重力を知れ
次の日の朝。ユイがヒロのインターホンを押した。
ピンポーン!!
「ヒロ!!このままじゃ遅れるわよ〜」相変わらず、朝が苦手なヒロのためにユイが迎えに来てくれた。
ガチャ
「お‥おはよう‥はぁ〜」ヒロは寝癖をつけてドアを開けた。
それを見兼ねたユイはため息をついて話した。
「あのさ〜朝が苦手なのは知ってるよ。でもさ〜少しは努力して起きようよ!それなら私も迎えに来てよかったと思うけど、こんなにも眠そうにしてたら、だんだんイライラしてくるんだよね。」ユイはイライラしながら話した。
まだヒロは眠そうにしていた。
「コラァ!さっさと着替えて支度して来なさーい!!」
ユイは鬼の形相で怒鳴った。
「は、はい!!!」
ヒロは一気に目が覚め、急いで支度を始めた。
ユイはスマホの時間を確認しながら、イライラして待った。
「全く。何分待たせるのかしら。私だって女なんだから色々準備があるのに、ヒロってばパッとしないんだから。」ユイがブツブツ独り言を言っていると
ガチャ!
「ご、ごめん。お待たせ!」
ヒロは謝り、ボサボサの髪型だが、支度が終わった。
「さぁ行くわよ。罰として今日の帰りゴールドラテ奢りなさいよね。」ユイは人気のコーヒー屋さんが大好きだった。
「うへー勘弁してよ。安いやつでお願いするよ。」
ヒロはがっかりした。
二人とも歩き出し、リンク施設に向かった。
そして数分後クロウさんの元についた。
「おはようございます。ヒロ、ユイ」クロウが爽やかに挨拶をした。
二人とも挨拶し、まだヒロは眠たそうにしていた。
「あれ?なんだかヒロ眠そうだね!もしかして朝弱いんだね。でも今日やる練習はすぐに目がさめると思うよ。」
早速クロウは二人を案内した。
エレベーターに乗り、地下に移動した。
地下につき、降りるとその部屋はすぐそばにあった。
ガラガラ!!
「ここが今日挑戦してもらう関門『重力の滝』だ。やり方は壁に付けられている重力ボタンを調整して、重さを決める。そしたら真ん中に座り念で自分を浮かせる。まずは基本のやり方がこれね。他にも重力下の中1対1で戦ったりもできる。まぁやってみてよ。」説明が終わるとヒロは真ん中に移動し、あぐらをかいて座った。
「準備オッケーです。お願いしまーす。」
ヒロが合図すると重力がオンになった。クロウとユイは部屋の外でカメラ越しに見ていた。
ブーン
ドシーン!!!!
レベル1の重力であったが一瞬でヒロは倒れた。




