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宝物の彼女  作者: 近江 由
真実へ~結末その1~
99/135

危機と鬼気


 何とか三人で王城の門内部近くまで皇国兵を倒して入ってきた。

 だが、未だに人が壁になるように立ちはだかる。


 精鋭3人が戦っていると、後ろからもまた騎士たちがやってきて加勢を始めた。


「…最初からそうしろよ。」

 マルコムは苛立ったように呟いた。


「町を守れって言ったのは俺達だ。」

 サンズはマルコムを宥めるように言った。


「判断したのはあいつ等です。王城の警備も…」

 リランは辛らつだった。


 サンズはリランの言葉が胸に刺さった。

 彼も本来なら王城にいるべき人間だ。


 王城の正面が見えた。


 人が多いが、加勢もあってこのままだと助けに入れる。

 アレックスがどうにか王城内で持ちこたえてくれていることを祈った。


「ひいいいい!!助けてくれー!!」

 表の方から叫び声が聞こえた。



 その声の元を見て、サンズたちと騎士たちは愕然とした。


 王子が数人の侍女を連れて単独で動いている。


「…まさか、もう内部の騎士は…」

 サンズは血が凍る思いをした。


 ガキン

 サンズに皇国兵が斬りかかった。

 それをリランが受け止めた。


「サンズさん!!」

 リランが怒鳴った。


「落ち込むのは後です。」

 マルコムは槍を振り回しながら言った。


「俺が先頭に出ます。」

 マルコムは槍を振り回しながら前に出た。


 彼の重い槍を食らうと、皇国軍は動けなくなるものが多発した。

 その隙にリランが斬りこむ。


 サンズは自分の頬を叩いた。

「うおおおおお!!」

 叫び、自分を鼓舞し、大剣を振った。



 正面の方から見覚えのある金髪の騎士が姿を現した。


「アレックス!!」

 サンズは姿を確認すると安心したのと同時に、力が湧いてきた。


 アレックスは王子を囲む皇国軍に斬りこみ、道を無理やり作って救出に行った。


「あの王子の単独行動かよ…」

 リランは舌打ちしながら呟いた。


 だが、どう見ても無謀な救出だ。


 アレックスは王子を担ぐと同じように道を作り、門のところまで走ってきた。


 複数の皇国軍の者達がいるにもかかわらず、向かって来た。


 アレックスはサンズを見た。


 サンズは思わず大剣を仕舞った。

「二人とも援護を頼む。」

 サンズはマルコムとリランに言った。


 二人は何を言っているのかわからず首を傾げた。


「受け取れええええ!!」

 アレックスが王子を持ち上げ、助走をつけている。


 彼は剣を一心不乱に振り、サンズたちの方を見ていた。


「サンズ!!」

 アレックスは思いっきり王子を皇国兵の隙間の向こうのサンズに投げた。



「ぎゃあああああ!!」

 王子の悲鳴が響いた。


「馬鹿やろー!!」

 サンズは叫び、王子の落下地点を予測し走った。

 リランとマルコムも慌ててそこまでサンズをサポートした。



 ズシャ


 凄まじい音を立てて滑り込んだサンズの上に王子は落ちた。


「…た、助かった。」

 王子は涙目で言った。


「まだだ。」

 サンズは後ろで戦っている騎士を見た。


 彼等は慌ててサンズの元に来た。


「…避難所に。」

 騎士一人がついて王子は王都に走って行った。


 サンズたちが王子を逃がしている間、リランとマルコムが盾になっていた。


「もういいですか?」

「あいつのために盾になるの嫌ですよ。」

 リランとマルコムは嫌そうな顔をしていた。


「ああ。大丈夫だ。」

 サンズは剣を構えた。


 それを見てリランとマルコムはサンズの前を守るのを止めた。



 ガキン

 王城の方からやたらと大きな金属音が聞こえた。


「イシュ様!!」

 皇国軍の方から歓声が上がった。


 サンズたちはまた王城への突入を試みているが、人数が多くやはり阻まれる。


 ただ、何があったのかは見えた。


 皇国の襲撃犯の一人が、アレックスに剣を振り下ろしたようだ。

 それをアレックスが受け止めた音だった。


「今の方法は好ましいな。」

 イシュはアレックスを見て楽しそうに笑っていた。


「俺はお前が好ましくない。」

 アレックスは受け止めた剣を重そうに払うとイシュを睨んだ。


 イシュは笑い出した。


「はははははは。」

 イシュは剣をアレックスに構えた。


 アレックスは変わらずイシュに剣を構えていた。


「わかったぞ。お前が帝国騎士団のアキレス腱だったんだな。」

 イシュは感心したようにアレックスに頷きながら言った。


「…そんなんじゃねえよ。」

 アレックスは剣を立てに構えた。


 ザッ


 ガキン


 イシュがアレックスに斬りかかり、それをアレックスが止めた。


 ヒュン


 ドス

 ドス

 アレックスの隙をついて皇国兵が弓を放ち、それがアレックスの右肩と背中に刺さった。

 だが、それでもアレックスは体勢を崩さなかった。


「あの野郎!!」

 マルコムは弓を構えている皇国兵をすさまじい勢いで向かって行き、槍で突き刺した。

 そして、むごいほどの勢いで突き刺さったまま持ち上げ門の中に投げた。


 サンズもマルコムと同じように前に出ようとした。


「正面勝負で大将を叩きのめすほど、士気を下げる方法はない。」

 イシュはアレックスを見て不敵に笑った。


 アレックスは鼻で笑った。

 背中に刺さった矢を引き抜き、肩に刺さった矢も引き抜いた。


「弱っちい矢だ。」

 アレックスは剣をイシュに向けた。


「ちっとも効かねーよ。」

 アレックスは片頬を吊り上げてイシュに笑った。


「…いい面構えだ。」

 イシュはアレックスに大剣を向けた。


 イシュは足をすっと静かに運んだ。


 ヒュン

 と体格に合わない素早さでアレックスの元に迫った。

 剣を振り上げた。

 アレックスも剣を横に構えた。


 ガキン


 イシュの振り下ろす大剣と、横に斬り付けるアレックスの剣がぶつかった。


 弾かれ、体勢を崩したのはアレックスだ。

 だが、素早く屈んで転がり、イシュから距離を取った。


 ザッザッザ

 アレックスのいた場所に矢が数本刺さった。

 どうやら矢を考慮した躱し方をしたようだ。


 サンズの横のマルコムが舌打ちをして、また皇国兵を惨い倒し方をした。


 リランもこの状況には歯を食いしばり、顔を歪めていた。


 人の壁は厚い。

 届きそうで届かない王城内部に、サンズもマルコムもリランも苛立っていた。

 ましてや、大量の敵に囲まれた状態で戦いに挑む仲間を見ているのは、とても腹立たしい。

 やはり、三人では少ない。




 

