死者からの電話 ⑤
被害者を集めてどう展開するのか?
10分ほどで明音以外の人たちが、被害者の部屋に集まった
交友関係者の二人は紅音たちがいるのを不思議がっていたが、警察に今回の事件について分かったことがあると言われて集まったため、黙ってその場にいた
「まず、はじめまして、あか探偵事務所から来た紅音と言う。まぁ探偵業をやらせてもらってる」
「た・・・・探偵さんですか?」
「何で探偵がミリの事故に首突っ込んでんだよ!」
紅音が探偵と名乗ると、二人の態度はあからさまに変わった
メデューサ族の瑠流は困惑し、天使族のヴィクトルトは苛ついていた
そんな二人の様子をユウと杏沙は黙って見ていたが、紅音は気にせず話を続けた
「今回の事故について、本来なら俺たちは呼ばれていないし、ここにいるのは別の依頼で来ているだけだったが、関係ありと判断し首を突っ込ませてもらった。今回の事件は事故ではなく、殺人だ」
「「?!」」
「「・・・・」」
事故ではなく殺人とはっきり言われ、交友関係者の二人は驚き息を呑む
何故なら警察から事情聴取を散々取られ、現場検証も全て済ませてから、この件は事故だと判断され、二人にもそのことを伝えられたいからだ
驚きと困惑・・・そんな感情が二人をつつみ込んでいるためか、声をかけたいのに言葉が出てこない
杏沙たちは二人が来る前に真相を聞かされていたのだろう、動じず静かに事の成り行きを見ていた
「こここらは、あくまで俺の推理。黙って聞いてくれ」
そうして紅音の組み立てた、なぜ殺人だったのか、その理由を話始めた
「一番気になったのは、お前たちの発言調書を読んだ時だ。前まで被害者はお酒をそこまで飲んでなかったと、言っていたな?だが最近は浴びるようにのんでいると。人間いきなりそこまで好きでないものにハマったりしない。何かしらの理由が存在する。俺はこれを魔法による洗脳だと考える。あぁ、言いたいことは分かる。警察が調べて出なかったと言いたいんだろ?たしかに警察が持っている探知機は100%の精度を誇る・・・・ある一点を除いてな。それは、小さな魔法は感知しにくいってことだ・・・・それが身体に馴染んでしまえばなおらさな。お前はそれを知ってたんだろ?」
そう言うと紅音は犯人の前に・・・・
さぁ犯人はだれ?




