼女の横に腰を下ろした。
「落ち着いて。何も取って食おうって訳じゃないから」
妖怪なんだから取って食われるのは俺の方だろうに。
という本音は言わず、とりあえず声をかけて落ち着かせる。
鳥の妖怪というのは残忍性の強いものが多いらしい。
油断しないように気を張りながら彼女の横に留まる。
「この世界の未来のため、ちょっと知恵を絞ってほしいだけさ。鳥頭でもいないよりマシでしょ」
志歩はそう言って、少女を挟んで反対側に座った。
少女は肩をびくつかせ、俺の方へ逃げようとし、やっぱりやめて立ち上がろうとして、正面の霊夢と目があって諦めた。
目が死んでる。
……おい志歩てめえ逃げ場奪ってんじゃねえ。
俺の配慮が無駄になっただろうが。
ともかく。
「あ」
「ひゃい!?」
口を開いただけでビビられた。
「初めまして。俺は東雲衛、外来人。君は? 名前はなんていうのかな」
彼女の目を見、努めて優しく問う。
鳥妖怪の少女は恐る恐る口を開いた。
「よ、夜雀の妖怪、ミスティア・ローレライ……です」
「ミスティアね、よろしく。ああ、敬語は要らないよ。俺はただの人間だから」
「え? あ、うん……よろしく」
ミスティアと名乗った少女は、一瞬俺の言葉に首を傾げた。
何か不自然なことを言っただろうか。
「ええと、説明するとね、あ、私は妹の明っていうんだけどね、……」
明がミスティアに近寄り、事情を説明し始める。
このままでは妖怪が滅びかねないということ。
命名決闘法というものでそれを回避できるかもしれないこと。
その為には、人間妖怪いろんな人の意見が必要だということ。
一通り説明を聞くと、ミスティアは目を丸くしつつも頷いた。
「はぇー、そんな大層な話だったなんて。……わ、私でよければ力になるわ」
「ほんと!? ありがとうみすちー!」
「みすちー」
「ちなみにこれがその原案らしいんだけどさ」
「うん、そのまえに呼び方を直し」
「率直にどう思う?」
「聞いてよ」
明の手にかかれば、妖怪だろうがなんだろうがただの友達と化す。
やはり初対面の相手には明を当てるのが一番だ。
やや強引だが。
「……ううんと、難しくてよくわからないけど……つまりは、ルールさえ守れば自由に暴れたり戦ったりして良いってことよね」
「そゆこと! どうかな」
「良いと思うわよ。暴れても殺されないって素敵じゃない。ただ……」
ミスティアは肯定したが、少し困った顔をする。
「“人間の殺傷を目的としてはいけない攻撃”って、ちょっと想像つかないわ。そんなので満足するのかなって思うし。それにこの“美しさ”ってなに……?」
小首を傾げ、唸るミスティア。
彼女の疑問は至極普通。
霊夢や魔理沙、ディエナや志歩も同じような理由で詰まっている。
噛み砕けば“手加減してやりあえ”という意味なのだ。
どう決着をつけるかが焦点となる。
また、攻撃に意味と美しさを持たせるとはどういう意味か。
この解釈も問題だ。
「ねえお兄ちゃん。私思ったんだけどさ」
静寂を裂いて明が話し掛けてくる。
他の面々とは異なり、あまり悩んでいるふうには見えなかった。
「これっていわゆる、ゲームとかスポーツみたいな感じにすればいいんじゃね」
「ほう」
皆はぽかんとしているが、俺は続けて聞く。
「だってさ、このスペルカードっていうものにあらかじめ攻撃内容書いといて提示しろってことでしょ? んで、回数も決まってて手札が全滅したら負け。これつまりあれじゃん、TCGみたいなもんじゃん」
「…………ほう」
頷く。
その解釈が最適解だろう。
「“戦闘”って言葉に気を取られるから混乱するんだよ。ゲームだと思えばいいじゃん」
「……うーん、わかるようなわからないような」
だが、俺以外にはあまり通じていなかった。
理由は簡単、幻想郷にまともなゲームやスポーツが無いからだ。
例えが想像できないのである。
「ええとな、ゲームってのは戦闘を遊び化したものなんだ。つまり賢者が言いたいのは、“遊び”で戦えってことなんじゃないかな」
「遊び……? そんなので決着するの?」
「するよ。鬼ごっこだってかくれんぼだって、遊びだけど勝敗が着くだろ? 例えば、被弾しても死にはしないけど一発食らえば負けとか、被弾しながらでも一定時間攻撃に耐えたら勝ちとか、そういうルールにすりゃいいんだよ」
霊夢に対して持論を述べ、皆を見渡す。
人間勢はまあ納得したような感じだが、人外勢はいまいちといった表情。
「まあともかくやってみようぜ。実践あるのみだ」
見かねた魔理沙が口を開く。
手には余白の多い紙が何枚も握られていた。
彼女はそれを一枚ずつメンバーに配っていく。
