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高校以来小説を読まなかった理系が、小説を作るために作った分析日記  作者: 相馬ゆう
実験(ロジックだけでコメディはかけるのか?)
27/64

27話 理系の理屈だけでコメディーをつくれ!後編

今、自分を磨くために、作風を広げる目的でコメディーのショートエピソードでチャレンジしています。

本日夜投稿予定です。めちゃくちゃ緊張です!


12月、なろうで小説を始めました。新人作家のチラシの裏です。

小説は未経験のまま、構造から入ってみた記録です。

正月3日もとう半分こえました。

ずっと真夜中でいいのに。。夜にはこの『コラム』の答え合わせもでます。

相馬ゆうです。


中編では、「コメディーは3つの階層に分けられる」という与太話をしました。


① 本能的・生理的な笑い(プリミティブ=原始的)


② 知的・認識的な笑い(論理とパターン)


③ 社会的・感情的な笑い(関係性と文脈)

枠はできました

あとは要素に分解して、使える形にするだけです。

では後編。ここから「分解(考察)」に入ります。


------------


① 本能的・生理的な笑い(プリミティブ=原始的)


私が見つけられた要素は2つです。


1)下ネタ・タブー


性や排泄など、生物として根源的な欲求。

または社会的に「隠すべき」とされるものを、あえて露出することで生まれる背徳感と解放感です。


(※「下ネタ」以外にも、差別を含むタブー笑いが存在しますが、扱いは難しいのでここでは深入りしません)


2)緊張と緩和


恐怖やストレスで張り詰めた神経が、安心や事態の解決で一気に緩むときに出る笑いです。

『ホラー的な緊張』とか『監獄の看守と囚人』とか、笑いとして放出するイメージです。


(「緊張と緩和」は、お笑いの現場でもよく言われますよね。吉本の養成所の先生も使ってたという話を聞いたことがあります。)



---


② 知的・認識的な笑い(論理とパターン)


脳って、五感で得た情報をパターンで処理しているらしいです。

刺激がバグると「予測が崩れる」→笑いが出る。

私は、ここに4つの要素があると整理しました。


1)ギャップ・裏切り


「強面なのに小心者」みたいな、予測と結果の落差で生まれる驚きです。

例えるなら、ドラえもんの「きれいなジャイアン」みたいなやつです。


2)反復と崩し(天丼)


同じパターンを繰り返して「来るぞ」と期待させ、

その通りにして気持ちよくする(=天丼)。

あるいは、タイミングや内容をズラして崩す笑いです。


(例:昔の「3のつくときだけバカになります」系のネタ、あの気持ちよさ・リズムネタ)


あと、コメディーではないですが、ヒップホップのフリースタイルが韻で気持ちいいのも、広い意味で“パターン快楽”に近い気がします。たぶん。


3)解釈の不一致(誤解)


言葉の多義性や状況認識のズレを使って、会話が噛み合わないまま進む滑稽さです。

論理パズルっぽい快感があります。


例として有名なのが、

落語の「ぶぶ漬けでもどうどす?」(=京都の建前の誘い文句)

みたいなやつですね。

(※“お茶漬けをすすめられたら帰れ”という、コミュニケーションのズレを真に受ける人との対比笑う定番ネタです)


4)不条理ナンセンス


因果関係や文脈を無視して、脳の処理を止めるタイプの笑いです。

ナンセンスギャグですね。


(回転寿司を叩いて潰していく系のコントとか、私は見たことがあります。あれは脳が追いつかないやつです)



---



③ 社会的・感情的な笑い(関係性と文脈)


ここは、社会性が前提になる笑いです。

私は3つに分けました。


1)シャーデンフロイデ(優越感や、いわゆる“メシウマ”)


かっこよく言うとシャーデンフロイデ。

ネットっぽく言うと「メシウマ」。


他者の失敗や愚かさ、自虐などを“自分は当事者じゃない位置”から眺める。


「自分は安全だ」と感じる安心感・優越感から笑いが出ます。


2)共感あるある


日常の些細な感情や経験を言語化して、

「自分だけじゃなかった」

と承認される快楽です。


群れで生きる人間には、必要な快楽なのかもしれませんね。


3)攻撃性・風刺


権威や規範、特定の対象を皮肉ったり攻撃したりして、

抑圧されていた不満のガス抜きをする笑いです。


たとえば、

・マウント合戦、格付け

・ブラックジョーク

みたいな方向です。


キッチュ(俗悪で、わざと“下品”に寄せる笑い)も、ここに近い気がします。


・「なろう」でいう『ざまぁ』は、シャーデンフロイデ(メシウマ)・共感あるある・攻撃(風刺)の要素をまとめて載せやすい。

……そりゃ流行るわけです。



---


●まとめ


もちろん、コメディーは本当はもっと深いと思います。

でも、今の私が言語化できるのはこれくらいです。

(もともと根暗なので、現実でウケた経験が少なすぎるんです。はい・滑舌も悪いし。。)


ただ――


本日夜から始まる『ゲームチェンジャー』の新年回では、

この「理屈」を使って、コメディー短編を3日連続でやります。


現実でジョークが言えない人間が、理屈だけでコメディーを書けるのか?

という、壮大な『人体実験』です。


全部詰め込むのは難しいですが、

「多くを詰め込む」ことで、短編として成立するかを試します。


そして、このコラムを読んだ人は、本編だけでは味わえない追加要素が乗ります。


④ “舞台裏”で笑う(メタ構造の笑い)


(=客観的に「構造」を見て笑う、という楽しみ方です)


「下手くそで、理屈倒れだな」とメシウマにならないクオリティになればいいな……

と心配している相馬ゆうでした。



---


次回以降このコラムでは、

『ゲームチェンジャー』本編でも扱っている

「ストーリーラインがシンクロするエモさ」について、

私の大好きな『葬送のフリーレン』や『ゴールデンカムイ』、映画などを例に書いていこうと思います。


いや〜、いつリアル人間に「明けましておめでとう」って言えるんでしょうかね。


相馬ゆうでした。



ここで、ひとつだけお願いです。

もしこのコラムと『ゲームチェンジャー』を読んで、

コメディーうまく勉強できたなと思ってもらえれば、

よろしければあちらにも、ブックマークをお願いします。

いま“制作ドキュメント”も含めて投稿が多くて、

どれが読まれているのか把握したくて……目印にさせてもらえると助かります。

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― 新着の感想 ―
へぇ〜なるほど、と感心しながら、こちらのエッセイ読まさせていただきました。理系とおっしゃるのが頷ける、楽しくも整理されたシャープな書き味で、色々な具体的な例もあり、あ、入ってくるなあ!と、自分の書き方…
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