生産監理局はてんやわんや(生産監理局視点)その一
●:あれ? 俺らの話と違うのか?
○:その時、生産管理局はどうしてたのか? って話が要ると思ったらしい。
●:誰が?
○:社怪人に決まってるやん。
【僕らの世界樹は戦場だった】
(A,B,C,D=生産管理局「戦闘剪定課」員)
A:第三層南域六十七番枝にて幼虫発見! 焼去!
(ジュボオオオッ! キイッキイッキイッ!)
B:第六層東二十四番枝にて幼虫発見! 焼去!
(ジュボオオオッ! ギャアッギャアッギャアッ!)
C:こっ! こちら第九十九層っ! 四方八方幼虫だらけ! 埋もれる! 埋もれ(ぶつっ!)』
全:だあああああっ! こちら全域統合管制官! 第九十九層を全体切除っ! 爆滅処理っ!
D:ラジャー!
(バキャンボカンボゴオッグオオオッ! ピイイイイイイイイイッ!)
C:あつっ! 熱っ! あちちちちぃっ! 俺ごと燃やすなやこのドアホがあっ!
D:燃える訳無いやろ! 俺らは非破壊設定や!
C:あんなぁ、なんぼ非破壊設定や言うても熱いもんは熱いんやっ!
D:そらまぁそうなんやけど。
C:このモルフィノ蝶の幼虫の発生状況、ちょっとばかし異常過ぎやろ? 通常やったら一層まるごと幼虫の巣なんてありえへんぞっ!
* * *
【生産管理局 品質管理部 部長(以下部)と課長(以下課)の会話】
部:回収した[果実]の解析状況は?
課:現在、五周期前の収穫物まで解析が進んでますが……約二割が感染してました。それも最近収穫された果実ほど感染率が上がっています。
部:……酷いな。以前から管理神無き果実の初期生存成長率は著しく低いと言うのに。
部:現状ではまだ問題はないが、このままだといずれは未成熟の果実ばかりになってしまう。
課:正直、幼虫駆除と遡行調査とだけで生産管理局は手一杯です。感染の原因調査までは手が回りません。
部:だから観測院に調査……いや、観測依頼を出したんじゃないか。
課:あの変人集団に頼まざるを得ないのは解りました。で、今度行われる協議の担当は誰に任せますか?
部:そうだな……お前が行ってみるか? 課長。
課:……え? 私がですか?
部:だいたい交渉事と言うのはほぼ同じ階級の担当者がすることになっている。
部:それで行くと統括の部長より課長が行くべきだと思うよ。
課:……はい、そうです……ねぇ(しっかりこっちに押し付けやがったよこのヤロー)
課:で、ではその件について観測院に連絡してきます。失礼します。
部:うむ。
(課長、退室)
部:ふむ……いずれは観測員に世界樹本体の調査……もとい観測を依頼しなければならんだろう。
部:生産監理局は世界樹の点検整備保守と環境維持に特化している、観測員ほど臨機応変に対応するようには出来てないからな。
(続く)
●:あれ? ここまでで終わりかい?
○:ここで筆が進まなくなったんだと。
●:まさか結末が決まってないって事かい?
○:いや、一応は決まってるけど、そこまで中々物語がつながらないんだと。
●:そうなんだ。




