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ZAMAA JULY 2026  作者: 真好
Week 2

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14/14

全国配信で婚約破棄された裏ボス令嬢。国の『管理者権限』を外した結果、無能王子と泥棒猫は社会抹殺されました






 眩いシャンデリアの光が、大理石の床に冷たく反射している。




 王宮の最も豪奢な『謁見の間』




 本日は建国記念を祝う夜会であり、その様子は現代魔法の結晶たる『神聖魔力網ホーリー・ネットワーク』を通じて、全国民の携帯端末へと同時配信されていた。




「皆の者、聞いてくれ!」




 優雅なワルツの演奏を止めさせ、魔法の拡声器マイクを握りしめたのは、この国の第一王子・レオンハルトだった。




 彼の軽薄な金糸の髪と、傲慢さを隠しもしない紫の瞳が、宙に無数に浮かぶ配信用の魔力カメラに向けてポーズを決めている。




 その隣には、愛玩動物のように潤んだ瞳を持つ、ふわふわの桃色髪の少女がピタリと寄り添っていた。




『新たな聖女』として最近チヤホヤされている男爵令嬢、ミアだ。


そして、大階段の下。


スポットライトが外れた薄暗い場所に立たされているのが、私——リディア・クロムウェル公爵令嬢である。


夜の闇を溶かしたような漆黒の長髪を持つ私は、この華やかな場にはひどく不釣り合いだった。


「リディア・クロムウェル! 貴様のような陰気で無能な女との婚約は、たった今この瞬間をもって破棄する!」




 ドッと、会場がどよめいた。




 宙に浮かぶ巨大な配信スクリーンには、国民からのコメントが滝のように流れていく。




『うわ、マジかwww』


『ついに言った! レオンハルト殿下かっけー!』


『あの黒髪女、マジで無能らしいじゃん。ずっと宮殿の地下に引きこもってるとか』


『聖女ミアちゃんの方が絶対お似合い!』




 無数の冷ややかな視線と、面白がるような嘲笑が私に突き刺さる。




 レオンハルトは得意げに鼻を鳴らし、ミアの肩を抱き寄せた。




 彼はチラリとVIP席に座る王妃——彼の母親へと視線を送る。




 王妃も扇子で口元を隠しながら、満足げに頷いていた。




 いい歳をして、常に母親の顔色をうかがい、自分の意思で決断もできない操り人形。




 それがこの国の第一王子の正体だ。




「国の中枢たる『神聖魔力網』。


その管理をクロムウェル家が代々担ってきたとはいえ……貴様は何もしていないそうだな!」


「……何も、ですか?」




 私は静かに問い返した。




 声のトーンは一定だ。




 焦りも、悲しみもない。




「そうだ! 結界の維持も、国家予算の演算処理も、すべてはシステムが自動でやっていると魔法庁の側近たちから報告を受けている!」




 レオンハルトの背後に立つ側近たちが、一斉に下劣な笑みを浮かべて頷いた。




 彼らは私が毎日何をしていたか、理解する頭すら持ち合わせていないのだ。




「リディアお姉様……ごめんなさい、ひぐっ……」




 ミアが、わざとらしく両手で顔を覆い、涙声を出した。




「私、レオンハルト殿下をお慕いしてしまって……。でも、お姉様みたいに無能で冷たい方が王太子妃になられたら、国民が可哀想だから……っ!」


『ミアちゃん泣かないで!』


『悪役令嬢リディアは追放しろ!』


『てか今、配信の画質上がった? ミアちゃんの聖女パワーすげえええ!』




 配信のコメント欄は、完全に彼らの味方だった。




 (実際には、私が密かに精霊たちへ指示を出してトラフィックの最適化を行っていただけなのだが、誰もそんなことには気づかない)




 レオンハルトはカメラに向かってキリッと表情を作り、いかにも悲劇のヒーローを気取って宣言した。




「聞いたか、リディア! 貴様の席はもうない! 『神聖魔力網』のシステム管理者アドミン権限は、真の聖女であるミアに譲渡しろ! そして貴様は辺境へ追放だ!」




 ……ああ、なるほど。




 私は心の中で、深く、深くため息をついた。




 彼らは知らないのだ。




 この国の『神聖魔力網』が、とうの昔に限界を迎えているということを。




 膨張し続ける国民のデータと、複雑化する金融システム。




 それらを処理するためのサーバー(魔力炉)はすでに老朽化し、パンク寸前だった。




 時代遅れのシステムを、私と私に懐く『高位精霊』や神獣たちが、文字通り24時間体制で手動でバグ修正し、莫大な魔力を注ぎ込み、どうにか首の皮一枚で繋ぎ止めていたという事実を。




 国家の防衛結界から、流通網の管理、銀行の口座データ、果ては王族のプライベートな通信履歴まで。




 すべては私の『管理者権限』を通して、高位精霊たちが必死に演算し、維持しているのだ。




 私はこの三年、まともな睡眠すら取っていない。




 すべては国のため、そして愚かとはいえ婚約者であるレオンハルトを支えるためだった。




 だが、その結果がこれだ。




 感謝されるどころか「陰気」と蔑まれ、公衆の面前で晒し者にされている。




 それを、この何も分かっていない桃色髪の少女に譲り渡す?




