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レイスの本音

レイスが語りだした


「私は、ヒトミ教の幹部ってことは知ってるよね? 上からの命令で布教活動の為にヒルコ大陸に行ったの。そこで、ミナト町の町長である『ノブ』に気に入られてミナト町でヒトミ教を広めることになったわ。」


「それは知ってます。続けてください。」


女神様が真剣に聞いている。


「最初は地道な布教活動だったわ。みんなミナトという精霊への信仰が強くなかなか受け入れてもらえなかったから。すると、町長のノブは『泣かないホトトギスは粛清じゃー!』と言い反対派の粛清が始まった。」


「確かに、ノブの横暴っぷりは私の耳にも届いています。今の所、話の筋は通ってますね。」


ノブってそんな、酷い人だったんだ。怖いな。


「そして、粛清の効果もあってかヒトミ教の信者は増えたの。ノブは更に色々な宣教師をミナト町に呼んで欲しいと提案してきました。私としては願ったり叶ったりだったわ。それで私はヒトミ教の本部にその事を言うと沢山の宣教師がミナト町にやって来るようになったの。。その時に、ユートピアが建てらたわ。」


「ユートピアは、確かに宣教師が住んでいましたからね。元々は宣教師が住むために建てられたんですね。」


「そうなの。それから、私はミナト町での活動が評価されてジェロンのこの教会を任されることになったのよ。でもね、忙しくなって数ヶ月に一回しかミナト町に来ることが出来なくなったのよ。」


「任されたとは?」


「ジェロンのこの教会、私が現在全てを仕切ってるのよ。ミナト町に行くときは別の人に任せてるわ。それで、数ヶ月ミナト町に行かない間にユートピアはその形態を変えてしまったの。貴方達が見てきたようなものになっていたわ。」


「どうしてそうなってしまったのですか?」


「もう気付いてると思うけど、西の民は奴隷を持つことを法律で禁止している町はないわ。だから、宣教師みたいな身分になるとみんな奴隷を持っているのよ。私も持ってたんだけとね……忙しすぎて私の奴隷は解放しちゃったわ。」


「貴女の言いたいことは、ミナト町でのあのユートピアの状況は貴女のせいではないと……。だから、見逃してくれと……。そう言いたいのですね。」


「そうよ。ちなみに、私はヒトミ教に疑問を感じてるわ。色々と思うところがあってね……もし貴方達が力を貸してくれるのであれば一緒にヒトミ教の闇を潰して欲しいの。」


「随分と欲張りねぇ。私達が貴女のことを信じると思ってるのかしら?」


「そうねぇ。もし信じてくれるのなら私の強さの秘密を教えましょう。それでどうかしら?」

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