「とりあえず、人間が食らっても大怪我しない威力の攻撃を考えてくれ。あと、この原案にある“意味と美しさ”ってのも各々考えてみようぜ」
俺は手渡された紙を見る。
その紙には、右上のほうに“スペルカード「 」”とだけ書いてあった。
* * *
青空に浮かぶ銀と赤。
「先攻はボクだ」
銀のほう……天祈志歩が妖力を纏い、やや高空へと舞い上がった。
「攻撃可能時間はそれぞれ1分。被弾数の多かったほうが負け。いいかい?」
「わかってるわよ。さっさとやりなさいったら」
受けて立つのは赤いほう……ディエナだ。
「じゃ、決闘開始だ」
志歩が右手を掲げる。
握られているのは一枚の紙。
彼女は大きく息を吸い込んだ。
「━━スペルカード『テイルオブハレー』」
紙は燃え尽きた。
志歩が光に消える。
瞬間、彼女から大量の銀の光弾が放たれた。
回転しながら放射される銀の濁流。
ディエナは光弾の間に身を投じ、回避を試みる。
回転の速度にあわせ、光弾の無い空間を探して飛び続けるが。
「痛っ!?」
唐突にディエナの悲鳴。
見ると、彼女の二の腕を青い光線が焼いていた。
「れ、レーザーなんて卑怯よ!」
「卑怯なもんか。嫌ならのんびり動かないことさ」
怒る赤髪の精霊。
彗星と化した志歩は、それを光の向こうから嘲笑って見せた。
この時、攻守交代まであと30秒。
ディエナが飛行速度を上げた。
回転する銀の濁流に飛び込み、その合間を縫うように飛行している。
青い光線は彼女のはるか後方にしか放たれない。
「っ……!」
だが今度は銀の光弾を食らってしまう。
背中の光線に気を取られてしまったようだ。
「あと10秒……!」
ディエナが呟く。
彼女は突然飛行角度を変えると、志歩のほうへと突っ込んでいった。
銀と青の尾を紙一重でかわし、志歩へと近接する。
まだスペルカード発動中の志歩は、距離をとることができない。
そして、0秒。
「攻守交代よ!」
「え、あ」
叫ぶディエナ。
同時に志歩の攻撃が霧散した。
自動的に消えるよう設定してあるのだ。
「スペルカード……『プロミネンス』!」
ディエナが宣言する。
その手の紙が消滅した。
赤髪の少女が炎に包まれる。
四方八方に火柱が放たれた。
「あつぅ!? 待ってディエナこれ人間なら死んじゃ……うわわ!?」
至近距離で被弾してしまった志歩。
だが、彼女の抗議などどこ吹く風。
ディエナはスペルカードを続行する。
火柱は拡大し、離れた場所で二本ずつ合流する。
輪の形になっていく火柱。
巨大ないくつもの火の輪が、志歩ごと空間を包囲した。
火柱からは炎弾がパラパラと離脱し、志歩をさまざまな方向から襲う。
距離を取ることしか考えてなかったのか、志歩はややもしないうちに背中に被弾した。
彼女はしばらく彷徨ったのち、それぞれの紅炎から平均的に遠い位置を見つけ出す。
炎弾の密度もそのあたりが一番薄いようだった。
志歩は希望が見えたのか、少し笑みを浮かばせた。
が、安心していられたのは少しだけだった。
火の輪がゆっくりと移動していたのだ。
場所によって密度が刻々と変化し、志歩は移動を余儀なくされる。
「あちっ! ああ、そっちからもかい」
死角を飛んでいた炎弾に触れてしまう志歩。
彼女は気を取り直し、安全な場所を探して移動を続ける。
炎弾の速度自体は大したことない。
注意を怠らなければ被弾は低減できるだろう。
周囲を懸命に監視しつつ、彼女は回避を続ける。
「そこまで!!」
俺は声を張り上げた。
両者の妖力が途切れる。
炎が消滅し、熱が去っていく。
「もう終わりかぁ。なんか物足りなかったな」
軽口を叩きながら志歩が降下してくる。
「まもる、どっちの勝ち?」
遅れて降りてきたディエナが問う。
長い赤髪の先はいまだ炎を引いていた。
「被弾数、ディエナ2、志歩3。ディエナの勝ちだ」
「!」
ぱあっと笑顔になるディエナ。
が、我に返ったように不機嫌顔に戻った。
「ま、まあたかがゲーム、それもお試しよ。こんなもんなんじゃない」
たかがゲームくらい素直に喜べばいいのに。
喉元までそう出かかったが、鼻笑いで代替する。
「なにが面白いのよ」
「ん、何も。おめでとうディエナ」
「……ふん」
彼女は目を閉じそっぽを向いた。
「あーもう、服が焦げちゃったよ。人間が死なない程度の攻撃でって言ったじゃないか」
一方、負けた志歩は文句たらたらだ。
浴衣の袖や裾が破れて焦げている。
本人の妖力ですぐに直せるとはいえ、それはかなりの高熱だったことを示す証拠だった。
「人間相手ならそうしたわよ。でも志歩は妖怪でしょ。どうってことないじゃない」
