動け足
ピキ!ピキ!
「あ、足が動いたぞ!」ヒロは驚いた。全然ビクともしなかった足がピクッと動いたからである。
そこから1時間が経過した。「クソ!クソ!早く治れよ。」ヒロは少し焦っていた。早く足を治し、復帰をしたかったからである。
「ヒロ!それじゃ治らないよ。もっと集中して!念がばらけているよ。まとめて右足に込めるんだ。」
クロウがヒロが焦っていることに気づき、集中するよう促した。
「ふう‥ふう‥やっぱり無理だ。なんか右足に巻きついている感じだ。それが邪魔で、念が上手く運べない。」ヒロは自分の中で戦っているがユイやクロウには伝わらなかった。
いきなり最終関門の石を少し浮かすことができたヒロが全然できないことにクロウは少し違和感を持った。
「何故できないんだ?あれだけ念を持っていれば楽のはずだが、どうして‥まさか、ヒロの念を邪魔をする何かがあるのか。」クロウはヒロの念を邪魔するものを探した。
「どこだ。どこにあるんだ。念の邪魔をするやつは」クロウは念を目に込めて、目に見えないものを探していた。
「あ!あった。これは‥茨か!?」ヒロの右足に茨が巻きついていた。
「ヒロ!君の足に茨が巻きついているぞ!そのせいで念が運べないんだ。私に任せてくれ」クロウはヒロに近づき、右足に指をさした。クロウは念を込め指先から念を発射し、ヒロの右足に向かっていった。念が茨に着くと
ボォォォォ!!!青色の炎がまった。
「何!?この炎は!?」ユイも肉眼で確認することができた。
茨は燃え続き、わずか数分んでヒロに巻きついていた茨は全て燃え尽きた。
「よし!ヒロこれで邪魔をするものはない!念を込めるんだ。」
茨は燃え尽き、ヒロはまた集中して念を込めた。
ピクッ!ピクッ!
ヒロの足は段々感覚を戻っていった。
そして数分後
「戻った。戻ったぞ!足の感覚が!」ヒロは喜ぶとゆっくり立ち始めた。
「うそでしょ!?あんなにビクともしなかったヒロの足が!?」ユイは驚き口を押さえた。
ヒロは立ち上がり、完全に足の感覚を戻した。
「うんうん!全然痛くないし、歩ける。いや走れるぞ!」ヒロは喜び周りを走った。
クロウも喜び拍手をした。
「ヒロ!やったな。もう日が暮れるし、今日はこれで終わりだ。ではまた明日だな」クロウはまた明日来るよう話した。
「あの〜すみません。足も治ったし、念も込めれれるようになったので、もう復帰できると思うんですが‥」ヒロは早く復帰したかったのと、完全に戻った足に自信を持っていたのだ。
「念を使えるようになったからってすぐに邪神を抑え込めるようにはならないよ。あとは戦いの仕方とかも教えるから後1週間はここに来ることになる。まぁ今のペースだったら1週間もいあらないと思うけどね。それじゃまた明日。」
その後ヒロ達はクロウと別れ、近くの駅に向かった。
「念か‥ユイは知ってたか?俺は全然知らなかったから驚いたよ。」念のことについたユイに聞いた。
「念の存在自体は知ってたわ。でも伝説のものと思ってたわ。」ユイがそう話すとヒロは首を傾げた。
「伝説ってどうゆうこと?」
「小さい頃に本で読んだのよ。念を使う部族がいて、確かユオダス族だったような。念を力に込め、リンクしなくてもそれを超えるくらいの技を出すことができるって。」
ユイは本の内容を話した。
「今も存在するのかな〜でも少しあってみたいな。そしたら一人でも戦えるし、ユイも極めれば、俺ら最強になるしね。」ヒロは明るく話した。
「残念だけど無理ね。本の内容で見たけど、力を極めすぎて、力に溺れて犯罪を犯す奴が多かったらしいわ。だから会わないほうがいいし、私も今日少しやってみたけど、念自体個人差があって全然ない人もいるらしいよ。私は全然なかったわ。まぁでもリンクさえできればいいと思うけどね。」ユイは念に嫉妬しているのか、少し怒り気味で話した。
「怒らせてしまって悪いな。まぁ俺も邪神を抑える程度極められればいいや。」
「別に怒ってないわよ!」ユイはムキになっていた。
「はいはいすみませんでした。」ヒロは煽るように謝った。
こんな会話を続けているうちに駅についた。
電車に乗り、寮がある駅に移動した。
駅から出るとユイが話した。
「今日はどうする?私の家泊まる?」ヒロは少し顔を赤くして答えた。
「だからさ〜あまり女の子の家ってのは‥それに、今日は自分の部屋に行きたいな。ずっと開けてたし、掃除がしたいからな。」
ヒロは断ると自分の寮に戻った。
自分の寮に戻り、ドアを開けた。
ガチャ!キーン
「はぁ〜久しぶりだな〜我が寮よ〜ヒロはベットに横たわり天井を見上げた。」
ヒロは部屋には必要最低限の物しか置いてなかったので、あまり力ってはなかった。
「でも今日のクロウさんの念を打ったやつカッコよかったな。こうやって‥」
ヒロは右手を鉄砲のように構え、部屋のテーブルに置いてある水のペットボトル目掛け念を込めた。
「念を込めて狙って‥狙って‥ばーん!!」
ヒロの指から念が放出され、ペットボトルに当たった。
バシャーン!!
ペットボトルは破裂し、水が部屋じゅうに舞い散った。
「はぁ‥調子に乗りすぎたな。もうやめよう。」
後悔するヒロであった。