 冗談ではない。




 いや、これは最高の冗談だ。




「殿下。それは、私の役目を完全に解任する、という決定で間違いありませんね?」




 私はあえて、明確な確認を取った。




 配信カメラが私の無表情な顔をアップで映し出す。




「くどいぞ! ええい、早く権限の譲渡手続きを行え! この無能女め!」


「ミアちゃんが管理者になれば、もっと国が豊かになるよー!」




 側近たちも囃し立てる。




「分かりました。国王陛下および、国政を担う皆様の総意と受け取ります」




 私は一歩前に出た。




 漆黒の髪が揺れ、背後に隠れていた高位精霊たちが、嬉々として私の周囲を飛び回り始める。




 もちろん、魔力の低い彼らには精霊の姿など見えていない。




 私は宙に手をかざし、国の中枢システムを呼び出した。




 空中に、青白い光を放つ巨大なホログラムウィンドウが展開される。




『SYSTEM MESSAGE: 管理者リディア・クロムウェル。権限の譲渡を行いますか?』




 無機質なシステムアナウンスが、会場と全国の配信に響き渡る。




「はい」




 私は迷うことなく、システム画面をタップした。




「全権限を、聖女ミア、ならびにレオンハルト殿下へ譲渡。私の『管理者アドミン』アカウントを、ただいまをもって完全に削除します」


『承認されました。権限の移行を開始します』




 その瞬間、レオンハルトとミアの顔に、見下すような勝利の笑みが浮かんだ。




 配信の向こう側の国民たちも、ざまぁみろと私を嘲笑っていることだろう。




 ……彼らがその数秒後、絶望のどん底に叩き落とされることなど、まだ誰も知らない。






***




『SYSTEM FATAL ERROR』




 無機質なシステムアナウンスが響き渡った直後。




 夜会会場の空中に展開されていた青白いホログラムが、突如として血のような赤色に染まった。




「な、なんだこれは!?」




 レオンハルトが狼狽え、後ずさる。




 それが破滅へのカウントダウンの始まりだった。




 バリンッ!!!