「そんなこと聞いてないよ! マモル、これは反則負けにすべきだよね!」
ずいっと迫ってくる志歩。
オッドアイに睨まれた。
この二色の視線だけはいつ見ても怖い。
「威力が志歩の動きを阻害したようには見えなかった。とりあえず今回は不問にする」
「……はあ。じゃあ、美しさと意味のほうはどうだったのさ」
「ああ忘れてた」
志歩はため息をつき、別の採点のほうを聞いてくる。
攻撃の美しさと、その外観と名前の組み合わせによる意味のセンスを問うものだ。
俺はギャラリーを振り返り、それぞれの評価を聞いてみる。
まず、志歩の“テイルオブハレー”。
和訳すると“ハレーの尾”だ。
昔大接近したというハレー彗星のことを言っているのだろう。
見た目も彗星そのものだった。
まああんな高速回転はしないだろうが。
俺的には高得点だが、ハレー彗星を知らない霊夢たちには意味不明だったらしい。
見た目の評価はそこそこ良かったが、意味のほうは散々だった。
一方の“プロミネンス”。
これは太陽表面の活動のうちのひとつ、紅炎のことを指す。
太陽表面に炎の輪が浮かび上がる現象だ。
見た目もまさにその通りだが、やはり意味としてはこちらも幻想郷勢には難しかったらしい。
派手な見た目は好評であった一方、眩しかっただの熱かっただのいう評価も入った。
結局、意味のほうの採点は見送り、見た目のほうだけで多数決を取った。
評価者は俺を除く5名。
明、霊夢、魔理沙、ミスティア、そしてリリーホワイトだ。
結果。
「ディエナ票が2、志歩票が3。こっちは志歩の勝ちだ」
「やたっ!」
ぴょんと跳び跳ね喜ぶ志歩。
が、顔は嫌らしい笑みでディエナを見ていた。
……露骨な挑発だな。
「ぐぐ……納得いかないわ! こんなの誰が見るかによって変わるじゃない! というか、このままだと観戦者がいなきゃ勝負出来ないわよ」
不服なのはディエナのほうだ。
ワンピースの裾を掴んでしかめっ面だ。
「ああ、うん。確かにそうだよなぁ」
彼女の言葉は正論だった。
さすがにルールがガバガバすぎる。
勝敗がつかない上に後腐れを残すのは本末転倒だ。
「魔法の研究と同じだ。これは試行回数を重ねるしかないぜ」
魔理沙が腕を組んで頷く。
「そうね。やっぱりやってみるしかないわ」
霊夢も同意する。
考えるより行動だ。
どうせゲーム感覚なんだから、何度でも気楽にやってみればいいのだ。
「ってことで明、ひと勝負どうだ?」
「おっけー! やろーやろー」
魔理沙が明に声をかける。
明は嬉々として応じた。
「不完全燃焼だわ……。次はそこの雀、あたしの相手をしなさい」
「え、私?」
ディエナがミスティアを指す。
鳥妖怪の少女は身を固くした。
「そうよあなたよ。次こそ文句無しの完全勝利してやるんだから!」
「八つ当たりじゃん!? て、手加減してよ! 焼き鳥は嫌だよ!」
「最大火力でいくわよ!」
「まってやめて衛さん助けてぇ!?」
ミスティアがディエナに手を引っ張られていく。
何故か俺に助けを求めるが。
「がんばれみすちー」
「うわあああん!?」
俺が介入できる話じゃない。
手を振って見送った。
やがて空に色とりどりの弾幕が咲き始める。
人妖精獣様々な少女が青空に描き出す花火。
遠目では戦っているように見えない美しさだった。
「リリーもやってみる?」
「うん!」
手を繋ぐ妖精の女の子に声をかける。
彼女は花のような笑顔で頷いた。
こんな華やかな勝負で、こんな気軽にできる戦闘で、幻想郷から殺し合いが無くなるのなら。
擬似戦闘の法、スペルカードルール。
完成が楽しみだ。
名前:ミスティア・ローレライ
初登場:三章後話6 人妖寄らば
種族:妖怪
性別:女
年齢:不明
身長:やや低
髪の長さ:首
髪の色:桃
瞳の色:褐色
能力:歌で人を狂わせる程度の能力
夜道で人間を襲う鳥の妖怪。
ターゲットを夜盲症に陥れて視力を奪い、歌声でおびき寄せて喰うのだという。
人型をとれる妖怪としては、並か並以下の実力である。
雀の羽色のスカート付き洋服を纏い、頭には帽子を被っている。
背中と帽子にそれぞれ一対の翼がある。
桃色ショートの女の子である点を除けば、容姿は結構禍々しい。
性格は妖怪らしく、基本的には人間に対して非友好的。
だが自分の実力を理解しているのか、高圧的な態度に出てくることはない。
特に最近は妖怪弱体化の煽りを食らい、彼女もかなり大人しくなったという。
神社付近を徘徊していたところを志歩に見つかり捕獲される。
そのまま強制的に命名決闘法の開発会議に投げ込まれた。
神社に関わる者のなかでは、ほぼ唯一の“幻想郷の妖怪”である。