 ポチは必死に王都まで走っている。


 もうすでに馬車は見失ってしまっている。

 どんどんミラが遠ざかる気がして気でなくなってきた。


「大丈夫だ。…皇国の国境付近は警戒させている。あんなに大人数が通ったならわかる。どこかに匿っている可能性が高い。」

 ジンはライガを落ち着かせるように言った。


「…そうですよね…団長。」


「そうだ。」


「団長」


「何だ?」


「父さんは…どこに行ったんですか…?」

 ライガは恐る恐る訊いた。


「…知らない。が、彼は帝国を憎んでいる。」

 ジンはやはり少し申し訳なさそうだった。


「…父さんがいなくなって、直ぐに母さんも死んで…、せめて母さんには…」

 ライガは呟いた。


「…お前の母親はいつ亡くなった?」

 ジンは何か気になったようだ。


「え?…父さんが消えて…俺が騎士団に入って…直ぐに…」


「何で死んだ?」

 ジンは声を潜めて訊いた。


「何でって…心労と…俺達は市民階級だから簡単に医者にかかれないから詳しくは…」


「…ライガ。王都に行って、王を締め上げるぞ。」

 ジンはライガの背中を叩いた。


「…団長。まさか…」


「可能性だが、もし、その可能性が正しければ…」

 ジンは呟いた後鼻で笑った。


「ポチ。頼むぞ。」

 ライガはポチの速度を上げるように手綱を握った。


 ふと、どこかでのろしが上がっているように見えた。


「団長。見てもらっていいですか?…狼煙が…」

 ライガは前方に見える狼煙のようなものを指した。


 だが、少しおかしい。


 遠近法だと言っても、広範囲過ぎる。


「狼煙じゃない。団長。あれ…」


「王都だ。」

 ジンも見たようで、声が強張っていた。


「…あんなに煙が上がるなんて、おかしい。」


「馬で突入するぞ。」

 ジンは乗っているポチの腰を軽く叩いた。


「頼む…ポチ。」

 ライガもポチの背を軽く撫でた。





 

