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1話目 世界が終わり始めました。


 月が降って、来るような夜。

 家に戻る、帰り道の途中で。

 夜空をクジラが泳いでいた。


「なんでッ!?」


 訳が分からない。

 夜空で気持ちよさそうに。

 『クジラ』が泳いでいる。

 その光景に、ただ、圧倒される。


 ふと辺りを見渡すも、深夜二時。


 誰もいない。

 改めて空を見上げると……。


「──ッッ!!」


 空を、引き裂く鳴き声が聞こえる。

 花火の轟音みたいに空気を震わせ。

 テレビでしか聞いたこと声で。

 肌にビリビリと刺さる。

 

 その光景はまさに……。



──幻想的だった。



 すぐに情報を調べようとポケットを漁る。

 スマホから出てきた文字に、言葉を失った。


「嘘……本当に……?」


 この時の私は。


 あの後あんなことになってしまうとは。

 思ってもみなかった。



…………。



 おしまい。



「ちょっと待ってちょっと待って!」

「これ冒頭じゃん!壮大なストーリー始まりそうだったじゃん!?」

「こんなん思ってもみないじゃん!?」

「こんなことあるッ!?」



 完ッ!

 はい次っ!続きます!


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