第5話 初めての海38
イヴやミルクとその仲間達が、
オーティスのたんじょう日の準備をしていると
とつぜんのトラブルにみまわれて……
対象:小学校四年生位~
読み聞かせやいやされたい人にもおすすめ☆
「ごめんなさい。
みんなですごす、
とても楽しい
パーティーだから。
もっと素敵になれば
いいと思って、
思わずそう
言ってしまったの。
本当に、
ぼくはなんて
バカなんだろう」
ポチはしょんぼりと、
うなだれました。
「そんなことはないよ、
ポチ。
君はいつも、
みんなのことを
考えてくれている、
ただそれだけのことなのだ」
ダイがやさしく言いました。
そこへ、イヴがデザートを
配りにやって来ました。
デザートは海みたいに
青いゼリーで、
丸い花びらのような形の
貝がらをお皿にしていました。
「あ、これはぼくが、
昼間にはまで拾って
来た貝がらですね」
オクはすっかり
うれしくなって指差すと、
みんなに言いました。
ところで、
オーティスのペットに
なったサワガニの親子ですが、
パーティーの始めのころは、
新しい家が気に入らず、
箱の中でふきげんに
していました。
しかし、どんどん
持って来られるごちそうの
数々を目の前にすると、
ハサミをパチパチと
ならして喜びだしました。
それからはただ一心に、
ごちそうを食べては、
オーティスとオクに、
せわしなく次の料理を
さいそくするのでした。
オーティスとオクに
デザートをわたしたイヴが、
ちらりとカニの箱に
目をやりました。
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次回の掲載は2026年5月11日です。
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