 正面に立っている相手は、命がけの戦いをするなら勝てないかもしれない相手だ。

 かなり強い。

 自分以上に力があることも分かっている。

 振り回す大剣は厄介だ。

 しかも彼は素早い。


 そのうえ、油断したら矢で射られる。

 アレックスは極力止まらず、誤射を誘うように目の前の敵、イシュの前を動いた。


 ただ、矢を気にすると死ぬ。


 ガキン

 アレックスは何度目になるか分からないイシュの攻撃を止めた。


「逃げるだけでは、勝てん。お前の仲間…まだ遠いだろ?」

 イシュはアレックスに不敵に笑った。


 勝てると踏んでいるようだ。


 余裕をもって彼は剣を再び振り上げた。


 ガン

 地面に大剣がぶつかった。


 イシュの剣撃を避け、アレックスは足を組み替え、体勢を変えた。

 攻撃に転じてイシュを斬りつけた。


 ザシュ


 手ごたえはあったが、イシュの左肩を掠っただけだった。


「油断しすぎたか…」

 イシュもアレックスと同じように足を組み替え、体勢を変えた。



 イシュが攻撃態勢を作ったため、アレックスも警戒しようとした。


 ドス


 矢が飛んで来てアレックスの右腕に刺さった。

 いや、左肩に飛んできた矢を、アレックスは咄嗟に右手で庇ったのだ。


 本来左利きのアレックスの癖は、20年以上たっても抜けない。

 普段気を付けても咄嗟には昔に戻る。


 アレックスは呻いた。

 剣を使える幅が狭くなった。


「お前、あほか?」

 イシュは愉快そうにアレックスに笑った。

 そして、彼にめがけて大剣を振り下ろした。


 ガキン

 同じようにアレックスは受け止めた。

 だが、ケガをした右肩は力が入らない。

 今も矢が刺さっている。


 ガギッ


 体勢を崩しながら何とか弾いたが、どうやらイシュの予想通りだったようだ。


 ゴキン


 崩れたところの横腹を斬りつけられた。


 ただ、殴るような攻撃であり、鎧を身に着けてるアレックスの体が切れることは無かった。


 しかし、衝撃は凄まじいものだ。


 横に飛び衝撃を殺そうとして着地したが、息がつまったようで呼吸ができなかった。


 体勢と息を整えようとした。


「…う…」

 口の中に血の味が広がり、胃液がこみ上げてきた。

 あまりの衝撃に、胃の内容物が血を含んでこみ上げた。

 だが、それを必死に飲み込んだ。


 ヒュン

 動きの止まったアレックスを狙い、また矢が飛んできた。


 ガキン

 ガキン

 二本ほど弾いた。

 だが、それと同じくらい、背後から刺さった。


 ここで、痛みに呻くわけにもいかない。

 慌てて体勢を立て直した。


 その考え通り、アレックスのいた場所にイシュの大剣が降りてきた。


 ドゴン


 凄まじい衝撃音が立てて、地面にめり込んだ。


「苦しいだろ?」

 イシュは気を遣うような口調でアレックスを煽った。


「見てわかるだろ。」

 アレックスは血を吐きながら答えた。


 王都に漂う火や死体の匂い、そして口の中に広がる血の味、背後にあるような死の気配。


「昔を思い出す。」

 アレックスは、20年近く前の戦場を思い出した。


 ガキン

 イシュが斬りこんできたのをアレックスは受け止めた。


「…ほお?やるな。」