 耳をつんざくような轟音と共に、王都の上空を何百年も覆っていた『絶対防衛結界』が、まるで薄いガラスのように砕け散った。




 同時に、会場を照らしていた豪奢な魔力シャンデリアが次々と爆発し、火花を散らして沈黙する。




 魔法による空調設備が停止し、冷たい夜風が吹き込んできた。




「きゃあああっ!?」


「ひぃっ! 暗い、何も見えん!」




 貴族たちがパニックに陥る中、異変はそれだけでは終わらなかった。




「あ、あぁぁぁぁぁ……!?」




 突如、レオンハルトの腕の中にいたミアが絶叫を上げた。




 彼女の目は大きく見開かれ、焦点が全く合っていない。




 鼻からはツーッと赤い血が一筋流れ落ちていた。




「ミア!? どうした、ミア!」


「頭がっ、割れるっ……! 情報が……魔力が、多すぎ……おぇっ!」




 彼女はレオンハルトを突き飛ばし、大理石の床に胃液をぶちまけ、白目を剥いて激しく痙攣し始めた。




 当然である。




『神聖魔力網』の管理者権限とは、ただの飾りではない。


 数千万人の国民の個人データ、金融機関の毎秒の取引演算、天候制御、そして結界を維持するための膨大な魔力供給。


 それらすべてを己の脳と直結させ、処理する地獄のような役目なのだ。


 私は高位精霊たちのサポートと、長年の訓練によってそれを涼しい顔でこなしていたが、ただの男爵令嬢に耐えられるはずがない。


 脳細胞がショートし、文字通り精神が焼き切れる寸前だろう。


「で、殿下! 大変です!」




 魔法庁の長官が、血相を変えて玉座の階段を駆け上がってきた。




「商業ギルドの基幹システムがダウンしました! 王立銀行のデータベースも完全に初期化され……国家予算も、国民の預金残高も、すべてがゼロになっています!」


「防衛結界の消滅により、国境沿いの魔物の群れが王都へ向けて大侵攻を開始したとの報告が!」


「な……んだと……?」




 レオンハルトの顔から、一瞬にして血の気が引いた。




 宙に浮かぶ数少ない非常用バッテリーで稼働する配信カメラのスクリーンには、パニックに陥った国民からのコメントが濁流のように流れている。




『嘘だろ、俺の全財産が消えたんだけど!?』


『空が赤い! 魔物が入ってくるぞ! 逃げろ!』


『おい、聖女が管理者になった途端にこれかよ!』


『リディア様が悪いんじゃない! あのピンク頭の自称聖女がポンコツなんだ!』


『ふざけんな王家! 俺たちの金を返せ!』




 先程まで私を嘲笑っていた空気は完全に消え去り、そこにあるのは国中から向けられたレオンハルトへの強烈な殺意と怒りだった。




「リ、リディア! 貴様、何の手品を使った! 今すぐ元に戻せ!」




 レオンハルトは顔を真っ赤にして私を怒鳴りつけた。




「戻す? どうやってですか?」




 私は冷ややかに彼を見下ろした。




「私はすでにすべての権限を放棄しました。今の管理者は、そちらで泡を吹いて倒れている自称・聖女様ですよ。彼女の『素晴らしい聖女パワー』でなんとかしてもらえば良いのでは?」


「言い訳をするな! これはお前の陰謀だ! 衛兵! この魔女を捕らえ——」


「——騒々しいですね。底辺の猿山のようだ」




 氷のように冷たく、しかし絶対的な支配力を持った声が、パニックに陥る会場を切り裂いた。




 その瞬間、謁見の間の巨大な扉が吹き飛んだ。




 土足で優雅に足を踏み入れてきたのは、一人の男だった。




 淡い青髪に、すべてを見透かすようなエメラルドの瞳。




 仕立ての良い漆黒の軍服に身を包んだその姿は、あまりにも美しく、そして恐ろしいほどの威圧感を放っていた。




「ローゼンベルク……公爵……!?」




 レオンハルトが、今度こそ完全に腰を抜かしてその場にへたり込んだ。




 若くして大陸全土の流通、通信、そして経済を完全に牛耳る巨大商会のトップにして、隣国最強の武力を誇る『鉄血の冷徹公爵』——ヴィルヘルム・フォン・ローゼンベルク。




 彼は怯える貴族たちを路傍の石ころのように無視して真っ直ぐに私の元へ歩み寄ると、その長い脚を折り、騎士のように恭しく跪いた。




「迎えに上がりました、我が女神リディア


「ヴィルヘルム様。……少し、来るのが遅いですよ」




 私が小さく微笑むと、彼は熱に浮かされたような、狂信的な瞳で私の手を取り、その甲に深く口付けを落とした。




「申し訳ありません。貴女を害するダニどもの退路を、完全に塞ぐのに数分かかってしまいました」




 彼はかつて、不治の呪いに侵され死の淵にあった。




 それを私の精霊魔法で解呪して以来、彼は私に対して異常なまでの執着と忠誠を誓っているのだ。




 ヴィルヘルムはゆっくりと立ち上がり、冷酷な目でレオンハルトを見下ろした。




 そして、宙に浮かぶ配信カメラへと顔を向ける。




「全国民、ならびに愚かな王族どもに告ぐ。我がローゼンベルク商会は、たった今をもってこの国との全取引を即時停止する」


「なっ……!?」


「食料、魔石、医療品、すべてだ。理由は一つ。我が命の恩人であり、唯一絶対の主であるリディア嬢を、貴様らのような下等生物が愚弄したからだ。——あぁ、それと」




 ヴィルヘルムは、極上の笑みを浮かべて残酷な宣告を下した。




「我が商会が王家に貸し付けていた莫大な国家債務。本日をもって期限の利益を喪失したものとみなし、その全額を一括で即時返済してもらう。返済できない場合は……この国の国土すべてを、借金のカタとして差し押さえる」




