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後日談 1

こんな話を聞いた。

「そういえばあの街どうなったか知ってる?」

『あの街って?』

「崩壊したあの街だよ。情報がすごいことになってどんどんボロが出たあの街。本当犯人見つかるといいわね。」

『そうだね。でもさ、ここら辺にいたらどうする?その犯人。まだ得体の知れないものを持っているかも』

「それはないと思うわよ。だってあのニュースが原因だから。特集にも書かれてたし、動画も、本にも記されているよ。」

『そこまで進んでいたのね。でも流石に真実とは言い切れないんじゃない?』

「そうかなぁ」

と。

私は足早にその店を去っていったのを覚えている。券売機制だったから少しは楽だったけど、後払い制だったら詰んでいたかもしれない。

この世界に来てから不運なことになぜかそんな話をずっと耳にする。逃げ出して記憶も失っているはずなのになぜか思い出すことがたくさんあった。奪われ、病院に行って、約束事して、あの街から去った。目撃者は多分いないはず。

でもいるように感じてしまう。崩壊したというのは聞いたけどその後の軍事兵が情報収集した所、犯人特定に繋がっていた、あの未解決事件。

犯人は逃げれたようだけど、この世界には整形というのはない。ほぼそのまま。この世界は上の威圧がすごい。気楽に生き残れるかと思っていたのだが、富豪と貧民の差がとてつもなく酷かった。まず値段がとてつもなく前の世界から違っていた。ほとんど安い。でも流石に高級品はそれにあった値段ではある。

しかし、この世界に来て一つ思ったことがある。

皆んながフレンドリーであることに。ことあるごとに何かしらくれる。これが差につながっていると私は思った。

「そういえばそうだけど、あの子、目の色片方違うよね」

『多分前の世界で苦労した証だよ。奪い奪われの世界だから、多分奪われた側で、記憶を失わされたと思うよ。でも私たちもそんな目にあったら死んでいたかもしれないね』

「そうだね」

こんな会話も聞いたことがある。皆んな心配してくれるし気を遣ってくれる。

そこまでしなくてもいいのに。

ずっと一人で生活していたけど友達ができた。人形だけどね。でも人形でもただの人形ではない。ずっと毎日の生活を華やかにしてくれるんだ。あの時の寂しさを拭ってくれる感じがあって今でも大切にしている。

人形の名前?そんなの言いたくないよ。過去を思い出してしまうからね。

そういえば私。大学に行けるようになったんだ。友達もできたし、この世界についても多く言ってくれてとても助かっている。でも少し怖がっているみたい。

怖がっている理由も聞きたいけど今は我慢している。

「あの子…、前の世界にいたらしいけど雰囲気が少し怖いよね。」

『そうよね。でもあの子心広いから少し受け入れてはいるの』

「いいじゃない!そのまま…ってあらやだ!」

何度これも聞いたのだろう。恋っていうらしいんだけど私にはよくわからない。

あ、そういえばそうだけど、あれ幽霊だったんだね。前まで自分の目の前に現れていたけど今はそんなの見えないし声も聞こえない。ほんと助かることだよね。肩の荷はいつも重いけど。

私は楽しく過ごせている…のかな。そこを決めてくれる人はいないけれど、多分きっと楽しめていると思うよ。私がそう思っているからね。

お久しぶりでございます。

後日談です。

いやはや

久々に書くと楽しいですねやっぱ

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