番外編:むかしばなし
なんで観測員なんて代物がこの世界にあるのか、の後付け設定。
●:平仮名ばっかしだ。心して読め。
○:あ~……目がチカチカするわぁ。
むかしばなし
むかし むかし
ひとびとは
あつまったりけんかしたりわかれたり
あつまったりけんかしたりわかれたり
を くりかえして
だんだんおおきなむらをつくっていきました
それをてんからみていたかみさまはおもいました
『このものたちはみていておもしろい
ちょっとこのものたちにちからをあたえてみよう』と
かみさまは『せかいじゅ』というおおきなきをむらのまんなかにうえ
むらびとたちにいいました
『おまえたちにこのせかいじゅをあずける
この『きのみ』をおまえたちがきちんとせわをするかぎりおまえたちはうえずしなずおとろえずそしてあらたなちからをあたえられるだろう』と
それからしばらくのあいだ
かみさまはむらのようすをみていませんでした
ほかのしごとがいそがしかったんですね
あるひ かみさまはふと
『あのせかいじゅ どうなったかな』とおもいだしむらをみてみると
むらびとたちはせかいじゅはたいせつにしていましたがその『きのみ』はおもちゃにしていました
きのみときのみをくっつけてまぜあわせ『せかいゆうごうだぁ』というもの
ひとつのきのみのなかのいのちをとりだしてほかのきのみにむりやりいれてそのありようをみて『いせかいてんいおつ』というもの
たくさんのきのみをふくのかざりにしていばるもののそれでいてきのみのせわはじぶんのてしたにまかせているもの
ほかにもさまざまなあくぎょうをくりひろげていました
かみさまはおいかりになりました
むらびとたちからせかいじゅをとりあげきのみをとりあげきのみからえたちからをとりあげました
すると むらびとたちはたちまちへなへなにしおれてしまいました
むらびとたちはいいました
『かみさま かみさま わたしたちがわるいことはわかっております
しかし わたしたちにきのみのせわをめいじたまま まったくなにもおっしゃらなかったかみさまにももんだいはないですか』
かみさまはこたえました
『わかった おまえたちはほうちすればすきかってにでたらめやりはじめてどうしようもないそんざいだとりかいした
だからなにもいわずこのままくちさせてやろうともおもったんだが
おまえたちがすでにこの『きのみ』なしではいきていけないようになってしまったせきにんはわたしにもある』
『おまえたちにはあらたなせかいじゅをあたえる
しかし そのかんりはわたしのつかわしたものたちがおこなうことになる
おまえたちにはわたしがゆるすというまで『きのみ』のせわとわたしのつかわしたものたちのてつだいだけをしていきていくことをめいずる』と
そしてそれからなんねんもなんじゅうねんもなんびゃくねんもなんぜんねんもたつというのに
むらびとたちはいまだにつみをゆるされずきょうもせかいじゅのきのみのせわをつづけているのでした
おしまい
●:この話とかけて太平洋にメダカ一匹ととく。
○:そのココロは?
●:すくいようがありません。
○:だよな。
* * *
異界神:あ~……なんか忘れてるような気がするんだが……なんだっけ?
* * *
※『むかしばなし』投稿に伴い、第一部の『補足事項』を改定しました。
書いてるうちに書いてる自分が『そうだったのか~』ってなんやねん?