 王妃が白目を剥いて気絶し、レオンハルトの顔が絶望で醜く歪んだ。




 完璧な罠が、今、完全に牙を剥いたのだ。






***




「は、はは……嘘だろ? 国土を差し押さえる……?」




 レオンハルトは、ガチガチと歯の根を鳴らして震え上がった。




 足元では、自称聖女のミアが白目を剥いたまま「あう、あう……」とよだれを垂らして痙攣を続けている。




 彼女の脆い精神は、完全に崩壊してしまったようだ。




「母上っ! 起きてください母上! なんとかして!」




 レオンハルトは気絶した王妃の肩を激しく揺さぶったが、彼女が目を覚ますことはない。




 マザコンの底浅い王子には、自分の頭でこの絶望的な状況を打破する知能など、最初から備わっていなかった。




 全国民が見つめる配信カメラの前で、彼は無様に床を這いつくばり、私の足元へとすがりついてきた。




「り、リディア! 悪かった! 俺が悪かった! 全部冗談だ、婚約破棄なんて嘘に決まっているだろう!?」


「ほう? 嘘、ですか」


「そうだ! お前がいないと国が滅びる! ローゼンベルク公爵の借金も帳消しにするよう説得してくれ! 今すぐ権限を取り戻して、結界を張り直してくれぇっ!」




 鼻水と涙で顔をぐしゃぐしゃにして命乞いをする元婚約者。




 その滑稽な姿を、私は冷たく見下ろした。




「殿下。今更戻ってきてくれと泣きつかれても、遅いですよ」




 私の静かな声が、静寂に包まれた会場に、そして配信を通して全国へと響き渡る。




「そもそも、私のアカウントは完全に消去されました。復元は不可能です。それに、無能で陰気な女は辺境へ追放されるのでしょう? 素晴らしい聖女様と、どうぞ末永く、この崩壊していく瓦礫の国を治めてくださいませ」


「あ……あぁ……っ!」


「それと、私を追放する手間は省けましたね。私の行き先は、すでに決まっていますから」




 私が視線を向けると、ヴィルヘルムが甘くとろけるような熱い眼差しで微笑み返した。




 彼は私の腰を抱き寄せると、羽毛でも扱うかのように軽々と私を抱き上げた。




「さあ、帰ろうか。私の愛しい女神。貴女の居場所は、私の腕の中にしか用意していない」


「ふふっ。相変わらず重いですね、ヴィルヘルム様」


「貴女が私を救ってくれたあの日から、私の命も財産もすべては貴女のものだ。貴女を不当に扱ったこの国は、私が責任を持って更地にしておこう」




 ヴィルヘルムは、ゴミを見るような目でレオンハルトを一瞥した。




「おい、元王子。せいぜい長生きしろよ。貴様らには、文字通り死ぬまで我が商会の採掘場で強制労働をしてもらうからな。地獄の底で、己の愚かさを呪いながら泥水を啜るがいい」


「いやだっ……! 許してくれ! リディアァァァァッ!!」




 絶叫するレオンハルトの声を背に受けながら、私たちは崩壊しゆく謁見の間を後にした。




 空中に浮かぶ配信画面には、爆発的な勢いでコメントが流れている。




『ざまぁみろクソ王子!!!』


『リディア様万歳! ローゼンベルク公爵万歳!』


『借金漬けの国とか終わったww俺らも公爵領に亡命しようぜ!』


『【今更遅い】←これ今年の流行語大賞確定なwww』




 こうして、国中を巻き込んだ前代未聞の婚約破棄イベントは、幕を閉じたのである。






***




 ——それから数ヶ月後。




 かつての栄華を誇った王都は、ローゼンベルク商会によって完全に差し押さえられ、巨大な魔石採掘場へと姿を変えていた。




 防衛結界が消滅して魔物が溢れかえったため、無能な王族たちはあっさりと玉座を引きずり下ろされたのだ。




「あ、あぁ……石、運ぶ……。レオンハルト様、石……」


「くそっ! なんで俺がこんな目に……! 母上ぇぇぇっ!!」




 土埃の舞うスラム街の最下層。




 かつて聖女と呼ばれた桃色髪の少女は、完全に知能が退行し、薄汚れたボロ布を纏って虚ろな目で石を運んでいる。




 そして、その横でツルハシを振るうのは、かつての第一王子・レオンハルトだ。




「おい、サボるな元王子! 借金はあと五千億ゴールド残ってるぞ!」


「ひぃっ! す、すみません!」




 現場監督の鞭が飛び交う中、周囲の労働者たち——かつて彼を支持していたはずの国民たちは、誰も彼を助けようとはしない。




 それどころか、休憩時間になるたびに、彼らは携帯端末を取り出し、ある動画を大音量でループ再生しては爆笑していた。




『貴様のような陰気で無能な女との婚約は、たった今この瞬間をもって破棄する!』


『今更戻ってきてくれと泣きつかれても、遅いですよ』


『いやだっ……! 許してくれ! リディアァァァァッ!!』


「や、やめろ……! その動画を流すな! 頼むからやめてくれぇぇぇっ!!」




 レオンハルトは耳を塞ぎ、発狂したように泣き叫ぶ。




 しかし、彼を憐れむ者は誰一人としていない。




 彼が犯した傲慢の代償は、永遠にデジタルタトゥーとして残り続け、彼の精神を死ぬまで苛み続けるのだ。




 一方その頃。




 私は隣国の公爵領——ヴィルヘルムの巨大な城の最上階で、今日も彼からの異常なまでの溺愛と過保護な束縛を受けながら、平和で幸福な日々を過ごしている。




「リディア、冷たくないか? 肩を揉もう。それとも、新しいドレスを見ようか?」


「もう、過保護すぎますってば」




 窓の外に広がる豊かな街並みを見下ろしながら、私はくすりと笑った。




 あの無能な王子が今頃どうしているかなど、もう私の知ったことではない。




 【完】

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