 イシュはアレックスが受け止めたことに感心していた。


 更に言うなら、イシュの剣撃に素早く反応し体勢を崩されないように作ってから攻撃を流そうとした様子を見てだ。


「精鋭舐めるな…」

 アレックスは口の中に湧きあがった血を飲み込みながら言った。


 戦場のデジャブが、アレックスの感覚を冴えわたらせ、興奮状態にしていた。

 痛みに勝る恐怖と昂り。


「…それと、義務感だな。」

 アレックスは思い浮かんだことに付け食わるように呟いた。




ライガ:

主人公。帝国騎士団の精鋭部隊に所属する。小さいころからミラを守る立場にいた。短い栗色の髪をした茶色の目をした青年。ミラと深く愛し合っており、彼女が絡むことには若干頭に血が上りやすい。ミラと逃げる。彼女に求婚し晴れて結ばれる。父が前騎士団団長で行方不明。マルコムとの戦いで重傷を負う。


ミラ:

ヒロイン。「お宝様」と呼ばれ、鑑目を持つ少女。真っ黒な髪と真っ黒な目をしている。王子に嫁ぐことが決まっていた。ライガと深く愛し合っており、彼と逃げる。晴れてライガと結ばれる。


ジン:

帝国騎士団団長。歴代最強と言われた前騎士団団長であるライガの父を決闘で破り、最年少で団長に就く。栗色の長い髪を束ねており、瞳の色は顔にかかる包帯のせいで分からないが、色が白く線の細い輪郭をしている。剣の腕はまさに帝国一と言われるほどである。母親は王族に嫁いだお宝様であり、表面上は王族の人間。その実、父は前団長であり、ライガの兄にあたる。副団長のヒロキに精神的に依存していた。


マルコム(マルコム・トリ・デ・ブロック):

精鋭部隊の一員。瞳も髪も茶色で中性的で幼い顔立ち。オールバックの髪型で、優し気な顔立ちをしている。ライガとの戦いで右頬から右耳にかけて残る傷を負った。国境の貴族ブロック伯爵の息子。槍使いで、顔からは想像し難いほど筋肉質で高い身体能力を持っており誇っている。力主義が強く、弱い者を尊重しない面が強い。尊敬していたライガの裏切りに激怒していたが、騎士として彼に戦いを挑み彼に敗れたことや、自分の父が騒動の黒幕に加担していると考えたことから、騎士を辞めることを決める。


アレックス

精鋭部隊の一員。ライガの先輩。ジンの代理で全体の指揮を任され、新団長として指名される。長い金髪と緑色の瞳で顔立ちがはっきりしている。普段の生活態度とは違い、堅実で手堅い戦い方をする。その実元は左利きであり、かつては天才とまで言われていたが、ケガで右で使わざる得なくなった。また、派手な様子からは察せられないほどの苦労人。サンズ同様に戦場経験者。自分よりも若い隊員の死や、それによって追い詰められている仲間達を見て心を痛めている。頑なに帝国騎士団としての行動にこだわる。


サンズ(サンズ・デ・フロレンス):

精鋭部隊の一員。ライガの先輩。硬そうな短い黒髪をして目も黒く、彫が深くて眉が太く骨骨しい輪郭をしている。見た目通り力が強く、騎士団一の怪力を誇る。王都の貴族で父が公爵だが階級意識が無い騎士団を好む。文学青年でロマンチスト。先輩のアレックスは親友であると同時に命の恩人であり尊敬している。精鋭では数少ない戦場経験者。仲間の死で精神的に参っているのに加え、自分が面倒を見ていたアランの死で本格的に心を病むが、王城と王都の襲撃や母の言葉で騎士団として動き出す。


リラン:

精鋭部隊の一員。ライガの後輩。アランと双子。長い赤毛をポニーテールにして全部束ねている。瞳の色は茶色で髪を留めている紐の色は赤。アランと二人で「赤蠅あかばえ」と呼ばれるほど戦いにくいと騎士団内で有名。双子の弟アランの死に精神的に崩壊し始め、マルコムと共に騎士団とは別に動く。兄。


チャーリー:

フロレンス家の執事。精鋭部隊に協力的。


アシ:

隣国の皇国の者。黒髪と褐色の肌、グレーの目をしている。大きい目と大きい鼻が特徴的な顔の造りをしている。小刀を使う。ライガの逃亡に協力的だが、真意が測れず怪しい。ヒロキに剣で追い詰められたことや、彼の剣技に魅せられ囚われている。


イシュ(イシュ・ガイン第二将軍):

隣国の皇国の者。黒髪と褐色の肌、グレーの目をしている。彫が深く、目が細く鋭い。弓を使う。ライガとマルコムの潰し合いを望み、隙を見てミラを奪おうと画策したが、バレて二人に返り討ちにされ重傷を負う。皇国二番目の軍人、将軍らしく腕が立ち、兵からの尊敬を集めている様子。


シューラ:

隣国の皇国の者。白い髪と赤い目をしている。牙のような八重歯が特徴的。長い刀を使う。襲撃時にマルコムの攻撃を真に受け、ケガをしたことにプライドが傷ついた様子。


モニエル・デ・ブロック(ブロック伯爵)

皇国との国境を統治する地方貴族。皇国の事情に詳しい。マルコムの父親。三人の息子がいたが、マルコム以外を亡くす。彼を跡取りにするため、アレックスに交渉するなど動いていた。皇国の襲撃犯などと接触をしており、黒幕に近い人物。


レイ・タイナー:

元帝国騎士団団長。ライガとジンの父。ジンとの決闘に敗れ団長を退いたが、歴代最強と言われるほどの剣士だった。団長時代は敵国である皇国の大臣と交流を持つなど帝国の命令から反する行動をしていた。最愛だったジンの母の死の真相を聞いて王族を殺害するなど、精神的に崩壊する。現在行方不明。



ヒロキ:

帝国騎士団副団長。精鋭部隊の副隊長でもある。長い濃い茶色の髪で切れ長の目をしている。女性顔負けの端麗な容姿故に飾り物と陰口を言われることが多い。ジンとは付き合いが長い。流れるような剣術で他の騎士に比べて非力だが、目の良さと器用さがあり、確かな実力を持っている。皇国の元大臣の息子。一族の失脚の際、ジンとライガの父に命を助けられた。アシたちの襲撃を受けて死亡。ジンに看取られる。


ミヤビ:

精鋭部隊の一員。隊の紅一点。赤みがかかった金髪で、目はグレーで中々の美人。厚みのある唇がチャームポイント。剣の腕は他の精鋭に比べると劣るが、弓の名手。ライガに片思いをしていた。ライガの裏切りに激怒し、非常に荒れ、暴走していた。ミラを襲ったことをライガに憎まれ、それに耐えられず自死する。


アラン:

精鋭部隊の一員。ライガの後輩。リランと双子。長い赤毛をポニーテールにして全部束ねている。瞳の色は茶色で髪を留めている紐の色は黒。リランと二人で「赤蠅あかばえ」と呼ばれるほど戦いにくいと騎士団内で有名。ヒロキが襲撃を受けたことを自分のせいだと責めていた。弟。リランと間違われ捕らえられ、その際に黒幕たちの会話を聞き、それが見つかり襲撃され死亡。サンズに看取られる。


キョウ:

鑑目の一族の族長。ライガたちを匿ってくれていた。ジンの祖父。一族の者によって殺害される。ジンに看取られる。



コマチ:

ヒロキの母でヒロキそっくり。皇国前大臣の妻。傾国の美女と言われるほどの美貌を持っていた。ヒロキが見ているところで首を刎ねられ死亡する。現在も皇国の支配層に影響力があるらしい。


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